スパイク・チュンソフトより2021年7月15日に発売されるPS5、Xbox Series X/S向けFPSゲーム『メトロ エクソダス』。

 もともと、日本では2019年2月にPS4とXbox One用ソフトとしてリリースされていたが、今回PS5とXbox Series X/S向けに発売されるにあたり、4K画質での60fpsや、光源技術“レイトレーシング”、さらにPS5版はデュアルセンスコントローラの“アダプティブトリガー”機能にも対応し、ゲーム体験や映像美がよりパワーアップされている。

 本記事では、本作の概要と、動画レビューをお届けする。動画は4K・60fpsで収録しているので、ぜひ本作の美しい世界を堪能してほしい。

商品ラインアップ

PS5版の商品ラインアップ

※『エキスパンションパス』は、『2人の大佐』と『サムの物語』が両方入ったもの。単体でふたつ買うよりも安い。

 パッケージ版の『メトロ エクソダス コンプリートエディション』と、ダウンロード版の『メトロ エクソダス ゴールドエディション』は、『メトロ エクソダス』のソフトとDLC『2人の大佐』、『サムの物語』が入っている。DLCも含めて購入したい人は、単品よりもこちらを選ぶのがお得だ。
 
 なお、『コンプリートエディション』と『ゴールドエディション』の違いとして、『ゴールドエディション』には、PS5用テーマやサントラがついてくる。

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Xbox Series X|S版の商品ラインアップ

  • ダウンロード版『メトロ エクソダス ゴールドエディション』(4840円[税込])
  • ダウンロード版『メトロ エクソダス』(3520円[税込])
  • DLC『エキスパンションパス』(1540円[税込])(※)
  • DLC『2人の大佐』(880円[税込])
  • DLC『サムの物語』(880円[税込])

※『エキスパンションパス』は、『2人の大佐』と『サムの物語』が両方入ったもの。単体で買うよりも安い。

 ダウンロード版の『メトロ エクソダス ゴールドエディション』は、『メトロ エクソダス』のソフトとDLC『2人の大佐』、『サムの物語』が入っている。DLCも含めて購入したい人は、単品よりもこちらを選ぶのがお得だ。

PS4&Xbox oneからのアップグレードについて

 PS4版を所持している人は100円[税込]で、Xbox One版を所持している人は無償で、それぞれの新世代機版にアップグレード可能。PS4でDLCを購入済みの人は、本編同様に各100円[税込]でアップグレードできる。

 DLCは単体でも販売されるので、本編のみプレイした人も、この機会にDLCに挑戦するのもありだ。

『メトロ エクソダス』とは

ゲーム概要

 『メトロ』シリーズは、ドミトリー・グルホフスキー氏による小説『メトロ 2033』を原作としたゲーム。『メトロ エクソダス』を含めて3作が発売されている。ゲーム内の時系列と発売順は同じで、順番に並べると『メトロ 2033』、『メトロ ラストライト』、『メトロ エクソダス』となる。

 物語も続いており、ざっくりと説明すると、核戦争によって地下での生活を余儀なくされた人類のひとりである青年アルチョムとその仲間たちが、地上での生活を取り戻すために戦う……というもの。『メトロ』というタイトルの通り、前2作では地下鉄の駅に暮らしていた人々を中心に、地下での戦いが描かれた。

 ところが本作『メトロ エクソダス』ではそれが一転。とある出来事により地上に生存者がいると信じるアルチョムは、仲間とともに蒸気機関車“オーロラ号”を操り、ロシア全土を旅する……という、地上メインのシナリオとなっている。

 前2作とストーリー的なつながりはあるが、未体験でも楽しめるようになっているので、そこは安心してほしい。もし前2作を遊びたい人は、『メトロ リダックス』という2作がセットになったものがPS4とXbox One、Nintendo Switchで販売されているので、そちらを手に取るといいだろう(Nintendo Switch版は3gooより発売)。

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箱庭探索型シューターへの変化

 『メトロ エクソダス』では、オーロラ号の目的地ごとに相応の大きさの箱庭が用意され、そこを自由に歩き回りながら目的の達成を目指す。ここが前2作との大きな違いだ。

 ロシアらしい雪原や、暑さでうだるような砂漠など、風景はステージごとに特色があり、そこを徘徊するクリーチャーたちももちろん異なる。プレイヤーは箱庭を巡り、銃の弾やパーツなどを探して主人公のアルチョムを強化し、人間やクリーチャーと戦っていくことになる。

 ゲームの難易度は選ぶことができるので、難しいと感じる人は難度を下げたり、あるいは銃で狙いをつける際に補正がかかる“エイムアシスト”の機能を活用するといいだろう。

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銃器のカスタマイズとメンテナンス

 アルチョムが手にする銃のカスタマイズも、『メトロ』シリーズの魅力。たとえば消音性に優れるサプレッサーを付けて銃声を消し、ステルスキルをしやすくするなど、プレイヤーの戦いかたに合わせて改造できる。

 また、『メトロ』はリアル志向のゲームなので、メンテナンスしないと銃が壊れてしまう。使いすぎには注意しよう。弾薬も湯水のように手に入るわけではないので、トリガーハッピー状態にならないように気をつけねばならない。

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新世代機版ならではの美しさ

 プレイステーション5とXbox Series X|S用タイトルとして復活した本作では、4K画質と秒間60fpsを実現(※)。光の反射などをリアルに再現する映像技術“レイトレーシング”も搭載し、グラフィック表現がさらに進化している。

※Xbox Series Sは1080pでの動作となる。

 また、プレイステーション5版はアダプティブトリガー機能に対応しており、火器の引き金であるR2ボタンを押す際に、リアルな抵抗を感じ取れるようになっている点にも注目だ。

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