エレクトロニック・アーツが、同社のサッカーゲームシリーズ最新作『FIFA 22』を発表。プラットフォームはプレイステーション5/Xbox Series X|S/PC/プレイステーション4/Xbox Oneで2021年10月1日発売予定。

 なお海外でGoogleが提供中のクラウドゲームサービスStadiaでも配信されるほか、Nintendo Switchでも“レガシーエディション”という独自のバージョンが発売予定となっている。

 今作での新機能として大々的にフィーチャーされているのは、PS5/XSX|S/Stadia版のみで対応するという“ハイパーモーション”なる技術。

 これは、Xsens社製のキャプチャー用スーツを着た選手22人でプレイした試合をまるごとキャプチャーし、機械学習で解析したデータを利用することで、よりスムーズかつバリエーション豊かなモーションでプレイできるというもの。クロスボールなどに対する競り合いも反応がよくなるほか、攻守のAIも強化しているという。

 公開された動画では、本作のカバーアスリートであるキリアン・エンバペをはじめ、アンバサダー選手に選ばれているダビド・アラバ、クリスチャン・プリシッチ、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ソン・フンミンらが収録用のスーツを着て試合を行っている様子が見られる。

 公式サイトではそれ以外の強化部分についても少し触れられており、箇条書きでまとめると以下のような感じ。

  • ゴールキーパーシステムの刷新
    • より頼もしく、賢い判断をするように。異なるスタイルによるポジショニングの個性も反映される
  • ボールの物理を新たなレベルに
    • ボールに関する物理演算のパラメーターをチューニングし、トラップやドリブル、シュート、パスなどがよりリアルに
  • 爆発的なスプリント
    • ドリブル時やディフェンス時の加速がよりコントロール可能になり、ディフェンスをひきつけつつ一気にフルスピードで抜き去るような仕掛けができる
  • 新たなオフェンス戦術
    • 自陣と敵陣でのプレイスタイルを設定でき、自陣でキープしてから敵陣で一気に早い仕掛けで攻め込むといった設定もできるようになる

 そのほか、キャリアモードやストリートサッカーのVOLTAモード、往年の名選手をフィーチャーする新カード“FUTヒーロー”(同リーグの選手との間で緑のリンクが発生する)が登場するFIFA 22 ULTIMATE TEAM(FUT)モード、プロクラブモードなどでも新要素や強化要素があり、それぞれ詳細を別途公開予定としている。