Blizzard Entertainmentが開発中のアクションRPGシリーズ最新作『ディアブロIV』で、恒例の四半期アップデートとして新情報が公開された。今回は自キャラおよび敵キャラのビジュアルまわりの方向性が、サンプル映像なども多めに披露されている。

 キーとなっているのは、本作では従来のシリーズ作品と異なり、カットシーンがゲームエンジンによってリアルタイムに描写されること。実は今年2月に公開された“ローグ”の発表動画なども開発中のゲームエンジンで描画したものになっているという。

 つまりキャラクターのビジュアルまわりのシステムが、今回はBlizzardクオリティの超絶美麗なシネマティックカットシーンに耐えうるものでなくてはいけないということ。キャラの装備やその他のビジュアルカスタマイズもカットシーンに反映されるので、どアップにしてもカラーバリエーションの違いなどがリアルかつ自然に反映されなくてはならない。

 それだけではない。プレイのメインである探索と戦闘は依然として見下ろし型のクウォータービュー視点で描写されるので、そちらでの見た目のわかりやすさなどとも両立していなくてはならないのだ。公開されている公式ブログでは、そうするにあたってどういった点に配慮して設計しているかが明かされている。

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外見カスタマイズによる違い。ベースとなる顔タイプを選んで、カラーリングを変えたり装飾品を足したりできる。

モンスターの例なども注目

 またサンプルとして一部モンスターのビジュアルが明かされているのも今回のポイント。血の魔法で範囲ダメージの爆発を引き起こす“ブラッド・ビショップ”や、スケルトンを召喚したり骨の壁で進路を妨害してきたりするという“スケルトン・ロード”、死体に取り付いており子蜘蛛を生み出す“スパイダーホスト”、飛びながら遠距離魔法を放ってくる“サキュバス”など、それぞれの特性もそれとなく明かされている。