マイクロソフトが有料サービスのXbox Game Pass Ultimateメンバー向けに提供しているクラウドゲームサービス“Xbox Cloud Gaming”が、すでにAndroid向けにオープンβ提供を行っている海外22カ国で正式にiOSデバイスとWindows 10でのプレイに対応した。

 iOSとWindows 10向けのサービスは、これまでクローズドβテストが行われており、今回サービス提供国のすべてのXbox Game Pass Ultimateメンバーに開放された形。日本ではまだXbox Cloud Gaming自体のオープンβ提供が開始されていないが(年内サービス予定)、記者はアメリカでXbox Game Pass Ultimateを契約しているため早速試してみた。

 両プラットフォームでのサービスは、専用アプリからクラウドゲーム版を直接起動できるAndroid版と異なり、Webブラウザーを通じてアクセスする方式を採用している(※PC版はアプリからのプレイも今後可能になる予定)。

 具体的には、Safari(iOS)やGoogle ChromeやEdge(どちらもWindows 10)などから“Xbox.com/play”にアクセスし、マイクロソフトアカウントにログインするとライブラリーに入ることができ、各ゲームを起動できるという形だ。

Xbox cloud gaming
iPad Miniで開いてみるとこんな感じ。ライブラリーに直でアクセスできるよう、ホームスクリーンにクラウドゲーム用のページを追加することを勧められる。

 ともあれ、ライブラリーに入ってしまえばあとはAndroid版のサービスと同様、十分な回線速度とBluetooth接続のゲームコントローラー(※)があればオーケー。インターネット回線を通じて対応タイトルをプレイできる(※一部タイトルは画面上にオーバーレイされるバーチャルコントローラーを通じたタッチ操作でのプレイもできる)。

 ちなみにコントローラーはマイクロソフト製のものだけでなく、DualShock 4コントローラーなども使用可能となっていて、実は公式のプロモ映像にも使われている。

Xbox cloud gaming
こちらはWindows 10マシンから。日本向けのページ(https://www.xbox.com/ja-jp/play)からサインインしてみると、ガイド用の文言などが既に日本語化されていた。

 なお今回のアップデートに際して、ゲームを実行するクラウド側のハードウェアがカスタム版のXbox Series Xにアップグレードされたとのこと。