皆さんこんにちは、リプ斉トンです。好きなキャラクターはカイ=キスクです。

 ついに、当方が待ちに待ったアークシステムワークスの人気対戦格闘ゲームシリーズの最新作『ギルティギア ストライヴ』がリリースとなります!(対応プラットフォーム:PS5、PS4、PC)

『ギルティギア ストライヴ』プレイレビュー。新たな可能性に満ちあふれた意欲作!

 本作は2021年6月11日発売のゲームなのですが、通常版のほかに発売されている『デラックスエディション』か『アルティメットエディション』を購入すると、なんと2021年6月8日からプレイ可能になるんですね。

 そのため、おそらくこの記事が掲載されているころには、ネットワーク対戦に勤しんでいるころだと思います。

 この記事では、そんな『ギルティギア』のファンである筆者が、『ストライヴ』の遊び心地や魅力につい語らせていただきたいと思います。

 記事を読んで、本作がプレイしたくなったという人は、ぜひ『デラックスエディション』か『アルティメットエディション』を購入して、いますぐゲームをプレイしてみてください!

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ヘヴィな方向性へと進化したシリーズ最新作

 さて、改めて本作をご紹介したいと思います!

 本作は、アークシステムワークスが手掛ける20年以上にもわたる歴史を持つ対戦格闘ゲームシリーズの最新作です。

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 スタイリッシュで魅力溢れるキャラクターたちが、ハイスピードなバトルを展開するのが特徴でしたが、じつは本作ではゲーム性がまったく異なる方向性へと進化したんです。

 これまでの『ギルティギア』シリーズは、ハイスピードな牽制合戦や、高度なテクニックを要する高火力コンボの応酬が見どころのひとつとなっていました。

 しかし、往年の『ギルティギア』ファンが本作をプレイすると、その変わりように最初は驚くこと間違いなしだと思います。

 具体的にどんなところが変わったのか。

 細かい仕様の説明は割愛しますが、「20年経ってけっこう落ち着いたね」というのが、最初に感じた私の印象です。

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 まず、だいたいのキャラクターは、パンチやキックの小技からスラッシュやハイスラッシュといった高威力の通常技に攻撃がつながらなくなっています。

 小技を出してヒットしたらそこからコンボにつなげるといったことがまずできないので、小技をばらまく機会は減ったのかなという印象です。

 ただ、小技は攻撃の発生が早く、方向キーとボタンの同時押しで出す“特殊技”や“足払い”につながったりする利点もあるので、そこから短いコンボにつなげたり、ダウンを奪ったりできます。メリットがなくなったわけではありません。

 さらに、どのキャラクターも、単発のダメージがかなり高めに設定されているのも特筆すべき点です。とくに、ポチョムキンの代名詞的必殺技、ポチョムキンバスターの威力はこれ!

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 すごすぎィ!

 というように、全体的にダメージが高めに設定されているので、通常技を単発でヒットさせるだけでも、けっこうなダメージが与えられるようになりました。

 これまでは高威力のコンボを叩き込まないと大ダメージが与えられないゲーム性でしたが、本作では基本的なコンボですらかなり強力に! “コンボを覚えないとスタートラインに立てない”といった格闘ゲームならではの問題点、いわゆる敷居の高さが、少し解消された気がしております。

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 しかし、『ギルティギア』の魅力であった、コンボの爽快感がなくなってしまったのかといえば、そんなことはありません。本作では、壁際で攻撃を食らって吹っ飛ぶと、壁に激突するシステムが追加されました。この激突中は一定時間無防備となってしまうため、相手のさらなる攻撃を食らってしまうことなります。

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 さらに、ステージ端に追い込まれた状態で一定の攻撃を食らうと、壁が壊れて吹き飛ばされステージが変化する“ウォールブレイク”が発生!

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 ウォールブレイクさせたほうのプレイヤーは、ゲージの上昇速度がアップするといったお得な効果があるため、できるならガンガン狙っていきたいところです。

 画面中央では牽制でチクチクとダメージを与え、隙を見つけて相手を画面端に運び、怒涛のコンボを叩き込むのが、本作のセオリーとなりそう(ならなかったらごめん)。

 画面中央でのコンボの自由度こそ(いまのところ)いったん鳴りを潜めましたが、ウォールブレイクのおかげで、画面端のコンボの自由度はこれまでのシリーズにもなかったほど高まりました。対戦格闘ゲームが持つ、コンボの爽快感は本作にもきちんと内包されているのでご安心を。

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 また、超精巧に作られている3Dキャラクターグラフィックによる迫力の演出も、見どころですね。グラフィックのクオリティーは、『ギルティギア イグザード』シリーズからさらにアップ。ゲージを消費してくり出す覚醒必殺技使用時のカットインでは、「ここまでやるのか!?」と思うほど表情が動きまくります。

 やって楽しいだけでなく、観て楽しいのも、本作のポイントなんじゃないでしょうか。

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ファンなら必見! ストーリーモードはどんな展開に!?

 さまざまな魅力を秘めた『ギルティギア ストライヴ』ですが、キャラクターのグラフィックも見どころのひとつです。さきほども申し上げた、アニメ作品の映像と見間違うほどに精巧に作られた3Dグラフィックは、世界最高峰の技術力だと言っても、過言ではないでしょう。アークシステムワークスの技術力は世界一!

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 そんな『ギルティギア』シリーズは、対戦部分以外にも、ストーリーという大きな見どころがあります。

 『イグザード』シリーズからは、全編フルアニメーション・フルボイスで展開するストーリーモードが話題となりましたが、本作でも、もちろんそれを楽しむことができます。

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 さて、じつは『ギルティギア』の物語は、前作『ギルティギア イグザード レベレーター』で、いったん解決を迎えたことを、皆さんご存知でしょうか?

 過去にはシリーズをプレイしていたけど、『イグザード』シリーズをプレイしていない往年のファンの中には、「えっそうなの!?」と思う人もいるかと思います。

 そんなあなた! いますぐアークシステムワークスのYouTubeチャンネルに行って、過去のストーリーを見てきてください!

arcsystemworks YouTubeチャンネル

 『ギルティギア』のストーリーは、多くの謎を秘めた奥深いものになっていて、これまでに少しずつその謎が明らかになっていきました。そして、『ギルティギア イグザード レベレーター』では、本作の根幹を担う謎が明らかに! ひとりのファンとして、そのシーンを観たときは、かなり興奮したのを覚えています。

 そして、前作のストーリーを最後まで観たとき、「ああ、ソルの物語はやっと終わったんだな」と思ったものでしたが、ところがどっこい、まだ終わっていなくて!?

 本作では、前作のその後、全プレイヤー必見の新たなストーリーが展開するのです。こんなの観るしかないでしょ!!

 もちろん、シナリオは、本作からシリーズに入った人でも楽しめる内容になっているのでご安心を。“今季(どの季だ)覇権”と名高いアニメーションを、ぜひご覧あれ。

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 ちなみに、本作のストーリーモードはアクションパートが存在しないので、観ているだけでエンディングまで到達できます。ゲームに不慣れな人でも最後まで観られるのが特徴です。

まとめ 初心者ウェルカムな心意気

 プレイレビューと言いながら、半分(以上か?)は筆者の『ギルティギア』愛を語っていた気がしますが、ご容赦ください。

 筆者は、『ギルティギア イグゼクス』時代に作品をやり込んだプレイヤーだったので、本作でのゲーム性の変わりように、最初はかなり戸惑いました。「ぜんぜんコンボつながらへんやん」、「この変わりようにおっさんはついていけるのか」と思ったものです。

 ですが、それはほかのプレイヤーも同じ。本作は『ギルティギア』シリーズでありながら、まったく新しいゲーム性へと発展しているため、全員が同じスタートラインに立っていると言えます。

 シリーズの熟練者も、まったくシリーズ作をやったことがない人も、ゼロからゲームを始められる。こんな機会はそうそうないでしょう。

 ちなみに、さまざまな練習が行える“DOJO”では、初心者がステップアップできるミッションも完備。これをプレイすればゲームシステムはしっかりと覚えられますので、初心者はまずはこれでゲームを覚えるとよさそうです。

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 また、ここまでに紹介したゲーム性・ゲームシステムのおかげで、初心者が「うまくなったかも」と実感できるまでのハードルはかなり低くなったなという印象もあります。

 うまくなったのではなく、うまくなった“かも”。これはかなり重要ですよね。達成感や爽快感が味わいやすいというのは、まったく異なるゲーム性となった本作だからこそ、得られるものだと思います。

 誰でも同じスタートラインに立ち、ゲームが覚えやすい『ギルティギア ストライヴ』。よーいどんで新しいゲームをみんなでワイワイ楽しめるのは、いまだけ!

 気になる人は、ぜひ本作をプレイしてみてください。

 自分もいっしょに楽しみたいと思います。1~2ヵ月くらい経つと、画面端のすごいコンボとか生まれるんだろうな~。それも楽しみ!

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