2021年5月20日、NetEase Gamesが全14タイトルの最新情報を発表する“NetEase Connect 2021 オンライン発表会”がYouTubeにて日本語、英語の2ヵ国語対応で配信されました。
本稿では、ファミ通グループ代表の林克彦と、週刊ファミ通編集長のロマンシング★嵯峨が日本語版の司会を務めた、この発表会のリポートをお届けします。なお配信の模様は、現在もアーカイブで視聴が可能です。
- 『エゴエフェクト』の脚本は、『428~封鎖された渋谷で~』の北島行徳氏が担当
- 『陰陽師:ザ・ワールド』は最新トレーラーを公開
- 『あやかし幼稚園』はかわいいグラフィックが特徴の推理パーティゲーム
- 『Frostpunk Mobile』は原作以上にシミュレーション要素を強調
- 2周年を迎えた『ライフアフター』は2021年夏に新バージョン“REBORN”へ
- 『トリニティ・ギアーズ』は兵器の名を持つ少女たちを育成するシミュレーションRPG
- 『大三国志』はリリース4周年を目前に大型アップデートを予定
- 『NARAKA: BLADEPOINT』は日本語の追加を発表!
- 『Identity V 第五人格』は5月27日より開催の『デスノート』コラボの情報が
- 『荒野行動』は澤野弘之氏によるテーマソングを使用した新PVを初公開
- 『重装出陣』は新パーツの登場で、より素晴らしい飛行体験を提供
- 『終末のアーカーシャ』は、夏目漱石や太宰治の名著の擬人化少女たちとともに旅するRPG
- 『Badlanders』は生き残りとお宝を賭けたサバイバルシューター
- 『プロジェクト・ラグナロク』は北欧神話を舞台とした、PvPも楽しめるMMORPG
- NetEase Gamesはほかにも新作タイトルを多数開発中
『エゴエフェクト』の脚本は、『428~封鎖された渋谷で~』の北島行徳氏が担当
最初に紹介されたのは、スマートフォン向け新作カードバトルRPG『エゴエフェクト』。100年後の世界に飛ばされた13人の“職人”と呼ばれる人々による群像劇が描かれます。
ここでいう“職人”とは、人工知能が人間の役割を奪っていく世界で、人工知能には再現できない特殊能力“エゴ”を持つ人々を指すとのこと。プレイヤーの選択によってキャラクターたちの運命は変化するそうです。
メインストーリーの脚本を手掛けるのは『428~封鎖された渋谷で~』や『閃乱カグラ』シリーズでもおなじみの北島行徳氏。
発表会で公開された北島氏へのインタビュー映像によると、「人は誰かと繋がって生きている」という氏のシナリオに共通するテーマが、群像劇スタイルは最も形になって現れるとのこと。奥深く、ドラマチックな物語を期待できそうです。
また、本作はゲーム本編に基づいた番外編コミックの連載も、2021年の6月~7月ごろより展開される予定だそう。こちらはKADOKAWAとの連携企画となっており、初配信は同社が運営する漫画サイト“ComicWalker”にて行われる予定となっています。
『陰陽師:ザ・ワールド』は最新トレーラーを公開
全世界で数億回ダウンロードされている人気IP『陰陽師本格幻想RPG』の新作である『陰陽師:ザ・ワールド』は、最新トレーラーを公開。
プレイヤーは陰陽師として式神を操り、各地に蔓延る魔物を祓う旅に出る、とのこと。あらゆるゲーム体験において革新的な作品を目指しているということで、期待が高まります。
『あやかし幼稚園』はかわいいグラフィックが特徴の推理パーティゲーム
『あやかし幼稚園』は、一般園児8人と風紀委員ふたりに分かれて、最大10人でプレイするスマートフォン向け推理パーティゲーム。全員で共通のミッションを進める中、園児に紛れた風紀委員はこれをこっそり邪魔をするので、誰が風紀委員なのかを推理していく、というルールになっています。
かわいらしいグラフィックで、殺伐とした雰囲気は苦手な人も楽しめそう。習熟度に合わせて初心者モード、中級者モードの難易度選択ができるほか、ボイスチャットモード以外に文字でコミュニケーションを取るチャットモードもあり、プレイヤーのニーズに合わせて設定を調整できるのもうれしい仕様です。
発表会があった5月20日の午前10時にリリースされたばかりのタイトルなので、気になった方はぜひダウンロードして、プレイしてみてください。
『Frostpunk Mobile』は原作以上にシミュレーション要素を強調
ポーランドのゲーム開発会社11 bit studiosによって開発された社会サバイバルシミュレーションゲーム『Frostpunk』のスマートフォン版となる『Frostpunk Mobile』。
かねてより発表されていたタイトルですが、原作以上にシミュレーション要素を強調したタイトルになるとのこと。リードプロデューサーのラー氏、原作のリードデザイナーであるJakub Stokalski氏が本作の魅力を紹介する動画も公開されました。
2周年を迎えた『ライフアフター』は2021年夏に新バージョン“REBORN”へ
オープンワールド、シューティング、サバイバル、建築など数多くの要素を取り入れた意欲的なタイトルとしてリリースされ、今年で2周年を迎えた『ライフアフター』は、メインプランナーのチェン氏から、2021年夏配信の新バージョン“REBORNを発表。
合わせて、『バイオハザード』、『攻殻機動隊』、『進撃の巨人』に続く『ゴジラvsコング』とのコラボが5月20日からスタートしたことも紹介されました。
『トリニティ・ギアーズ』は兵器の名を持つ少女たちを育成するシミュレーションRPG
続いて発表されたのは、2022年春のリリースを予定しているスマートフォン向けシミュレーションRPG『トリニティ・ギアーズ』。本作はヘルキャットやパンターなど、兵器の名を持つ少女たちを育成するゲームになるのだそう。
最新情報は今後開設される公式サイトや公式Twitterにて発信されていくとのこと。続報に期待しましょう。
『大三国志』はリリース4周年を目前に大型アップデートを予定
まもなくリリース4周年を迎える『大三国志』は、225万マスもの広大なマップの上で、プレイヤー同士の戦争が無数にくり広げられているスマートフォン向け戦略シミュレーションゲーム。
今年もマップや新勢力の追加、初のアジア共通サーバの導入、多方面で活躍する作曲家・吉俣良氏の楽曲の追加などを行う、新S1シーズンへの大型アップデートが予定されているとのことです。
『NARAKA: BLADEPOINT』は日本語の追加を発表!
2021年8月にPC(Steam)向けに配信予定の最大60人による剣戟サバイバルアクションゲーム『NARAKA: BLADEPOINT』からは、4月に実施されたグローバルテストにおける世界中のプレイヤーたちのプレイのハイライト集を公開。
バトルロワイヤル系のゲームでは珍しい近接武器をメインにした高速アクションや、3すくみの概念を持つ攻撃システム、鉤縄を使った立体的な移動が特徴的な本作。ハイライト集からは、その楽しさが大いに伝わってきます。
また、テスト時には対応していなかった日本語インターフェイスが、正式リリース時には追加されることも明らかになりました。
『Identity V 第五人格』は5月27日より開催の『デスノート』コラボの情報が
大人気非対称型マルチプレイゲーム『Identity V 第五人格』の情報は、まず2021年5月27日より開催の『デスノート』とのコラボイベントに関して。
コラボ期間中は以下のキャラクターが、UR衣装、SSR衣装として登場します。
- 夜神月(弁護士)
- リューク(魔トカゲ)
- L(囚人)
- 弥海砂(機械技師)
また、新たなメインストーリーのアップデート“再会の時”は2021年11月を予定しているとのこと。このアップデートのトレーラーも初公開。マップや新キャラクターの追加も含まれるということで、期待が高まります。
『荒野行動』は澤野弘之氏によるテーマソングを使用した新PVを初公開
2021年11月に4周年を迎える大人気バトルロワイヤルTPS『荒野行動』は、澤野弘之氏が提供する本作のテーマソング『Never Stop』によって始まる新PVを初公開。PVでは、既存システムの最適化や、新マップの追加も発表されました。
『重装出陣』は新パーツの登場で、より素晴らしい飛行体験を提供
さまざまなパーツを自由に組み合わせてメカをクラフトできる、スマートフォン向けサンドボックス式SF大戦クラフトゲーム『重装出陣』は、新バージョンとなる“メカ戦争”で、これまでになかった可動装置、直立レッグや浮遊弾といった多くのパーツが登場するとのこと。
その一部は最新トレーラーで確認できます。こちらは7月にも完成予定とのことでした。
『終末のアーカーシャ』は、夏目漱石や太宰治の名著の擬人化少女たちとともに旅するRPG
完全新作となるスマートフォン向けRPG『終末のアーカーシャ』は、プレイヤーが著名な本が擬人化された“幻書”と出会い、彼らとともに世界を巡りながら交流を深めていくゲーム。
夏目漱石の『吾輩は猫である』や、太宰治の『人間失格』、『古事記』や『今昔物語』、『画図百鬼夜行』などの日本人なら誰もが知っている書物が幻書となって登場するとのこと。続報が気になる方は、公式Twitterのフォローをおすすめします。
『Badlanders』は生き残りとお宝を賭けたサバイバルシューター
『Badlanders』は通常のバトルロワイヤル系ゲームと異なる、一風変わったTPSゲーム。スマホとPC勝利条件は生き残ることではなく、お宝を持って無事に撤退することとなっています。対応機種はスマートフォンとPC。
プレイスタイルにプレイヤーごとの個性が出そうな本作。現在ベータテストが実施中となっているので、気になる方はぜひアプリをダウンロードして、参加してみてください。
『プロジェクト・ラグナロク』は北欧神話を舞台とした、PvPも楽しめるMMORPG
主神オーディンの命によって人間界に舞い降りた人物として、ラグナロクを阻止するべく奮闘するストラテジーMMORPG『プロジェクト・ラグナロク』。
本作では、モンスターを倒してレベルを上げたりアイテムを集めたり、ギルドに入って仲間をつくったりと既存のMMORPGに存在する要素が網羅されているほか、ギルドの仲間とともにほかの国を征服して財宝を奪うなど、PvP要素も楽しめるとのこと。
また、スマートフォン、PC間でのクロスプレイにも対応しているということでした。
NetEase Gamesはほかにも新作タイトルを多数開発中
全14タイトルの紹介が終わったところで、日本語版の司会を務めた林と嵯峨にとってとくに印象に残ったタイトルの話題に。
嵯峨は『終末のアーカーシャ』で、林は北島氏のシナリオへの期待から『エゴエフェクト』とのこと。
また、NetEase Gamesはほかにも新作タイトルを多数開発中で、今回は続報がなかったものの、ふたりとも発表済みのタイトルである『ハリーポッター・魔法の覚醒』も楽しみにしているとのことでした。
あなたがいちばんワクワクしたタイトルは何でしたか?