2021年5月19日、NTTドコモの新情報を公開する“NTTドコモ 2021夏 新サービス・新商品発表会”がおこなわれた。

 NTTドコモは2020年末より、eスポーツ事業に参入。2021年1月にはeスポーツブランド“X-MOMENT(エックスモーメント)”も設立し、すでに『PUBG MOBILE』部門、『レインボーシックス シージ』部門の大会をくり広げている。

 さらに今回の発表会の中で、カプコンの『ストリートファイターV チャンピオンエディション』(以下、『ストV』)のプロリーグ“ストリートファイターリーグ”を、共同開催することを発表した。

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NTTドコモの井伊基之社長(左)と、カプコンの辻本春弘社長(右)が登場。開幕には“波動拳”でエールを送り合った。

『ストV』プロリーグがパワーアップ!

 ステージにはNTTドコモの井伊基之社長と、カプコンの辻本春弘社長が登壇。辻本社長はNTTドコモの先進性と、カプコンの持つエンターテインメント性を組み合わせることで、より『ストV』界隈、さらにはゲーム業界自体も盛り上げられる、という狙いを持って、NTTドコモとタッグを組んだという。

 新リーグというわけではなく、すでに展開していた“ストリートファイターリーグ”に、NTTドコモが参入するという形。試合は固定回線でおこない、選手の様子はNTTドコモの誇る5G回線を使用して配信するという。また、すべての試合を配信するとのこと。

 リーグ規模はさらに拡大され、これまで6チームだったところ、参加チームは8チームに。チームが増えたということは、試合数も増加。これまでは全30試合だったが、全56試合を配信するという。

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リーグの詳細はNTTドコモの吉田裕之氏より語られた。

 今回の特徴のひとつとして、“ストリートファイターリーグ”にチームオーナー制が導入された。企業8社がチームオーナーとなり、4人1組のオリジナルチームを作って、リーグに挑む。ようはプロ野球やプロサッカ-のような感覚で、チームを応援することができるのだ。以下が、参加チームと参加選手(敬称略)

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株式会社 KADOKAWA Game Linkage

選手:sako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん

グッドエイトスクアッド 株式会社

選手:ガチくん、カワノ、ぷげら、キチパ

再春館システム 株式会社

選手:ネモ、Shuto ※残り2名はドラフト会議で決定

株式会社 Sun-Gence

選手:板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川

株式会社 忍ism

選手:ももち、藤村、ひぐち、大谷

株式会社 DouYu Japan

選手:ウメハラ、ふ~ど ※残り2名はドラフト会議で決定

株式会社 TOPANGA

選手:マゴ、まちゃぼー、もけ、水派

名古屋王者 株式会社

選手:MOV、どぐら ※残り2名はドラフト会議で決定

ドラフト会議を実施

 上記のように、まだ参加メンバーが決まっていないチームが存在。2021年8月21日に予定しているドラフト会議にて、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)より発行されている『ストV』のプロライセンスを保有し、かつ本リーグへの参加を希望する選手の中から、残りのメンバーを決定するそうだ。

 さらに“22歳以下限定大会”と“トライアウト大会”を予定しているそうで、そこで新たに『ストV』プロライセンスの発行をするという。まだプロライセンスを持っていないプレイヤーも、今回のプロリーグに参加できるチャンスがあるということだ。

 今回のリーグ“SFL:Pro-JP 2021”は、2021年10月にリーグスタート。12月までリーグ本節をおこない、2022年1月以降にプレイオフ、そしてグランドファイナル、ワールドチャンピオンシップに進んでいくとのこと。

 NTTドコモとの共同開催により従来よりさらに規模が拡大し、豪華な参加選手だけでなく、ドラフト会議によるメンバー決定と、ワクワクする要素が満載に。『ストV』のプロ界隈が、より大きな盛り上がりを魅せそうだ。

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※画像は配信映像をキャプチャーしたものです。