Blizzard Entertainmentのアクションシューティング『オーバーウォッチ』のゲームディレクターとして開発を率いてきたジェフ・カプラン氏が、同社を退職することを発表した。後任にはプロジェクト立ち上げ時からアソシエイトゲームディレクターとして支えてきたアーロン・ケラー氏が就任する。
“i am leaving Blizzard Entertainment after 19 amazing years.
it was truly the honor of a lifetime to have the opp… https://t.co/AaubkKEYfg
— Jeff Kaplan (@realJeffkaplan1)
2021-04-21 02:54:26
Help us thank Jeff Kaplan for being the Mercy to our Genji. Thank you for always daring to see the world as it coul… https://t.co/j60KpIv6ve
— Overwatch (@PlayOverwatch)
2021-04-21 02:40:37
ジェフ・カプラン氏は2002年入社。RTS『ウォークラフトIII』のテスターとしてBlizzardでのキャリアを開始し、後にオンラインRPG『World of Warcraft』でゲームディレクターまで昇格。新作オンラインRPGとして開発していた『Titan』の開発が中止されたのち、クリス・メッツェン氏(2016年に退職)とともに手掛けたのが『オーバーウォッチ』となる。
筆者は何度かインタビューを行ったことがあるが、BlizzConでの発表登壇の様子や折々に公開される“開発アップデート”映像からもわかる通り、物腰が柔らかいめちゃくちゃいい人。
退職にあたってのコメントでは、ウィンストンをフィーチャーした短編アニメーション“RECALL”での一節「見るべきは今日の世界じゃない。明日の世界なんだ(原文:never accept the world as it appears to be. always dare to see it for what it could be)」が引用されている。