マイクロソフトが海外でAndroid向けに提供を行っているXboxのクラウドゲームサービス(日本ではプレビュー版が展開中)が、iOSデバイスとPCでのWebブラウザー経由のプレイにも対応を開始する。まずはアメリカなどクラウドゲーミングの提供がすでに行われている地域を対象に、現地4月20日より招待制でのβテストが開始される。
Invites to the Xbox Cloud Gaming limited beta on Windows 10 PC and Apple phones and tablets will start to go out to… https://t.co/oALMZDz8hv
— Xbox Wire (@XboxWire)
2021-04-19 22:59:35
クラウドゲーム機能のiOS対応については、“1アプリでさまざまなゲームが動く”という性質上、プラットフォームであるApple側の承認プロセスとバッティングするとされ、アプリ経由での提供が後回しになってきた。今回はWebブラウザー経由でのプレイとすることでそのあたりの障害をクリアーする形となる。
参考までに、海外向けに公開されている参加条件や動作仕様は以下の通りとなっている。
- Xbox Game Pass Ultimateメンバーシップが必要
- 対象地域はAndroid向けのクラウドゲームサービスが提供されている22地域(※日本は未サービス)
- さらにメール経由の招待が必要。メールの宛先に紐付けられたXboxプロフィールのみが招待を受けられ、譲渡等はできない
- Windows 10 PCまたはiOS14以上のiOSデバイスで動作
- 対応ブラウザーはGoogle Chrome、Safari,、Microsoft Edge version 87以上
- 当初はブラウザー経由でのプレイのみだが、Windows 10のアプリ経由でのプレイも今後提供予定
- BluetoothまたはUSBで接続したコントローラーが必要
- 50以上のタイトルではタッチスクリーンでの操作にも対応する
- (PCでのプレイでも)マウス&キーボード等は使用できない
- 高速なネット回線が必要。5Ghzで10Mbps以上のWifi回線が推奨
- 動作するゲームは家庭用版のもの
- 現行のAndroid向けクラウドゲームサービスで動作しているタイトルのほとんど、100タイトル以上が動作する予定