Valveの名作パズルアクションゲーム『ポータル2』の10周年を記念して、コミュニティが開発したMOD『Portal Reloaded』が無料配信開始。プレイにはPC版『ポータル2』本編が必要。

 『ポータル』シリーズの特徴について一応説明しておくと、プレイヤーは壁や天井など2つの離れた場所をつなぐ青とオレンジの“ポータル”(一種のワープフィールド)を使ってパズルを解き、ゴールを目指していく。

 本MOD『Portal Reloaded』ではこの基本に加えて、さらに時間軸の概念を導入。現在世界と荒廃した未来世界を繋ぐ緑のタイムポータルも組み合わせて、25種類のステージをくぐり抜けていく。ちなみにファンメイドのMODながら英語のボイスなども収録されている。

Portal Reloaded
青とオレンジのポータル以外に、過去と現在を繋ぐ緑のポータルが加わっているのがポイント。
Portal Reloaded
未来世界は荒れた状態に。設備の状態が異なることもあって、パズルの一部になっている。

 現在世界と未来世界の関係性の独自ルールが導入されており、簡単にまとめると以下のような感じ。

  • キューブ(スイッチの重しなどに使う)を現在世界に置くと、未来世界にも同じ場所に出現する
    • 未来世界でキューブを動かしても現在世界の位置には影響しない
  • 現在世界から未来世界にキューブを持っていくことはできないが、未来世界からタイムポータルを通ってキューブを現在世界に持っていくことはできる
    • ただし同時に存在している現在世界のキューブに触ると未来世界のキューブがアップデートされて消滅する
  • 現実世界に発生させたポータルは未来世界の同じ場所に発生する
    • 未来世界で発生させたポータルは現実世界のポータルの場所を更新しない

 荒廃した未来世界では施設の崩壊により形状が変わっている事も多く、うまく両世界を行き来して上記ルールによって生み出せる“ズレ”を利用しつつパズルを解いていくことになる。

 なお、クリアーまでを見せる公式のウォークスルー動画も公開されているので、詰まってギブアップした時はそちらを見るといいだろう。