現代の技術でグラフィックやバトルを一新!
2020年(令和2年)4月10日は、PS4用のRPG『ファイナルファンタジーVII リメイク』がスクウェア・エニックスから発売された日。
『ファイナルファンタジーVII リメイク』は1997年に発売された『ファイナルファンタジーVII』のフルリメイク作。
発表されたのは2015年のE3。自分はカンファレンスの様子をストリーム配信で観ていましたが、会場の盛り上がりは画面越しからも伝わってきました。この年のE3は『シェンムー3』の発表もありましたし、ゲーマーにとっては忘れられない年になりましたね。
【海外の反応】『ファイナルファンタジーVII』リメイク発表時の会場の様子【E3 2015】
実際に発売されたのは5年後の2020年で「まだか、まだか」と待ち続けていたファンは多かったはず。もちろん、自分もそのひとり。3月2日には体験版も配信され、「発売日にプレイするから楽しみは取っておこうかな」とも思いましたが、我慢できずにすぐプレイしました。なお、体験版は、いろいろ感動しましたが、いちばん印象深かったのはバレットの快活さ。あまりの賑やかぶりに思わず笑ってしまいました。いいキャラクターになってるなーと思いました。
そしてついに発売された製品版。驚いのは、やはりグラフィックですね。体験版でも感動しましたが、雑多感あふれる七番街やアウトローな雰囲気のあるウォールマーケットなど、細かい部分まで作り込まれていることがわかり、テンションが上がりました、オリジナル版をプレイしたとき、そのままの懐かしさを感じつつ、新鮮な気持ちで探索することができました。
キャラクターも、より内面や考えかたなどが深く描かれ、新たな魅力に気付かされます。とくにアバランチのメンバーであるジェシーはエアリスとティファと同じぐらい存在感のあるキャラクターになりました。お茶目な「なんつって」のセリフに心を奪われた人も多いのでは?
また、2020年4月12日に亡くなってしまった藤原啓治さんが演じるレノも素晴らしかったです……。
バイクを乗り回すローチェや手揉み屋の女将であるマダム・マムなど、新キャラクターもクセの強い人物が揃っています。オリジナル版をプレイしていても予想できない展開が盛りだくさんで楽しかったですね。
もちろん、オリジナル版のイベントもパワーアップして進化。クラウドの女装イベントは驚くほどきらびやかになり、プレイしながら思わず笑ってしまいました。また、ミニゲームのスクワットなども健在で、動きがシュールでおもしろかった(笑)。
いつしかクールで格好いいキャラクターのイメージになっていたクラウドですが、「そういえばオリジナル版ではこういうキャラクターだったな~」というのが思い出せて、なんだかうれしかったです。
バトルはオリジナルのコマンドバトルを踏襲しながらもアクション性の強いものに。ふだんはスピーディーなバトルですが、コマンドメニューを開くと周囲の動きがスローモーションになるので、じっくり戦略を練ることができます。
また、操作キャラクターはシームレスに変更可能。クラウドなら剣。ティファなら格闘、バレットなら銃撃と、それぞれ攻撃方法が異なるキャラクターを瞬時に切り替えながら敵とのバトルに挑むことが可能でした。爽快で楽しかったですね。
メインストーリーに関してはネタバレになるので書きませんが、オリジナル版を知っている人こそ楽しめるし、驚かされることもあるので、ぜひ当時のファンにこそプレイしてほしい! 完結してから遊びたいという人もいるかもしれませんが、「これはどういうことなんだろう?」と考察するのも楽しいので、ぜひリアルタイムで追いかけてほしいです。
そんな『ファイナルファンタジーVII リメイク』ですが、6月10日には追加要素を加えた『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』がプレイステーション5用ソフトで発売されます。
注目はなんといってもユフィの新規エピソード! 個人的にいちばん好きなキャラクターなので、いったいどのような活躍が描かれるのか、自分もいまからすごく楽しみです! まずはプレイステーション5本体を手に入れなければ……!