角川ドワンゴ学園“N高等学校”は、2021年3月24日(水)より、英語、数学、国語、理科、社会など1000本以上の課外授業がVRで受講可能になることを発表した。

 また、2021年3月25日発売の週刊ファミ通2021年4月8日号の付録に、VR学習教材での学びを紹介する小冊子“新時代の学びのスタイルN高等学校・S高等学校VRの学びガイドブック”が付属する。

 さらに、プロの映像クリエイターから最新技術を学べる“動画クリエイター講座”も公開された。

以下、リリースを引用

N予備校がVR教育に対応〜1,000本以上の課外授業がVRで受講可能に〜

“N高等学校”

 学校法人 角川ドワンゴ学園は3月24日(水)より、学習アプリ「N 予備校」において英語、数学、国語、理科、社会など1,000本以上の課外授業をVR学習教材を使って学習できるようになることをお知らせ致します。これにあわせ、角川ドワンゴ学園ではN高等学校(以下、N高)およびS高等学校(同S高)において2021年4月より始まる「普通科プレミアム」を選択した生徒に向けて、VRヘッドセット「Oculus Quest2」の発送を開始しました。

 N予備校のVR学習教材では、ヘッドセットを被るとVR空間に用意した教室にワープし、目の前に先生がいて、クラスメイトと一緒に授業を受けているかのような感覚を味わうことができます。模型や図形など、授業に必要なアイテムは3Dで手に取ることができ、平面の図解に比べ理解が深まります。VR学習では、360度の視覚と聴覚、そして実際に体を使って体感することで、より集中的・積極的に深い学びを得ることが可能になります。課外授業のVR学習教材はN中等部の生徒や一般の方も、Oculus Quest2を持っていれば履修できます。

 なお、普通科プレミアムを選択したN高生、S高生は、4月初旬より、単位認定授業についても履修可能となる予定です。

 また、週刊ファミ通2021年4月8日号(2021年3月25日発売)の付録には、VR学習教材を使った学びを紹介する小冊子「新時代の学びのスタイルN高等学校・S高等学校VRの学びガイドブック」がつきます。VR学習にスポットを当てたインタビューや、声優の前島亜美さんによるVR学習体験リポート、記者が実際に普通科プレミアムのVR学習教材を使って授業を受けた体験レポートなどが掲載されます。

英語、数学、国語、理科、社会など様々な課外授業を用意

<英語>

 実際の風景の中、英語で道案内をする練習ができる教材。吹き出しを選んで会話を進める。

“N高等学校”
“N高等学校”

<数学>

 図形を目の前に出し、立体の構造を触って確認することができる。

“N高等学校”

<国語>

 源氏物語に出てくる住まいを再現。物語に合わせ主人公が移動する。

“N高等学校”

 360度見渡せる全天球の教材により、夏目漱石「こころ」の舞台の1つである東京大学の赤門を体感できる

“N高等学校”

<理科>

 古代生物の模型を拡大したり、逆さにしたりして観察できる。

“N高等学校”

 炎色反応の実験の様子。手を動かすことで理解が促進される。

“N高等学校”

<社会>

 日本の経済に貢献にする川崎の工業地帯を全天球により360度で体感できる。

“N高等学校”

N予備校について

 ドワンゴが独自に開発した、授業、教材(問題集・参考書)、Q&A システムが一つになった学習アプリです。インターネットを活用することで、いつでもどこでも学習を進めることが可能です。ライブ配信の生授業では、コメント機能を使って挙手や質問ができるなど双方向の参加型授業を受けることができ、アーカイブされた映像授業では、ノートを取る時に一時停止したり、わからなかった所は何度も見返すことができたりと、自分のペースで学べます。

 また、大学受験の授業では、指導経験豊富で受験を知り尽くした実力派予備校講師陣、プログラミングでは、現役エンジニアが講師を務めます。

  • 料金:月額1,100円(税込)、一部無料体験版あり。
    ※学校法人角川ドワンゴ学園の生徒は追加費用不要となります。
  • 受講方法:ログイン後、「受講コースを追加する」→「大学受験(2021年度 通期講座)」→「VR学習」の順に選択。
    無料体験版の場合はログイン後、「受講コースを追加する」→「【無料体験版】VR学習」の順に選択。
    ※N予備校のVR学習教材を利用するには、「N予備校」のアカウントを、アプリ「VirtualCast」および3Dデータ共有サービス「The Seed Online」と連携させる必要があります。
  • N予備校HPはこちら(スマートフォンで利用する場合は、App Storeまたは、Google Playからダウンロード)
  • 推奨環境:iOS:iOS13以上を搭載したiPhone、Android:Android6.0以上を搭載した端末
    PC:Google Chrome(最新版)

「普通科プレミアム」とは

 N高・S高では、株式会社ドワンゴおよび株式会社バーチャルキャストによる開発・協力のもと、最新のVR技術とデバイスを活用した体験型の学びができる「普通科プレミアム」を2021年4月よりスタートします。普通科プレミアムでは、必修授業と多彩な課外授業をVR機器を用いて学習できます。また、N高生とS高生が集う交流スペースでは、趣味の合う仲間がみつかり、VRの世界で友だちが作れます。

 「普通科プレミアム」を選択した生徒には、授業教材の視聴を目的として、VR機器が無償で渡されます。なお、VR教材に使われている3Dモデルは、スタジオカラーとドワンゴ、麻生塾の3社が共同で設立したアニメーション制作スタジオ「スタジオQ」と、株式会社バーチャルキャストが制作しています。

N予備校、VR技術を活用した学びを一般会員へ提供開始 自己表現や副業にも役立つ「動画クリエイター」講座を新たに公開

 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:夏野剛)は、教材・生授業・Q&Aをスマートフォンに最適化したオールインワン学習アプリ「N予備校」において、本日より、角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校の普通科プレミアムへ提供する最新のVR技術を活用した学びを一般会員にも提供します。また、「動画クリエイター」の講座を新たに公開します。

VR学習で新しい学びの世界を体感

 株式会社バーチャルキャストが提供するVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」を使用し、最新のVR技術とデバイスを活用した体験型の学びができる「普通科プレミアム」では、VR空間上で学習できる授業教材を公開し、VRヘッドセット「Oculus Quest2」に合わせて再構築した、オンライン教育の独学の弱点を克服する実用的なVR学習プラットフォームを提供します。ヘッドセットを被るとVR空間に用意した教室にワープし、180度3Dカメラで撮影した授業はあたかも目の前に先生がいる感覚が味わえます。

 また、VCI(バーチャルキャストインタラクティブ)という技術を活用し、模型や図形など、授業に必要なアイテムが3Dで手に取ることができ、平面の図解に比べ理解を促進させます。VR学習では、360度の視覚と聴覚、そして実際に体を使って体感することで、より集中的・積極的に深い学びを得ることが可能になります。

※N予備校のVR学習教材を利用するには、「N予備校」のアカウントを、アプリ「VirtualCast」および3Dデータ共有サービス「The Seed Online」と連携させる必要があります。

“N高等学校”

<VR学習の特徴>

1、VR教室空間の中で、より勉強に集中できる

 PCやスマートフォンで勉強を進めていても、何かと気が散ってしまいがちです。それに対し、N予備校のVR授業では、ヘッドセットを被ることによって、視界と聴覚が360度VR空間の教室と音声に切り替わることで、普段のオンライン学習環境ではつい気になってしまうSNS通知など、気が散る要素を断ち切って勉強に集中することができます。

“N高等学校”

2、みんなで勉強している感覚になれる

 一人で自分の部屋で勉強しようと思っても、勉強の意欲を持続させることは大きな課題です。VR空間内の動きや音声を記録・再生する「VRタイムシフト機能」を用いることで、他利用者のアバターを非同期で表示し一緒に学習を行うことができます。N予備校のVR授業なら、友達のタイムシフトアバターと一緒に勉強することができるので、自分の部屋にいながら、VR空間で他の人と一緒に勉強をすることができ、勉強の意欲が維持しやすくなります。

“N高等学校”

3、立体で見ることにより理解を促進できる

 立体的な教材を動かしてみたり、分子模型を立体的に観察したり、名所や歴史遺産を360度見て回ったりといった、動きやスケール感を直感的に理解することができます。

“N高等学校”

4、動画とVRは完全シームレスで切り替え可能

 ずっとヘッドセットを被り続ける必要はありません。まずは2Dの動画授業で学習を進め、「この部分は3Dで理解した方がわかりやすい」と思った時にヘッドセットを被って学習するということが可能です。レジューム再生で、2Dと3Dをシームレスに切り替えができ、VR教材と動画教材を使いわけることができます。

“N高等学校”

映像制作のプロから実践的な技術を学び動画クリエイターを目指す講座を公開

 動画市場の拡大とともに、今後ますます動画制作・編集の需要が増えていくことが予想されます。「動画クリエイター」の講座では、Adobe Premiere Proと Adobe After Effectsを使った動画編集の基礎から応用までを学習することができ、スマートフォンアプリでは実現できない本格的な動画編集を習得できます。

 また、ソフトの操作だけでなく、効果的な見せ方・編集技術を実践的に学ぶことができ、YouTubeクリエイターを目指したい方、空いた時間を活用して副業をしたい方におすすめの講座です。

“N高等学校”

<コースの紹介>

Premiere Pro コース

 カットやインサート編集、テロップや BGM の挿入など動画の編集に必要な知識とスキルを学習できるコースです。レビュー動画やシネマティックなVlog制作を通して本格的な動画編集技術を、ステップを踏んで身に付けることができます。

After Effects コース

 After Effectsは文字やイラストを動かしたり、映像に光や炎を追加したりするなど、映像の加工ができるソフトです。Premiere Proで編集した動画にAfter Effectsで演出を加えることで、より魅力的な動画を制作することができます。

<講座の特徴>

1、プロの映像クリエイターから学ぶ最新技術

 本講座の監修と講師を務める川原氏は、動画制作関連の著書を多数執筆している現役の映像クリエイター。映像制作の現場で使われている最新技術を知ることができます。

2、イチから学べるオリジナル教材

 本講座のために執筆されたオリジナル教材です。Adobe Premiere Pro と Adobe After Effects の基本的な使い方から、トレンドを取り入れた実践的な内容まで網羅します。

3、クオリティの高い編集用動画素材

 動画編集には編集するための動画素材が欠かせません。N 予備校ならクオリティの高いオリジナルの動画素材をつかって、学習することが可能です。

4、動きが確認できる解説動画を用意

 解説動画も用意しています。動画ではツールの使い方や手順を実際に見ることができるので、教材と併用して利用することで、より理解が深まります。

監修・講師:川原 健太郎

“N高等学校”

 映像制作会社SHIN-YUの代表。プロダクトの紹介動画から企業の採用動画まで、幅広く映像制作を手掛ける。ほかにも書籍の出版、YouTubeでの動画変種講座、セミナー登壇など様々な動画普及活動を行っている。

料金

 映像制作のプロから実践的な技術を学び動画クリエイターを目指す講座を公開

  • 月額:1,100円(税込)

※本講座だけでなく、大学受験、プログラミング、Web デザイン、脳科学と人工知能など豊富な講座を受けられます。
※学校法人角川ドワンゴ学園の生徒は追加費用不要となります。

受講方法

<VR学習>

  • ログイン後、「受講コースを追加する」→「大学受験(2021年度 通期講座)」→「VR 学習」の順に選択

※以下、無料体験版もご用意しています。

  • ログイン後、「受講コースを追加する」→「【無料体験版】VR学習」の順に選択

<動画クリエイター>

  • ログイン後、「受講コースを追加する」→「動画クリエイター」→「Premiere Pro」または、「After Effects」の順に選択

「バーチャルキャスト」とは

 バーチャルキャラクターになったユーザーがVR空間のスタジオやルームでリアルタイムにコミュニケーションできるVRライブ・コミュニケーションサービスです。ニコニコ生放送や YouTube などの配信サービスを介してスタジオやルームを公開したり、複数人のユーザーが遠隔地から同時に同じスタジオやルームに集まってコミュニケーションを楽しむことができます。