次世代VRシステム向けコントローラーの情報が公開!

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、先日発表したPS5向け次世代VRシステムのコントローラーに関する情報をPS blogなどで発表した(情報ページはこちら)。

 発表されたのはデザインのほか、次世代のVRゲーム体験のための特徴的機能。アダプティブトリガー、ハプティックフィードバック、フィンガータッチ機能などの実装がアナウンスされている。

 PS blogによると、次世代VRシステムにおいて重要な役割を担う新しいVRコントローラーが目指すのは、従来のゲーム体験を超える没入感と、まるでその場にいるかのような「センス・オブ・プレゼンス」のさらなる追求。PS5のDualSense ワイヤレスコントローラーは、ゲームのプレイ感覚を劇的に進化させ、革新的な体験を提供しているが、今回のVRコントローラーにおいても同技術を応用。VRゲームでも革新的なゲーム体験を楽しめるとのこと。

PS5向け次世代VR用の新コントローラーの情報が公開。アダプティブトリガー、ハプティックフィードバック、フィンガータッチ機能などによって強力な没入感を実現

デザイン

 公開された次世代VRコントローラーのデザインは、握った際に自然と手にフィットするオーブ型。手の動きを妨げることなく自由度の高いゲームプレイが可能になるとのこと。

 また、その形状はエルゴノミクス(人間工学)も重視したデザインになっており、握った際もバランスが良く、しっくりと手になじむような設計に。

PS5向け次世代VR用の新コントローラーの情報が公開。アダプティブトリガー、ハプティックフィードバック、フィンガータッチ機能などによって強力な没入感を実現

特徴的機能

 前述のとおり、新たなVRコントローラーでは、ゲームプレイヤーがこれまで以上に直感的にゲームを感じ、操作することが可能に。今回の発表では、PS5のDualSense ワイヤレスコントローラーを踏襲する機能を始めとする、特徴的な機能が紹介されている。

アダプティブトリガー
 左右のVRコントローラーそれぞれにアダプティブトリガーボタンを搭載。DualSense ワイヤレスコントローラーと同様に、押し込んだ際に抵抗を感じられる作りに。

ハプティックフィードバック
 新たなVRコントローラーの形状に最適化したハプティックフィードバックを搭載。ゲーム内でのあらゆる感触をさらに強力に、あるいは手触りやニュアンスが感じられる表現が可能になるとのこと。

 たとえば、岩石がごろごろと横たわる砂漠を横断している感覚や、近接攻撃で拳を交わし合う感覚など、感触の違いがはっきりと感じられ、VR体験の要である映像やオーディオの効果がさらに際立つというわけだ。

フィンガータッチ機能
 また、押さなくても触れるだけで指を認識する機能を、親指、人差し指、中指が置かれる3ヵ所に搭載。ゲームプレイ中も自然なジェスチャーによる操作が可能になるようだ。

トラッキング
 オーブ表面に点在するトラッキング機構により、VRヘッドセットがVRコントローラーをトラッキングする。

アナログスティック/アクションボタン
 左のコントローラーには、アナログスティック・△ボタン・□ボタン・グリップボタン(L1)・トリガーボタン(L2)・クリエイトボタンを、右のコントローラーには、アナログスティック・×ボタン・〇ボタン・グリップボタン(R1)・トリガーボタン(R2)・オプションボタンを搭載。グリップボタンの用途としては、たとえばゲーム内のオブジェクトを「つかむ」といったときに使用できるようだ。

PS5向け次世代VR用の新コントローラーの情報が公開。アダプティブトリガー、ハプティックフィードバック、フィンガータッチ機能などによって強力な没入感を実現