2021年3月12日、第24回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表された。“文化庁メディア芸術祭”は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において、事前応募された作品の中から優れたものを選出し、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。
近年のゲーム受賞作品では、第21回のエンターテインメント部門で『人喰いの大鷲トリコ』が大賞、第23回エンターテインメント部門で『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』が優秀賞を受賞している。
第24回文化庁メディア芸術祭では、功労賞として、ゲームクリエイターのさくまあきら氏が受賞。さくまあきら氏は、『桃太郎伝説』シリーズ、『桃太郎電鉄』シリーズの生みの親で、贈賞理由として下記のものが挙げられている。
贈賞理由
『ポートピア連続殺人事件』(1983)のコマンド形式は、さくま氏のアドバイスで生まれたとか。『桃太郎電鉄』(1988)は、西武グループの元オーナー堤義明をモデルにしているとか。そのために200冊もの本に目を通しただとか。だから、さくま氏が本気で桃鉄をプレイするときは、つつみ社長の名前でやるとか。おもしろい逸話が膨大にある同氏ですが、今日のメディア芸術を語るうえで欠かせない存在であることは間違いないので、ここに功労賞を贈ります。(川田 十夢)
出典:“文化庁メディア芸術祭”公式サイト
【第24回文化庁メディア芸術祭 受賞作品決定】
功労賞は、ゲームクリエイターのさくま あきら氏が受賞しました。
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— 文化庁メディア芸術祭 (@JMediaArtsFes)
2021-03-12 14:39:00
また、ゲームが該当するエンターテインメント部門では、審査委員会推薦作品として、『十三機兵防衛圏』、『Fall Guys』を始め、下記のゲーム作品が選出されている。
- 十三機兵防衛圏
- Broken Reality
- Creaks
- Fall Guys: Ultimate Knockout
- Liberated
- Ministry of Broadcast
- Rock of Ages 3: Make & Break
- The Eternal Castle [REMASTERED]
そのほか、功労賞では『ドラゴンボール』孫悟空役などで知られる、野沢雅子氏。アニメ部門では『映像研には手を出すな!』が大賞を受賞している。
[2021年3月12日16時30分修正]
一部作品名について誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。