いまから14年前の2007年(平成19年)2月22日は、プレイステーション・ポータブル用ソフト『モンスターハンターポータブル 2nd』(以下、『MHP2nd』)が発売された日。
『MHP2nd』は、カプコンから発売された狩猟アクションゲーム。2005年12月1日に発売され、スマッシュヒットとなった『モンスターハンターポータブル』の続編で、PSPソフトとして初となるミリオンセールスを記録した。2020年12月31日現在では、販売本数は240万本にまで達している。本作の流行を切っ掛けに、さまざまなタイトルで膝を突き合わせて遊ぶマルチプレイモードが搭載されるようになっていったと言ってもあながち間違いではないだろう。
『MHP2nd』を象徴するモンスターと言えば、やはり初登場となる“ティガレックス”。パッケージにも描かれているメインモンスターだ。ティラノサウルス・レックスのような凶暴そうな面構えだけでもビビってしまうが、大きく発達した前脚を駆って猛スピードで追走してくる姿はインパクト抜群。初めて見た際は恐ろしさで思わず悲鳴を上げてしまったハンターたちも少なくないだろう。
筆者も慣れるまではティガに轢かれまくった記憶がある。轟竜と呼ばれるだけあって咆哮がひときわ強力で、近くで受けると吹き飛ばされてしまうほど。瞬時に間合いを詰める飛び掛かりや岩を弾いてくる攻撃にも苦労させられたものだった。
ハンターたちの拠点となるのは雪山の懐にある“ポッケ村”。アイルーキッチンや農場といった要素は前作から引き継がれ、さらに利便性がアップ。各所にアイテムボックスが新たに設置されていたのもうれしかった。
PS2版『モンスターハンター2(ドス)』を下敷きにした作品ではあったが、新作と言っていいレベルの改良が加えられていたため、筆者的には非常に満足度が高かった記憶がある。また、エリア移動する前から近いエリアの情報を先行して読み込む、BG(バックグラウンド)ロードと呼ばれる機能が追加されており、ロード時間を短縮できるのもありがたかった。
本作の発売から約1年後の2008年3月27日には、パワーアップ版の『モンスターハンターポータブル 2nd G』が発売。それまでの集大成的な作品ということもあってか、爆発的な大ヒットを達成。『モンハン』人気は揺るぎないものになっていった。販売本数は、単体でも380万本、ベスト版を含めると422万本という記録を打ち立てている。
なお、『モンスターハンター』シリーズの最新作『モンスターハンターライズ』は、2021年3月26日発売予定。同作では、モンスターを鉄蟲糸で拘束して操る新要素“操竜”が追加されており、ティガレックスに乗ることもできる。
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