1本のゲームタイトルが、人生を変えた。
そんな経験をしたことはあるだろうか?
僕はない。
でも友人にひとり、そんなヤツがいる。
『シルバー事件』をプレイすると思い出す顔がある。スタイリッシュなFILM WINDOW、情報量は膨大で難解なのに肝心なところがスッポリと抜けて落ちているストーリー、“アーバンでジャジィだよね”と使い慣れない(というか正しい言葉かどうかもよくわからない)音楽用語をつい使いたくなる秀逸なサウンド……と、『シルバー事件』について熱っぽく語る、Sくんの顔だ。
Sくんとは大学時代に知り合い、青春時代の多くをともに過ごした。Sくんはゲーマーで、非常にオシャレな男でもある。
ひげ面で、腕毛ボーボーで、走るときの姿勢はカエルみたいだったけど、ハワイアンなデザインのTシャツを“あえて”チョイスして着こなしたり、20代半ばになってクルマの免許も持っていたのに原付きデビューをしたり、唐突に「HALCALI(ハルカリ)ってアリだよね」と言い出したり、いちばん好きな映画は『ジャズ大名』と宣言したり、とにかく全方向に対してセンスのよさが発揮されており、それがひとりの人間に集約されることで“オシャレ”としか言いようのない雰囲気を醸し出していた。
『シルバー事件』およびその続編『シルバー事件25区』……っていうか、グラスホッパー・マニファクチュア(GhM)の手掛けるゲーム、いやそれ以前に須田剛一氏が絡む創作物すべても(あえて雑な言葉でまとめるが)“オシャレ”だ。
だからSくんが惹かれたのは納得だし、一般的なハイセンスを追求するのではなく、独自のセンスを集積させることでオンリーワンなオシャレイズムを創出するという点においても、須田氏とSくんが好むものの感覚は共通している感じがする(おまえの友だちと世界のSUDA51を並べて語るな、というご指摘には謹んで「はい、そのとおりです、本当にすいませんでした」とお詫びさせていただく)。
そして、僕もそんな感覚が大好きだ(おまえと世界のS(以下、略))。
なお、本題へ入る前に断っておくが、この記事は2021年2月18日にNintendo Switch版が発売される『シルバー2425』のレビューという名目で受諾した執筆依頼を、ライター個人の思い出話をするための場として悪用した、非常に長くて退屈な記事である。
ただし、『シルバー事件』およびその続編『シルバー事件25区』に一度でも夢中になった経験がある人、あるいはこのタイトルに何とも言えない魅力を感じている人であれば、少しは楽しめるかもしれない(若干のネタバレ要素を含んでいるので、完全に情報遮断して遊びたい新規プレイヤーの方にはおすすめしない)。
『シルバー2425』(Switch)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『シルバー2425』ニンテンドーeショップページデタラメな企画提案をした結果、書くことになった『シルバー2425』レビュー
「『シルバー2425』のNintendo Switch版が2021年2月18日に発売されるんだけど、なんか記事書く?」とファミ通.comの編集F氏からメールで連絡があったのは、2021年1月中旬のこと。
『シルバー2425』とは、カルト的人気を誇るアドベンチャーゲーム『シルバー事件』のHDリマスター版と、同作の続編『シルバー事件25区』をセットにしたタイトルである。2018年にPCおよびプレイステーション4向けに発売され、今回Nintendo Switchへ移植されることになった。ゲーム内容はPC、プレイステーション4版と同じだが、初回特典として描きおろしのスペシャルコミックが用意される。
僕は(話をいただいた時点では)『25区』は未プレイだったが、『シルバー事件』のほうに対する思い入れは前述のとおりである。メール返信にも力が入った。
From:キモ次郎
To:ファミ通編集部F
Subject:マジですか
Date:Sun 17 JAN 2021 3:07:14『25区』は未プレイなんですけど、じつは『シルバー事件』すごい好きなんですよ。生涯ベスト10には確実に入ります。とは言え、オリジナル版も含めれば4回目の登場(オリジナル版→HD版→『2425』→『2425』移植版)となるわけですから、いまさら何を書けばいいか……って悩みは正直ありますね。あーでも、この作品って、いま考えれば予言的でした。たとえばあるシナリオでは、インターネット上で一種のカルトが誕生する。これなんかは昨今問題になっている某アノンにも近いというか……とりあえずなんか、そこらへんのテーマ性を主軸に置いたレビュー記事にして、“『シルバー2425』はいまの時代にこそ遊ぶべきタイトルである!”なんて雑な感じで締めくくれば……うん、イケますよ、書けますよ。
原稿料は5万でどうですか?
力み過ぎているうえに迷いがある。その迷いを勢いで隠そうとしているが、隠しきれていない返信である。
『シルバー事件』が僕のゲーム人生において非常に重要なタイトルであることは事実であり、同作に関して何かを書きたいという気持ちは嘘偽りのないものだ。でも、それ以外はすべてデタラメである。あと、野暮は承知でフォローしておくと、5万云々のくだりは“シルバー事件あるある”みたいなやーつだ。
『シルバー事件』の物語には某アノンとの共通点がある? ないない。完全にない。たしかに「ネットってコワいよねー」的な展開はあるにはあるが、陰謀論みたいな方向性とは無関係だ。我ながらでっち上げもいいところである。
思い入れがある作品ゆえに、書きたい気持ちが高まり、「この依頼を逃すのはもったいない」という焦りもあって、ついその場の思い付きでデタラメを書いてしまった。つまり、この提案内容で「執筆OK」と言われてしまうのは非常に問題だ。だって、そんな原稿は書けないから。
っていうか、編集のF氏もこの返信文を見て「あ、こいつ書けなさそうだな」と判断して、「やっぱり今回は別の人にお願いするね」と言ってくれればよかったのだ。それが編集の仕事ってやつではないか。そもそも、『25区』が未プレイなのに「『シルバー事件』すごい好きなんです!」って、浅くない? ねえ、みなさん、そう思いませんか!? 浅いですよね!
F氏からの返信は3日後にきた。いま、僕がこの原稿を書いているということは結果は言わずがなだが、いちおう書いておく。
「うん、その方向性いいね、それでいこう」
迷いがない、ど真ん中ストレートの返信だ。じつにマズいことになった。いくら頭を捻っても、提案したとおりの内容で原稿が書ける気がしない。
とりあえずゲームを貸し出してもらって、じつにひさびさとなる『シルバー事件』と、初めての『25区』をプレイした。
銀は錆びない――輝き続ける『シルバー事件』の魅力
『シルバー事件』は、架空の国“カントウ”の統制された管理社会“24区”を舞台にした、アドベンチャーゲーム。
収容施設から脱走した伝説の連続殺人犯“ウエハラカムイ”を追う24区の警察署の凶悪犯罪課の視点を描いた“Transmitter”と、フリー記者・モリシマトキオの視点“Placebo”のふたつから成る物語は、前者がメインシナリオで、後者がメインの裏側で起きていたことを描く構成となっている(実際にはそんな単純な話ではないのだが)。
『シルバー事件』を特徴づけている要素のひとつが、“FILM WINDOW”システムだ。同作は3Dマップを探索するシーンもあるものの、基本的には絵とテキストで構成されるビジュアルノベルとなっている。
ビジュアルノベルの画面表示というのは絵とテキストの表示位置、ウィンドウの数が明確に定まっているのが一般的だ。しかしFILM WINDOWシステムでは、そういった絵とテキスト位置はもちろん、表現方法の区別まで無効化する。物語やシーンに応じて目まぐるしくテキスト位置や、ウィンドウ自体の形も自在に変わり、視覚情報もローポリゴンのグラフィック、CGイラスト、アニメ―ション、実写映像……と移り変わっていく。
マンガのコマ割りがただの区切り線ではなく物語演出の重要な一要素であるように、『シルバー事件』は本来であればテキストや絵を表示するための器に過ぎないウィンドウを、演出の主軸に取り入れた、というわけである。その革新性は発売から20年以上経った現在もまったく色あせていない。
これに加えて、現在では“須田節”の呼び名で定着した感もある、須田氏([Placebo]編のシナリオは別の方)の手による難解でユニークで、余白の多いストーリーが『シルバー事件』を、いまも錆びない作品たらしめているのだ。もちろん、高田雅史氏による“アーバンでジャジィ”なサウンド、宮本崇氏によるスタイリッシュかつシナリオによってガラリと画風が変わるイラストも本作において絶対に欠かかすことのできないピースのひとつである。
そういえば、銀という物質は錆びないらしい。黒ずむことはあっても、それは錆びではなく硫化と呼ばれる反応だそうだ。そして、硫化によって黒ずんだ銀は専用のクロスなどを使って磨くことで輝きを取り戻せる。あるいは意図的に黒ずみを残して“いぶし銀”を楽しむことも可能だ。
タイトルに銀(シルバー)を含む『シルバー事件』も、同様に錆びることのない作品であることを今回の再プレイは実感させてくれた。また、HD化によるグラフィックの向上、レスポンスの改善、その他もろもろのシステム追加によって、作品の魅力はさらに磨き上げられている印象だ。
『シルバー事件25区』とは(ほぼ)業界同級生なんです
唐突にふつうのレビュー記事っぽい文章になってしまったうえに、なんかウマいこと言ってしまって自分でも面食らっているところだが、この調子で続編『25区』についても説明していこうと思う。
『シルバー事件』の結末において示唆された続編の予感。その予感は2001年にプレイステーション2で発売された『花と太陽と雨と』(のちにニンテンドーDSへ移植)でほんの一部が実現し、ファンたちの期待は高まった。そして2005年、ついに登場したのが『シルバー事件25区』である。
当然、ファンたちは「あの『シルバー事件』の続編だ、いくぞデカチンーーー!」と飛びついた……とは正直言い難い状況だった。同作は据え置き機でもなく、携帯ゲーム機でもなく、フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)向けアプリとして登場したからである。作品の内容云々の以前に、プレイできる環境が限定的過ぎた。結果、『25区』は“幻の作品”なんて呼ばれるようにもなってしまう。
余談だが、『25区』が配信されていた時期は、僕がファミ通編集部にジョインした時期に重なる。
ぺーぺーだった自分に与えられた仕事は、日々メーカーから送られてくるニュースリリースをシコシコとファミ通.comで記事化することだった。『25区』のニュースリリースも定期的に届いており(アプリ版はエピソードが順次配信されるスタイルだったので、定期的にリリース情報が配信されていたのだ)、「ああ、遊びたい、遊びたいけど自分のボロ携帯では遊べない……いつか、コンシューマーで出ますように」と、校了を終えた明け方の空に向かい、星に願っていたのをよく覚えている。
随分と時間はかかったが、その願いは叶った。
2016年に『シルバー事件』のHDリマスター版が発売され、その成功を受けて『25区』のリメイクが動き出し(『25区』は一度、ニンテンドーDS向けに移植されるというアナウンスがされたが、それは立ち消えになっている)、2018年にSteamおよびプレイステーション4で『シルバー2425』となって登場。ようやくファンたちは「あの『シルバー事件』の続編だ、いくぞデカチンーーー!」と飛びついた……が、前述したとおり自分はこのタイミングではプレイしていない。
当時プレイしなかった理由について、なにかそれっぽいことを言いたい誘惑に駆られるが、悲しいことにとくにこれといった理由はない。当時は私生活のほうが何かと忙しくって、ゲーム自体遊ぶヒマがなかっただけである。
“シルバー事件25区 考察”でググりたい気持ちをガマンしています
というわけで、熱心なファンたちから数年遅れて遊ぶことになった『25区』。結論から言えば、マジ最高だった。
FILM WINDOWの存在感は薄くなったものの、複数視点から物語を紡ぐ構造(今回は凶悪犯罪課編の“Correctness”、地域調整課編の“Match Maker”、モリシマトキオ編の“Placebo”と3つの視点になった)は健在だし、圧倒的にスタイリッシュなグラフィック、ミニマルで洗練されたサウンド、隅々まで(プレイヤーを困惑させるためとしか思えない方向に)計算され尽くしたゲームデザイン、どれも「コレだよーー!コレコレ~、」とシビれてしまう。
なにより、物語が今回も最高だ。前作以上に余白が増えていて、ハッキリ言ってよくわからないところも多いのだが、遊んでいて後引く感じは前作以上である。言い換えればより“クリフハンガー”的になっており「あと1エピソードやったら終えよう……」なんて考えているうちに、シナリオ全部を終えてしまっていたりするのだ。
ただし、前作でTransmitter編とPlacebo編が明確にオモテ・ウラになっていたような構造は弱まった印象だ。だから、同じ感覚で(全員がそうしていたか不明なので、念のため補足しておくと、僕は前作をTransmitter編とPlacebo編で交互に進めていた)各シナリオのエピソードを1話ずつ進めるという遊びかたは、個人的にはおすすめしない。ひとつのシナリオを終えたら、つぎのシナリオに移る……っていうのが、『25区』の遊びかたには向いていると思う。
物語の“余白”が増えていると言えば、ビジュアル面においても『25区』は全体的に白っぽい。ここから独りよがりな連想ゲームをさせてもらうと……銀(シルバー)の呼びかたには“白銀”というものもあり、さらに白銀は“白銀の世界”といった具合に、一面の雪景色を指すときに使う言葉でもある。つまり、『25区』は銀が街を覆い、白銀の世界にする話である――とも考えられそうだ。
……ちょっと、我ながら抽象的すぎる表現だったので、全人類が理解できるよう、もっと平易な表現で(僕なりの考えで)説明してみよう――要するに、ジョージ・A・ロメロの偉大なるゾンビ映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と、その続編『ゾンビ』(原題は『ドーン・オブ・ザ・デッド』)の関係性である。
全人類が理解したと思うが、宇宙人向けに念のため補足しておくと、両作を日本語に訳してほしい。
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』=死者の夜
『ドーン・オブ・ザ・デッド』=死者の夜明け
ってわけで、これは奇しくもそのまま『シルバー事件』と『25区』の関係性にプラシーボな感じで合致する。
さらに“死者”の部分を“ウエハラカムイ”なり“殺意”なり“シェルター”なり、ゲーム内の重要キーワードに置き換えていけば……あら不思議、頭の中のガッテンボタンが鳴り響くではないか。
あるいはそんなトリッキーな考察ごっこをせず、シンプルにこう考えてもいい――事態はより深刻さを増している、と。
『シルバー事件』が導火線だったとすれば、『25区』は盛大な爆発だ、花火だ(そういえば、某シナリオの某エピソードの背景グラフィックでは導火線が動き続けていた)。花火大会に行って、導火線への点火だけを確認して帰る人はいないだろう。つまり、『25区』は必見の作品であり、『シルバー2425』はこの一連の物語を楽しむうえで最良のパッケージということである。
ちなみに、ジョージ・A・ロメロの初期ゾンビ映画は三部作だ。ナイト(夜)、ドーン(夜明け)ときて、最後は『Day of the Dead』(邦題『死霊のえじき』)で幕となる。『シルバー事件』にも“死者の日”ならぬ、“カムイの日”を描く続編がくるのだろうか。須田・ロメロ氏の動向が気になって仕方ない今日このごろである。
……と、そんな感じに、プレイを終えた現在は“シルバー事件25区 考察”でGoogle検索する欲望と戦いながら、自分なりの解釈を巡らし、作品の余韻を味わっている次第だ。
Sくんは『シルバー事件HD』を『25区』を遊んだのだろうか
『シルバー事件』、『シルバー事件25区』、須田剛一、潜水夫、シロヤブ、スミオ、シェルター……いま、僕の頭のなかはローマ字読みで“S”から始まる言葉でいっぱいだ。もちろん、Sくんのこともずっと考えている。
Sくんとは大学を卒業して以来、久しく連絡を取っていなかった。LINEはつながっているが、それはケータイの電話帳に入っている番号をアプリが読み取って、勝手に「知り合いかも?」と表示してくれたからつながっているだけだ。
Sくんはいまも全方向にセンスがよくて、オシャレなのだろうか。いまも『ジャズ大名』がいちばん好きな映画なのだろうか。『シルバー事件HD』と『25区』を遊んだのだろうか。
「あのさ、『シルバー事件』の説明書に登場人物一覧あるでしょ。そこに“マリオネットマザー”っているんだけど、この人どこに出てきたっけ?」
「それを言ったら、サンダンスも出ていないよ、Sくん。もしかして、まだ己(おれ)たちが見ていないシナリオがあるのかもしれない」
「深いね、『シルバー事件』」
「うん、深いよ」
……そんな会話をひさびさに交わしたい。“シルバー事件 考察”なんて孤独な検索ワードに頼るのはイヤなのだ。僕は勇気を出して、SくんにLINEをした。
予想外の展開である。個人的にこの展開は須田節を上回る、言うなればS節である。
さらに聞けば、Sくんは現在ゲーム制作に関わっているという。
GhMへの就職は残念ながら叶わなかったが、ゲーム業界で働くことが諦めきれず、紆余曲折を経てとあるパブリッシャーに入社。スマホやブラウザ向けタイトルのプランナーとしてキャリアをスタートし、大手メーカーへの出向を経て、少し前に独立したらしい。
そして、『シルバー事件HD』と『25区』は未プレイだった。理由はとくに聞かなかったが、たぶんそれらしい理由なんかなくて、僕と同じで私生活が忙しかったからだろう。
Sくんはこのひさびさのやり取りについて記事で紹介することに承諾し、またNintendo Switch版『シルバー2425』を購入することを約束してくれた。
「いま己さ、子どもいるでしょ。もう4歳だから、いろいろとわかっちゃうわけで、やっぱテレビの大画面で『シルバー事件』みたいなゲームを遊ぶのはちょっとね……でも、Nintendo Switchなら気にせず遊べるね。ありがたいよ。ところで、『25区』にマリオネットマザーって出てくるの?」
ああ……Nintendo Switch版『シルバー2425』の発売が楽しみだ。Sくんが遊び終えたら、そのときは昔みたいに考察ごっこをしようと思う。いま僕は、青春時代が返ってくるような気持ちでいる。
僕のデタラメから始まった『シルバー2425』のレビュー記事は、『シルバー事件』を愛した日々の先にある、驚きの真実を明らかにした。
でも待ってほしい。こんなにうまくできた、ドラマのような“真実”があっていいのだろうか? この展開、あまりにも都合がよすぎやしないだろうか?
『シルバー事件』でもっとも重要な言葉を思い出そう。クサビ・テツゴロウはプレイヤーの分身であるデカチンに言った。
「真実と事実は違う」
そして、物語の語り手というのはときに信頼できない語り手になる。Placebo編のモリシマトキオがそうだったように。
もう一度、くりかえそう。
「真実と事実は違う」
さまざまなデマや不確かな情報が蔓延する現代社会。僕らはクサビ・テツゴロウのこの言葉を胸に留めて生きていかなければいけない。
つまり……『シルバー2425』はいまの時代にこそ遊ぶべきタイトルである!
Fさん、当初の提案どおりに締められたので、原稿料は5万でどうですか?
執筆者紹介:キモ次郎
元ファミ通編集部ニュース班。このたびは、非常に悪質なやらせ記事を執筆してしまい大変失礼いたしました。でも、GhMの面接を受けた話を始め、Sくんに関するエピソードはすべて本当です。彼は『シルバー事件』で人生が変わりました。ウソなのは「久しく連絡を取っていない」というところです。昨日も『スマブラ』で対戦しました。ほんと、嘘つきですいません。