PCゲーム販売プラットフォームのSteamで、独立系スタジオやインディーによるタイトルの体験版などが公開される“Steamゲームフェスティバル”が再び開催中。期間は日本時間の2月10日午前3時まで。

 いろいろ公開されているので、自分に合ったタイトルがないか探してみるのが一番だと思うが、何かのきっかけになるように記者が個人的に注目しているタイトルをいくつか紹介しておこう。

 まず大きめのタイトルでは、バンダイナムコがパブリッシング予定のホラーゲーム『リトルナイトメア2』。本作の体験版が公開されるのはこれが初めてではないのだが、2月11日に発売予定の本作をこの機会にあらためてチェックしておくのは悪くないだろう。

 発売直前のちょっと大きめのタイトルとしては、インティ・クリエイツの『ぎゃる☆がん りたーんず』も体験版が公開されているタイトルのひとつ。Switch版が発売中で、PC版は2月12日に配信予定となっている。

 DotEmuの『Windjammers 2』は、昔データイーストから出たスポーツアクションゲーム『フライングパワーディスク』の続編。こちらも体験版公開は初ではないが、独特な早いテンポ感で展開される試合はハマる人にはめちゃくちゃハマるので、未プレイの人はぜひ試してみて欲しい。

 『Chicory: A Colorful Tale』は、魔法の絵筆を持った犬を主人公にしたパズルアドベンチャーゲーム。対応言語は英語のみだが、絵筆を使って描くことで道を切り開いていくパズル要素や、ほんわかした雰囲気やサウンドの評価は海外のインディー界隈でも高い。

 インディーパブリッシャーのTribute Gamesがパブリッシング予定の『Steel Assault』は、メガドライブやPCエンジンの頃の日本のアクションゲームからの影響をモロに感じるタイトル(主人公の名前もタロー・タカハシ)。

 なお、同パブリッシャーは昨年同じようなレトロテイストのアクションゲーム『パンツァーパラディン』を日本語対応でリリースしているのだが、本作でも日本語ローカライズをしてくれる。

 日本と縁のある海外スタジオ製ゲームと言えば、Team 17の『Narita Boy』も注目。日本在住経験もあるコンセプトアーティストEduardo Fornieles氏が設立したStudio Kobaによる本作は、80年代テイストと『スキタイのムスメ』的な抽象的な世界観が融合した、センスがバリバリ効いている作品。本作も日本語対応予定となっている。