古の存在であるというライターのたむ爺が今回紹介するタイトルは、ほのぼの系のビジュアルが印象的な『Carto』。Humble Games発売、Sunhead Games開発による、パズルアドベンチャーです。
世界の地形を作り変える能力を持つ少女カートの冒険
絵本を思わせる温かいグラフィックと、心に染み入る音楽により、ハートウォーミングなほのぼのとした世界観を楽しめる本作は、ひとりの少女、カートの冒険と成長が描かれている。
物語は、ふとした事故で、いっしょに暮らすおばあちゃんと離れ離れになるところから始まる。不運に見舞われるカートだが、彼女がふつうの子と違うのは、世界の地形を作り変える能力を持っていること。
カートは、その特殊な能力を駆使しながら世界を旅し、人々や動物と出会い、助け合いながらおばあちゃんとの再会を目指すことになる。
カート、その身に宿る力で世界の形を変え進むんだ
本作は、人と話したりアイテムを探したりすることで進行するアドベンチャー形式のタイトル。さらに、進める場所を増やす手段としてパズル要素が組み込まれている。見つけたピースをジグソーパズルのように、移動・回転させて組み合わせることで、新たな地形ができあがり、その組み合わせによって新しい家や人が現れてストーリーが進行していく。
単に地形を合わせればよいわけではなく、ヒントを見つけ、その条件を満たすように配置する必要があるところがミソだ。
【チャプター1】島・船出
物語は、15歳になったら島から出て二度と戻ることができないという風習をもつ島から始まる。そこで出会うのが、ちょうど15歳を迎えた少女のシーアンナ。その文化に抗う人間模様と壮大な冒険を予感させる展開が待ち受けている。
【チャプター2】草原・園芸家
続いての舞台は草原。ここでは特定の配置をすることで新しい地形やピースが出現する、少し複雑なパズル要素が加わる。島に住む人々と出会い、この地の草をうまく使いながら謎を解き、神秘なる存在を追っていくことになる。
カート? 不思議な子。その力で私たちを助けてくれる?
【チャプター3】森・新たな成長
草原での不可思議な体験を経てたどり着いたのが、動物の協力なしに移動ができないほどの迷いの地とされる森。動物たちや自然の声が脱出のカギを握っていて、言葉では明確に表現されないそのヒントを読み取り、脱出を試みていく。
■森の動物たち
Carto(カート)
- メーカー:Humble Games
- 開発: Sunhead Games
- 配信日:2020年10月27日配信
- 価格:Nintendo Switch版は 1864円[税抜](2050円[税込])、プレイステーション4版とPC版は各1900円[税抜](各2090円[税込])、Xbox One版は2137円[税抜](2350円[税込])
- ジャンル:パズル・アドベンチャー
- CERO:全年齢対象