2021年5月8日に発売される『バイオハザード ヴィレッジ』(PS5、PS4、Xbox Series X、Xbox One、PC)。同作には、『バイオハザード RE:バース』というオンライン対戦TPSゲームが無償で付いてくる。
この『バイオ RE:バース』は、2021年1月28日から1月31日まで、クローズドβテスト(以下、CBT)が行われている。本記事では、そのCBTテストの模様をもとに、本作の内容を紹介しよう。
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本作は最大4人~6人でプレイするオンラインTPS。CBTテストでは、6人がお互いを倒し合ってポイントを競うデスマッチルールを遊ぶことができた。本作のおもしろいところは、クリスやレオンのような人間キャラクターと、タイラントやネメシスといったB.O.W.(『バイオハザード』シリーズに登場する生物兵器)の両方を操作するという点だ。
人間キャラクター
ゲームをプレイする際には、どの人間キャラクターを使うかを選択する。CBTで選べたのは、以下の6人。いずれも『バイオハザード』ファンにはおなじみのキャラクターばかりだ。
- クリス
- ジル
- レオン
- クレア
- エイダ
- HUNK
彼らはそれぞれ、常時発動の“パッシブスキル”を1種類と、みずからの意思で発動させる“アクティブスキル”を2種類持つ。たとえばクリスのアクティブスキルであれば、一定期間死ななくなる“不屈”といったように、キャラクターの特徴を表現したものが与えられている。アクティブスキルにはリキャストタイムが設定されており、うまくスキルを使用していくことも重要だ。
また、このCBTでは、使える銃器(各2種類)もキャラクターによって異なっていた。アクティブスキルと銃器の攻撃を組み合わせて、敵を倒すわけだ。なお、銃を撃つためには覗き込みアクションが必須で、いわゆる“腰だめ撃ち”はできない。
操作の面での特徴は、この手のゲームには珍しく、ダッシュがないこと。そのかわりに、指定方向に向かってローリングする“回避”というアクションを取ることができる。
回避中はダメージが軽減されるため、敵の攻撃に備えて使いたい。ただし、回避をするには、時間の経過によって回復するゲージが必要。ゲージは3本までストックしておけるので、いざというときのために乱発は厳禁だ。
B.O.W.
人間キャラクター状態でやられると、B.O.W.となって復活する。変身できるB.O.W.は以下の5種類で、自分の意思で選ぶことはできない。
- モールデッド(肥満型)(必要ウイルス0個)
- ハンターγ(必要ウイルス1個)
- ジャック・ベイカー(必要ウイルス1個)
- ネメシス(必要ウイルス2個)
- スーパータイラント(必要ウイルス2個)
マップ上に配置された“ウイルス”というアイテムを取得すると、タイラントやスーパーネメシスといった、攻撃力と体力が高い超強力なB.O.W.に変身できる。通常攻撃や2種類のアクティブスキルを使って、自分を倒したプレイヤーに反撃してやろう。B.O.W.は、ほかのプレイヤーが透けて見えるので、追いかけるのは難しくはない。
B.O.W.のアクティブスキルは、シリーズのファンならおなじみのものが多々。たとえばベイカーお父さんのアクティブスキル1は、強烈なパンチをくり出す“お前も「家族」だ”。アクティブスキル1で人間キャラクターを倒すと、専用モーションが表示されて得られる点数もアップするので、可能ならば狙っていきたいところ(ただし、モールデッド(肥満型)を除く)。
B.O.W.は体力ゲージがあり、0になると死亡。再び人間キャラクターとしてリスポーンする。体力ゲージはダメージを受けるほか、時間の経過によっても減少する。いかにB.O.W.が強いといえど、集中砲火を受ければひとたまりもないので、遮蔽物に隠れるなどの行動も必要と感じた。
ゲームのルール
6人で5分間戦い、敵を倒して得たポイントがもっとも高いプレイヤーが勝利となる。マップ上には体力を回復するグリーンハーブや銃の弾薬などが落ちており、これらを拾いながら戦っていく。アイテムに触れるだけで取得できるので、スムーズな操作が可能だ。
また、マップにはロケットランチャーを始めとする強力な重火器も。弾薬が少ないので乱用はできないが、B.O.W.への切り札となる。
勝利を得るうえでもっとも重要なのが、連続キルボーナス(キルコンボ)を狙うこと。自分がやられずにキルを重ねることで、得られるポイントがどんどん高くなっていく。
この連続キルコンボは、敵にやられると終了。しかし、自分を倒したプレイヤーをさらに倒して“リベンジ”を果たせばボーナスを継続でき、それに加えてリベンジ成功の得点も入る。
自分を倒したプレイヤーは頭上にオレンジ色のアイコンが表示されるので、積極的に狙うべし!
また、ゲームが後半になるとマップ上のウイルス出現数が増え、ネメシスやスーパータイラントに変身しやすくなる。これらのB.O.W.が画面上に3体くらい並ぶなんてこともザラ。怪獣大戦争のごとき大迫力の戦いは、見た目にもおもしろい。
ゲームのコツとしては、やられないように立ち回ることと、ウイルスをしっかり取得することが大事。ウイルスなしで変身できる“モールデッド(肥満型)”は正直あまり強くないので、ウイルス1個以上の状態を保ちたいところだ。
筆者としては、クレアやジルといった女性キャラクターが使いやすいと感じたが、光学迷彩で透明になれるハンクや、一定時間やられなくなるクリスなどもわかりやすい強みがあり、キャラクターごとに強い戦術がしっかり確立しそうな印象。また、ゲームシステム面では、得点ベスト3やキルコンボが高いプレイヤーを倒すことによるボーナス得点などもあり、ただ目の前の敵を倒せばいいというわけではない戦略性も見られた。1試合5分でサクッと終わるのもいい感じだ。
現在はCBTということで、恐らく開発中の要素が多分に含まれていると思われるが、発売時はどういったゲームに仕上がるのだろうか。続報はファミ通.comでお伝えするので、お楽しみに!
プレイ動画もチェック!
筆者がCBTテストで生配信した模様は以下でご確認を。初期設定に手間取り、27分ごろからプレイ開始となっているので、そのあたりから観始めていただけると幸いだ。