Epic Games(エピックゲームズ)が開発・運営を手掛ける超人気バトルロイヤルゲーム『フォートナイト』。

 集めた素材で壁・階段・屋根・床を建築でき、リリース当初は風変わりなバトルロイヤルゲームという印象だったが、現在でも戦略性の高いシューターとして人気を博している。斬新なゲーム性のほかにも、こまめなアップデートや、有名アーティストによるゲーム内ライブイベントなど、新鮮なゲーム体験を提供し続けることでも注目されるタイトルだ。本稿では、魅力やいま始める際のポイントを解説していく。

カジュアルに楽しめるゲームだが、奥の深い競技性が魅力!

最大100人による白熱のバトルロイヤルゲーム

 本作にはPvEモードなども用意されているが、人気爆発のきっかけは、最大100人のプレイヤーが小さな島のフィールドで最後のひとり(1チーム)になるまで戦うバトルロイヤルモードだ。

 フィールドの上空を飛ぶバトルバスから降下したら、まずはマップに落ちている武器やアイテムをゲット。そして、本作の最大の特徴である“建築”をするために、樹木や石、金属を削って素材収集。何もない場所に壁を作れば敵の銃撃をガードでき、上空に足場を作れば奇襲に役立つ。これらすべてを上手く活用して敵を倒して、ビクトリーロイヤル(優勝すること。通称、ビクロイ)を目指すのだ。

 また、時間経過でストームというダメージゾーンが外周から迫ってくる。安全地帯(通称、安置)が狭くなるので、緊張感がたまらない。ずっと同じ場所にいることもできず、安置もどんどん狭くなるため、敵との遭遇率も上がり、より白熱したバトルを楽しめるのだ。

『フォートナイト』建築要素が肝となるバトロワでは、米津玄師さんら有名アーティストによるライブやストーリーも充実。いまから飛び込む際のポイントも解説!

 目的は敵を倒すことではなく、あくまで最後のひとりになること。極端な話、うまく隠れているだけでも上位を狙えてしまう。そのため、シューティングやアクションが苦手でも、ビクロイを取れる可能性があるのも本作の魅力のひとつだ。

本作最大の特徴となる“建築”要素

 本作の肝となるのが“建築”だ。マップにある家や車などのオブジェクトを最初から持っているツルハシで叩くことで素材を入手でき、それを消費して壁や足場を作り出せる。

 『フォートナイト』ではこの“建築”がかなり重要だ。攻撃や防御に活用できるほか、敵を閉じ込めて有利な状況を作るなんてことも可能。本作のようなFPS/TPSのマップ構造は、ゲームのおもしろさを左右する。それを自分で作れるのだから、おもしろくないはずがない。

 安置に早めに入って大要塞を作ったり、高所を階段と床でつないで攻め込むのもいいだろう。もちろん相手も建築を活かして攻めてくるので、それをどうやって攻略するかなど、毎回違った状況の戦闘を楽しめるのも本作の醍醐味だ。

『フォートナイト』建築要素が肝となるバトロワでは、米津玄師さんら有名アーティストによるライブやストーリーも充実。いまから飛び込む際のポイントも解説!

勝利へのカギとなる“建築”を学ぼう

 ここまで簡単に概要を紹介してきたが、門戸が広く、同時に奥が深いのが『フォートナイト』だ。いまから始めてほかの人にも追いつけるのか不安な人のために、ここからはあらかじめ覚えおきたいコツを紹介していく。

 まずはなんといっても建築だ。何もない場所に壁や階段などを作成できるため、移動や防衛のために重要な要素となっている。建築の基本は以下の3点。

  1. 撃たれたらその方向に壁を作る
  2. 階段や壁を使って高所を取る
  3. 回復するときは自分を囲むように壁・床・屋根を作る

 (1)をマスターすれば、被弾を抑えて生存率を上げられる。

 (2)は攻撃の基本だ。高所からだと下を狙いやすいため、一方的に攻撃できる。自分で高い要塞を建築するか、階段を作ってマップ上のオブジェクト(建造物)に登るといいだろう。ただし、建築物は地面との接触部分をすべて壊されると崩れてしまう。落下ダメージを受けるので、高すぎる建築も注意が必要。

 また、(3)に挙げたとおり、回復アイテムを使用するときは安全な場所に退避することが大切。自分を建築で囲み、安全を確保してから回復しよう。

『フォートナイト』建築要素が肝となるバトロワでは、米津玄師さんら有名アーティストによるライブやストーリーも充実。いまから飛び込む際のポイントも解説!
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さまざまな武器を利用して敵を倒そう

 どんなに強固な要塞を建築しても、敵を攻撃しなければ倒すことはできない。マップ上のあちこちには、戦闘には欠かせないさまざまな物資が落ちている。銃や投擲物(グレネードなど)、建築物ごと敵を倒すロケットランチャー、体力回復ポーションなど、より取り見取りだ。勝つためには、限られたスロット数をやりくりして、いい装備を揃えるのが大切。そのため、まずは片っ端から武器を試して、自分に合ったものを探そう。

 アイテムにはそれぞれレアリティが設定されている。低い順にコモン(灰色)、アンコモン(緑色)、レア(青色)、エピック(紫色)、レジェンダリー(オレンジ色)の6種類だ。基本的にはレアリティが高いほうが強力なので、いい武器を見つけたらすぐに持ち替えよう。

 なお、敵を倒すとアイテムや建築素材をドロップする。倒せそうな敵には積極的に戦闘を仕掛けるといいだろう。

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 おすすめの構成は“近距離武器・中距離武器・遠距離武器・回復アイテム×2”だ。近距離武器にショットガンやサブマシンガン、中距離武器にアサルトライフル、遠距離武器にスナイパーライフルやロケットランチャーを持つとバランスがいい。残りの2スロットにはシールドとHP用の回復アイテムを1種類ずつ持てば万全だ。

練習におすすめのモード

 本作を初めてプレイする際は20対20の“チームランブル”モードがおすすめだ。先に合計125人倒したチームの勝利となり、倒されてもリスポーンできるのでプレイ時間が長く、AIM(照準)や建築の練習にもってこいと言える。

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建築を駆使したガチな対戦以外にも、さまざまなお楽しみ要素も

 ガチな対戦以外にも、ほかのプレイヤーが作成した島で遊べたり、自分でルールを設定できる“クリエイティブ”というモードも存在する。このモードでは、AIMや建築の練習はもちろん、ミニゲームなどを作ってフレンドと遊ぶことも可能だ。

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トゥーン風に描かれたキャラクターとフィールド。歩き回るだけでも楽しい!

 ガチなバトル以外にも、『フォートナイト』にはさまざまなお楽しみ要素が詰め込まれている。たとえば、トゥーン風に描かれたビジュアル面。バトルロイヤルと聞くと少々過激な演出を想像する人も多いと思うが、グラフィックは全体的にかなりポップ。キャラクターや背景の海、草に至るまできれいきれいに描かれており、マップを探索しているだけでも十分楽しめる。

『フォートナイト』建築要素が肝となるバトロワでは、米津玄師さんら有名アーティストによるライブやストーリーも充実。いまから飛び込む際のポイントも解説!

頻繁に実施されるアップデートによりマップが変化。シーズンごとに展開されるストーリーにも注目

 本作は短い期間で定期的にアップデートが行われ、新たな武器やアイテムの追加などによって、つねに進化し続ける。とくに注目してほしいのは、シーズンのテーマに沿ったマップの変化だ。雪に覆われたり、マップのほとんどが水没したりと、同じロケーションでも別の戦いかたが求められるため、新鮮な気持ちでプレイを楽しめる。

『フォートナイト』建築要素が肝となるバトロワでは、米津玄師さんら有名アーティストによるライブやストーリーも充実。いまから飛び込む際のポイントも解説!

 ちなみに、本作はバトルロイヤルシューターでありながら、シーズンごとにストーリーが用意されている。マップはそのストーリーに応じて変化していくので、移り変わりに注目し続けると、『フォートナイト』の世界に入ったかのような気分も味わえるのだ。シーズンの切り替わる前には怪しげなカウントダウンイベントが始まったり、ロビー画面に変化があったりと、演出も見事。かなりワクワク感をそそられる。

『フォートナイト』建築要素が肝となるバトロワでは、米津玄師さんら有名アーティストによるライブやストーリーも充実。いまから飛び込む際のポイントも解説!
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有名アーティストのライブをゲーム内で実施したり、斬新なイベントにも注目

 本作の魅力は熱いバトルロイヤルだけではなく、充実したコラボにも注目だ。過去にはスーパーDJ“マシュメロ”やマーベル・スタジオのさまざまなヒーロー、有名ストリーマー“Ninja”などのコラボスキンが登場している。自分な好きなヒーローや人物のコスチュームでプレイできるのは、かなり興奮する。

 さらに、米津玄師さんなどの有名なアーティストのライブや映画上映など、斬新なイベントも頻繁に実施される。こういったイベントでの目的はビクロイを取ることではなく、めいっぱいスペシャル映像を楽しむこと! 戦闘が苦手でも楽しめる対戦ゲームは珍しいのではないだろうか。

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 本作は基本無料だ。対応機種であればすぐさまダウンロードして楽しめる。つねに進化し続けてユーザーを驚かせ、今後の盛り上がりにも期待できる本作を、ぜひプレイしていただきたい。