2005年(平成17年)12月22日は、プレイステーション2用ソフト『キングダム ハーツII』が発売された日。本日でちょうど発売から15周年を迎えた。

『キングダム ハーツ2』が発売15周年。ディズニー作品との競演でおなじみの人気シリーズで『パイレーツ・オブ・カリビアン』など初の実写映画コラボに驚かされた【今日は何の日?】

 『キングダム ハーツII』は、スクウェア・エニックスから発売されたアクションRPG。さまざまなディズニー作品のワールドが登場し大きな注目を集め、世界的なヒットも記録した人気シリーズの続編となる。ナンバリングは『2』だが、シリーズとしては『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』(ゲームボーイアドバンス)に続く3作目に当たり、ストーリーも連続した関連性の強いものになっている。

『キングダム ハーツ2』が発売15周年。ディズニー作品との競演でおなじみの人気シリーズで『パイレーツ・オブ・カリビアン』など初の実写映画コラボに驚かされた【今日は何の日?】

 いままでのシリーズではディズニーの長編アニメ作品が数多く登場していたが、本作からはなんと実写映画ともコラボレーション。『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『トロン』の登場が明らかになったときは、けっこう驚かされてしまった人も多かったのではないだろうか。『パイレーツ・オブ・カリビアン』は2003年から映画のシリーズが始まり、人気絶頂の時分だったため、筆者などはジャック・スパロウやウィル・ターナーの姿を見たときちょっと感動した覚えがある。『トロン』にいたっては、懐かしの映画の採用に「ウソだろ!?」と衝撃を受けてしまった。この反応は、もしかするとスクエニさんの思惑通りといった感じかもしれないが。

『キングダム ハーツ2』が発売15周年。ディズニー作品との競演でおなじみの人気シリーズで『パイレーツ・オブ・カリビアン』など初の実写映画コラボに驚かされた【今日は何の日?】

 懐かしいと言えば、モノクロ作品の『蒸気船ウィリー』。いや懐かしいというよりは知識として知っているだけで、見たことがあっても“ディズニー特集”みたいな番組で映像を見たという程度の人がほとんどだろう。何せ1928年の作品で、一般的にミッキーマウスとミニーマウスのデビュー作として知られる作品なのだから。本作ではそんな『蒸気船ウィリー』のワールド“タイムレス・リバー”が登場。モノクロで描かれるこれまでと打って変わった世界に、あっと言わされてしまったのではないだろうか。ほかのワールドがカラフルなこともあってか、かなりのインパクトで深く記憶に残っている。

 バトルシステムも大幅に強化されていて戦略の幅も気持ちよさもグンとアップ。ドナルドやグーフィーの力を借り、DRIVEゲージを消費して発動する“フォームチェンジ”は『II』から採用の大技。特殊攻撃やアビリティが使用可能になるだけでなく、主人公ソラの服の色も変化するのが地味によかった。仲間といっしょに繰り出す“れんけい”も強力で、それぞれの発動演出がド派手かっこよかったのも印象的だった。

『キングダム ハーツ2』が発売15周年。ディズニー作品との競演でおなじみの人気シリーズで『パイレーツ・オブ・カリビアン』など初の実写映画コラボに驚かされた【今日は何の日?】
『キングダム ハーツ2』が発売15周年。ディズニー作品との競演でおなじみの人気シリーズで『パイレーツ・オブ・カリビアン』など初の実写映画コラボに驚かされた【今日は何の日?】

 2007年3月29日には、『チェイン オブ メモリーズ』を3Dリメイクした『キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ』と、北米版をベースに新要素を加えた本編をセットにした『キングダム ハーツII ファイナル ミックス+』が発売された。