ドイツゲーム賞を獲得した名作ボードゲーム『WINGSPAN』。今回ご紹介するのはそのデジタル版だ。
本作の目的は、野鳥保護区の環境を整備し、与えられたターンまでにより多くの鳥を集めて勝利を目指すこと。プレイヤーは毎ターン、“鳥の配置” 、“ 餌の収集” 、“ 産卵” 、“手札の補充”のいずれかの行動を取ることができ、4ラウンド計26ターンから構成される1ゲームの中でスコアを競い合う。
最大5人までプレイ可能なので、見知らぬ人と対戦してもよし、友人を誘っていっしょに遊ぶもよしだ。
どの鳥もかわいくて癒される
本作に用意されている鳥の数は、なんと170種類! カードをクリックすれば、鳥たちがさえずり、イラストも動くのはデジタル版ならでは。手持ち無沙汰になりがちな、ほかのプレイヤーの操作中はついカードをクリックしてしまう。
3つのエリアに鳥を呼んでポイントを稼ごう!
鳥と餌の中から計5枚、そしてボーナスカードを1枚選んでゲームスタート。本作には“ 森林”、“ 草原”、“ 水辺”といった3つのエリアがあり、それぞれ可能なアクションも異なる。最終的に鳥に表示された数字の合計値や、産んだ卵の数などで勝敗が決するが、その過程での試行錯誤がおもしろい。各エリアでプレイヤーが取れる行動は下記の通り。
森林(餌の確保)
鳥を保護区に呼び寄せるためには、それ相応の餌が必要だ。森林をプレイすると、餌箱にランダムに置かれた餌から好きなものを選んで入手できる。鳥のカードには好みの餌が表示されているが、その餌を持っていない場合、ほかの餌ふたつをコストにして代用可能だ。
草原(産卵)
得点集計時は、持っていた卵ひとつにつき、1ポイントとして計算される。そのため、草原エリアでどれだけ多くの卵を産ませたかが勝敗のカギを握っていると言っても過言ではない。ゲーム終盤では産卵を何度も行うので、“起動時”の効果を発動できる鳥を置いていくのがオススメだ。
水辺(鳥の獲得)
手札が減ってきたら、水辺で新たに鳥を呼んでこよう。プレイヤーは場に表示された3枚の中から好きなものを選択するか、山札からランダムな1枚を引くかを選べる。手札の枚数はポイントにはほとんど影響しないので、強力な鳥が入手できるなどの特定の条件を除き、最小限に抑えたい。
コンボを再現すべく何度もやりたくなる
1枚1枚がそこまで強い能力ではないものの、組み合わせることでポイントを荒稼ぎできたりもする。特定の鳥どうしでしかコンボにならないが、カードが揃ったときは爽快! その快感を味わうため、何度もプレイしたくなる。
WINGSPAN
- メーカー名:Monster Couch, Stonemaier Games, indienova
- プラットフォーム:PC
- 配信日:配信中
- 価格:1863円[税抜](2050円[税込])
- ジャンル:ストラテジー
- CERO:――
- 備考:開発はMonster Couch