『ソードアート・オンライン』や『冴えない彼女の育てかた』の主題歌などで多くの人に歌を届けているアーティスト・春奈るなさん。最近、彼女が自身のYouTubeチャンネル“るな氏のガチ充チャンネル”(以下、ガチ充チャンネル)を開設したんですが、その内容が趣味全開ですごい。

 好きなアニメの“痛バッグ”(私物)を披露したり、好きなゲームのグッズ開封をお披露目したり。もともと彼女の曲やロリータファッションを着こなす姿などは知っていたけれど、こんなにガチのオタクの方だったとは知らず、気づけば“ガチ充チャンネル”の動画をずっと観ている日々。

 しかも、観れば観るほど、春奈さんの趣味の傾向がブレない。洋服やアクセサリーなどのファッションはもちろんのこと、好きなゲームや推しのキャラへの愛情などは、清々しいほどにオタク全開! ここまでブレない方もすごいなと、かなり興味津々になって、直接取材をさせていただきました。皆さんにも“るな氏”(春奈るなさんの愛称)のブレない動画をぜひ観てほしい!

“るな氏のガチ充チャンネル”はこちら

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“ガチ充チャンネル”ってどんな動画があるの?

 前述の通り、“ガチ充チャンネル”は春奈るなさんの趣味全開のチャンネル。私物の“痛バッグ”披露に始まり、推しキャラグッズのデコレーションや、自身のファッションアイテムの解説などなど、さまざまな動画があります。女性は共感ができる内容として、男性は春奈るなさんのオタクな一面を堪能できるものとして、楽しめるはず。あと、るな氏のリアクションがおもしろい!

春奈るなさん自作の歴代痛バがすごい

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透明なバッグに、推しキャラの缶バッジを敷き詰めた“痛バッグ”。春奈るなさんのガチさと、推しの変遷がわかります。

推しキャラを想像させるコーデ

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ポケモン ソード・シールド』の推しキャラを語りつつ、そのキャラを想起させるコーデをする回。ネズさん推しに納得。

Just ear 春奈るなコラボモデル発売!

 Just earは使用者の耳の形に合わせて手作りするイヤホン。本体形状のカスタマイズに加え、環境や音楽に合わせて音質をチューニングできる。その特徴を活かして、春奈るなさんが自身の楽曲に最適な音質にチューニングしたコラボモデルが期間限定で発売。春奈さんもゲームなどで愛用中!

アニソンシンガー・春奈るなさんのYouTubeが、ガチすぎてやべえ。オタク全開のブレない姿があまりに清々しいので取材してきました
Just ear“XJE-MH/LUNA”。受注期間:2020年11月29日〜2021年3月31日。価格:25万円+税 (別途、耳型採取費用9000円+税がかかります)
“Just ear 春奈るなコラボモデル”公式サイトはこちら

春奈るな(はるな るな)

10月11日生まれ。数多くのアニメ作品のテーマソングを担当。ファッションにも定評があり、ロリータモデルとしても活躍中。(※文中は春奈)

想像以上にガチな春奈さんにインタビュー

アニソンシンガー・春奈るなさんのYouTubeが、ガチすぎてやべえ。オタク全開のブレない姿があまりに清々しいので取材してきました

――もともと春奈るなさんのことは、いろいろなアニメのテーマソングなどで聴いていましたし、知ってはいたのですが、“るな氏のガチ充チャンネル”(以下、ガチ充チャンネル)を観るまで、ここまでガチな方だとは正直思っていなくて……(笑)。

春奈そうですよね(笑)。アーティスト活動だけだと、そういった面をなかなか見せられなくて……。これまでもそういうもどかしさがあったので、この“ガチ充チャンネル”ができたきっかけで、好き勝手というかワァーってやらせてもらってます。

――今回、YouTubeで“ガチ充チャンネル”を始めたきっかけを教えていただけますか。

春奈やっぱり新型コロナウイルスがきっかけですね。ステイホーム期間になってから人と会うイベントがまったくできなくなってしまったので、インスタライブをちょこちょこやっていたんですが、そこから派生して自分のパーソナルな部分を見せていける動画もやっていきたいと思って、YouTubeチャンネルを作りました。

――もともとYouTubeで、個人の動画配信をしたい、趣味の部分を見せたいという想いはあったのでしょうか?

春奈そうですね。好きなものに対してすごく正直なところが自分らしさだと思うし、そういうものは押し出していきたいって気持ちもありました。もともとYouTubeにも興味があったんですけど、最近はお家でもYouTubeを観ているかゲームしてるかみたいな生活を送っていたので、一層憧れというか、できたら楽しいだろうな、という想いが強くなっていましたね。

――YouTubeはどういった系統のものを観ていましたか?

春奈動画のクリエイターの方々で“はじめしゃちょー”さん、“Fischer's-フィッシャーズ -”さん、“東海オンエア”さんとか、王道のものが多いですね。

――実際にYouTubeの動画投稿にチャレンジしてみていかがでしたか?

春奈それが、すごいド緊張して(笑)。よく観ていたからこそ、自分の中でも目が肥えてしまっているというか、自分が改めてその世界に入ってちゃんと表現ができるのかなとかいろいろ考えて、最初の収録はお腹を壊しちゃいました(苦笑)。

――春奈さんは大きな会場でライブをしたり、番組に出たりといった経験をされていますよね。それとは別の緊張感がある?

春奈そうですね。YouTubeの中ではアーティスト“春奈るな”とはまた違って。“春奈るな”は芸名なんですけど、本名に近しいものというか、そういう内容を届けていきたいと思っていたので、これまでアーティスト“春奈るな”として経験してきた歌や表現とはまったく違った緊張感がありました。

――なるほど。素の部分はどこまで見せようか、と迷ったりすることはありますか?

春奈いえ、ぜんぜん(笑)。やりたいことをやるって感じです。隠すこともないし、動画ではありのままを出そうかなと思っています。

――迷わないんですね(笑)。動画の企画ややりたいことは、春奈さんが考えているんでしょうか。

春奈私から言うときもありますし、スタッフみんなで「つぎはこういう動画にしたいね」っていう話し合いもしています。

――“ガチ充チャンネル”を始めてから、周囲やファンからの反応はありますか?

春奈そうですね。わりと女性からの反響が大きいです。もともとファンの中にもアニメ好きの女の子が多かったので、これをきっかけに推しの話を友だち感覚でしてくれるようになったり、今回の『ツイステ』(『ディズニー ツイステッドワンダーランド』)のガチャ動画を観て「ファンになりました」って言ってくれる子もいて。

――アーティストとファンの関係よりは、好きなものが同じ人という感覚なんですね(笑)。

春奈本当に同志って感じです(笑)。

――ちなみに、とくに反響が大きかった動画は?

春奈2本目に投稿した“痛バッグ”ですね。再生数も20万回で多くて、あとTwitterでも「るなちゃんの痛バッグガチだった」みたいなことを書いてくれてる人もいました。あの動画を観てガチだったんだというのを認識してくれた人もいたのかなっていう印象ですね。

――確かに痛バッグは衝撃でした(笑)。アーティスト活動を始めてからもそういった活動は制限されなかったんですね。

春奈そうですね。基本的に制限することなく自由にオタ活してるし、年々自分の気持ちの規模が大きくなっていってます(笑)。

――そういったコンテンツのファンとして参加していると、そこで春奈さんのファンの人と遭遇することもありそうですね。

春奈ありますよ! 『おそ松さん』のイベントで、ファンの人と出会っていろいろしゃべったりして。

――ファンどうしとしてお話するんですね!

春奈イベントのラストで、客席に銀テープがバーンって発射されたりしますよね。私、それが取れなかったんですよ。でも最後に、ファンの子が「るなちゃん銀テープ取れたからあげる」って話しかけてくれたりして(笑)。

――いい関係(笑)。痛バッグもそうですけど、洋服やアクセサリなど、動画で公開されているものは全部私物なんですか?

春奈はい。ほぼ私服で撮ってますね。

――公開されている分だけを見てもかなりの量があると思うんですが、自宅はグッズに溢れているとか? とくに『ツイステ』グッズが多そうですし……。

春奈もうグッズと服ばっかりですね。服が多いかもしれないです。『ツイステ』は毎日のように新しいグッズが出ていて、出かけるたびに買って帰ってきちゃうので、たいへんですね(笑)。

――今後、動画でやってみたいことや挑戦したいことはありますか?

春奈体を動かす系のものをやってみたいです! 私、ものすごく運動音痴なんですけど、それがどういう化学変化を起こすのか、自分の中でも未知数なところがあって。そういうことにチャレンジして、無様な姿を晒したいと思いますね(笑)。

――みずから晒していく(笑)。

春奈あとはゲーム実況とかもやってみたいです!

アニソンシンガー・春奈るなさんのYouTubeが、ガチすぎてやべえ。オタク全開のブレない姿があまりに清々しいので取材してきました
アニソンシンガー・春奈るなさんのYouTubeが、ガチすぎてやべえ。オタク全開のブレない姿があまりに清々しいので取材してきました

――“ガチ充チャンネル”からちょっと離れて、ゲームのこともおうかがいします。もともとゲームがお好きなんですよね?

春奈そうですね。ゲームはずっと触れて育ってきました。

――初めて遊んだゲームって覚えていますか?

春奈記憶にあるのがスーパーファミコンの『スーパーマリオコレクション』だったと思います。あれはずっとやってましたねー。両親もゲーム好きだったので『ドラゴンクエスト』とかもやって。

――とてもハマったゲームは?

春奈ポケモン』は小さいころからずっとやっていましたし、めちゃくちゃハマったのは『ファイナルファンタジーVII』(以下、『FFVII』)ですね。人生が変わったというか、オタクへの目覚めがより一層濃くなった気がしますね。

――プレイステーションの『FFVII』ですか?

春奈私が最初に遊んだのは『クライシスコア -FFVII-』でした。それから原作の『FFVII』をやったので、時系列的には合っていて。どっちもすごく好きな作品です。

――ジェネシス(『クライシスコア -FFVII-』のキャラクター)にガチ恋されたと動画でお話されていましたね。

春奈してました! 高校のときにジェネシスにガチ恋してたんですけど、ひどかったですね。授業中に『クライシスコア -FFVII-』をクリアーしてしまって、あのラストのシーンを授業中に観て、カバンの中に頭を突っ込んで泣くっていう(笑)。もう大変でした。

――ザックスの大変なシーンが……(笑)。

春奈そうなんです! 神羅兵に囲まれるあのシーンをまさかの授業中に見てしまって……。

――『FFVII リメイク』はプレイされましたか?

春奈まだやっていないんですよ。ミッドガルで終わるというので、全部が出たら通してやりたいなって思ってますね。

――そこまででも十分楽しめますし、春奈さんはお好きだと思うので、ぜひ最後まで遊んでほしいですね。

春奈ええ! わかりました。やります!

――スクウェア・エニックス系の作品がお好きなんですか?

春奈そうですね。スクエニさんのゲームはけっこうやってますし、とくにPSPの『ディシディア FF』はめちゃくちゃやりましたね。

――ああ。使っていたのはクラウドですか?

春奈最初はクラウドを使っていたんですが、メインで使っていたのはバッツでした。すごく使いやすかったですね。

――あとは『イナズマイレブン』がお好きですよね。

春奈『イナズマイレブン』はDSとWiiで発売されたシリーズは、すべてプレイしましたね。

――そのほかにハマったゲームはありましたか?

春奈あとめちゃくちゃハマったのは、小学生のころにやった『真・女神転生 デビルチルドレン』で、『赤の書』をずっと遊んでいて、何度もくり返しクリアーしていました。

――ああ、“デビチル”! なんというか、そのころからお好きな傾向が見えますね。

春奈“厨二”って感じで(笑)。そこから悪魔系とか厨二系に目覚めたのかもしれません。

――(笑)。動画では『ツイステ』や『ポケモン ソード・シールド』のお話が多いですね。

春奈はい。あとは『あつまれ どうぶつの森』もだいぶやり込んで、ファンの人を島に呼んだりしましたね。

――ああ、それはファンはうれしいですね。島は相当作り込みましたか?

春奈島クリエイターは満足いくまでできて、住民厳選も終わった感じです。

――ちなみにお気に入りの住民は?

春奈いまだと“ジャック”が好きで、もともとは猫の“ビンタ”が好きだったので猫の住民が好きですね。

――あとは“ジュン”とか?

春奈“ジュン”君います! かわいい!!

――厳選は相当がんばったんじゃないんですか?

春奈そうですね。離島ガチャをやりつつも、amiiboも使って。いまは満足しております(笑)。

――(笑)。ゲームは家庭用もモバイルも垣根なく遊んでいるんですか?

春奈そうなんですが、一時ソーシャルゲームは離れた時期がありまして……。『ボーイフレンド(仮)』にハマりすぎて、大爆死したんです。重課金兵もいいところでした(笑)。それがトラウマになって完全に足を洗ったつもりが、『ツイステ』にあっさりハマって。ちょろいですね。

――『ツイステ』までは、ハマりそうなスマホのゲームがあっても我慢していたんですか?

春奈我慢してました! 『あんさんぶるスターズ!!』とかも、もちろんやりたかったんですけど、ダメって言い聞かせて(笑)。でも『ツイステ』は無理でした。我慢できなかった(笑)。

――(笑)。ゲームにハマるきっかけは、やっぱりキャラクターや世界観からなんでしょうか?

春奈いつも気づいたら始めてた……ということが多くて、でもやっぱりキャラデザに惹かれてやっているんだと思います。人からオススメされるより、自分から見つけていきたいタイプなんですね。

――本当に好きなものを好きなように集めていくようにゲームも始めるんですね。

春奈はい!

――では最後に、春奈さんのファンの方はすでに動画を観ていると思いますので、これから“ガチ充チャンネル”を観る読者に向けてコメントをいただけますか?

春奈私のYouTubeチャンネルでは、好きなものを好きであることが、楽しいことを呼んでくれるんだよ、というメッセージ性を入れて、それを表現したいと思っていて。「オタ活ってこんなに楽しいんだ、人生って楽しくなるんだ」という魅力がちょっとでも伝わればいいなと思っています。少しでも興味を持ってくれた方は、ぜひいろんな動画を観てください!