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よくわからないながらも懸命に稲の世話をし、春が終わり、夏も瞬時に過ぎ去ってしまったころ、努力の結果が“実り”となって、サクナヒメ一行のもとにもたらされることになりました。
うおおおおお!!! やったやった!!! ついに新米の収穫だぁぁああああ!!!www
いやあ、このときの感激たるやなかったねww
まあ春から秋にかけて俺がやってたこと、
雑草の引っこ抜きと、
カエルとタニシを捕獲して、田んぼにバラ撒いたことくらいなんだけどww(※益虫を捕まえて田んぼに放すと、いい効果があるらしい。よくわからんが)
そんなシロウトの育成にも稲はしっかりと応えてくれ、晴れて“最初の収穫”を迎えることになったのでした!
なんでもひとりでこなします
ではでは、待望の稲刈りだ。
以前、稲作のスタートである田植えにおいても、アナログスティックとボタンを駆使してすべて手作業でやらされた……と書いた。となれば、
「……もしや、稲刈りもぜ~~~んぶ、アナログに作業しなきゃいけないのかな……?」
そんなイヤ~~~な予感に苛まれていたんだけど、結果は……!
オール手作業wwww ですよねぇぇぇええええ!!!w
いや、手作業がイヤならAボタンを押して“田右衛門に任せる”も選択できるんだけど、あのデクの坊に肝心要の初収穫をやらせるなんて死んでも選ぶわけにはいかず(ひどい)、けっきょく最後まで、
えっほら……。
よっほら…………って、腰にくるわぁぁあああ!!!w
これ、まだ稲の数が少ないので大した作業量じゃないと思われるかもしれないけど、刈り終わるまで3分かかってるからなw
「3分なんてすぐじゃん。大袈裟な」
と言われちゃいそうだが、カップラーメンにお湯を入れてできあがるまでの長大な時間と同じだけ、ひたすらエッホラエッホラと“ゲーム内で”稲を刈り続けることを想像してみてくれ。それだけで、
「農業って……たいへんなんだなぁ……」
と思い至ると思うから(苦笑)。
そして、稲刈りが終わった後も“リアルな”作業は続く。
刈った稲を食べられる状態に持っていくまでには、まだまだたくさんの工程を経る必要があるのだよ。
まずは、“稲架掛け”。これで“はさかけ”と読む。
いわゆる天日干しで、日光に当てることで余計な水分を稲から抜く効果がある(らしい)。
そして俺は、早くもこの段階で大きな失敗を犯す。
稲架掛けしている稲は自分の好きなタイミングで回収することができ、サクナヒメがキチンと、
↑このようなヒントをつぶやいてくれるんだけど……。
俺、何を血迷ったのか、
「とはいえ夜露に濡れると、せっかく乾いた稲がまた水分を含んじゃいそうだな」
という、超ド素人な考えを振りかざして、
まだビショビショの稲を回収して納屋に放り込んじまった!!(((( ;゚Д゚))) あとになって、
「あ、あれ……? もしかしてわし、ほとんど乾燥させないまま納屋に入れちゃったかも……??」
と思い至って震えたんだけど……時すでに遅し!!! もうこれを喰うしかねぇぇぇえええ!!!www
さらに、作業は続く。
乾燥させた稲は(ビショビショだけど)稲穂から籾(もみ)を外す“脱穀”という工程に回す。……“回す”と言っても、やるのは俺だけど。
脱穀の様子が↓こちらなんだけどさ……。
スティック↓で稲を持って……。
脱穀機に挟んだら←に倒して引いて……って、ここでもアナログに、律儀に、1本1本脱穀だぁぁああああ!!!!www
さらに……w
脱穀が終わったら“籾摺り”という、臼で突いて籾殻を取る作業をしなきゃなんだけど……w
もちあげてぇ~~~……!
突くーーーー!!!
これを延々……好きな歩合(玄米から白米まである)になるまでやり続けるんだぁぁぁあああ!!ww
つーか、なんちゅーことをやらすねんwww
ここまで米作りに深入りしたこと、人生で初めてだわマジで。現代ではこれらの作業はすべて機械化されているんだろうけど、いにしえの時代はこうやってひとつひとつ、手作業で行っていたんだなぁ……と感慨深くもなったけど、まさかそれをバカ丁寧に、すべて体験させられるとは夢にも思っていなかった(苦笑)。
そうこうしているうちに、籾摺りが終了!
白米になるまで叩き続けた結果……!
ようやく、初のお米が完成しましたーーー!!
その出来は……次回の更新で!!
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元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。