内容満載で開催された“ドラゴンクエストX 秋祭り2020”
2020年10月31日、渋谷某所で開催された“ドラゴンクエストX 秋祭り2020”。抽選に当たった人は現地会場で観覧できたが、オンラインで生配信もされたため、現地に足を運べない人も楽しめた本イベント。今回は二部構成となっており、第一部は10時30分～13時30分、第二部は16時30分～19時30分というスケジュールで実施された。
※2020/11/05 15:15 一部文言を修正しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、ステージにはパネルを設置。密にならないよう、登壇者の数も絞られることに。ステージ前にも飛沫防止用のパネルが設置されるという、徹底した対策が取られていた。
観客席もソーシャルディスタンス確保のため、席を空けて座る形となっていたが、空いた席にはキャラクターのパネルが置かれていて、賑やかな雰囲気に！
いよいよ開幕！ 第一部オープニング
まずは、10時30分から開催された第一部をリポートしていこう。
最初に、進行（MC）を務める椿彩奈さんとバッファロー吾郎の竹若元博さんが、ハロウィン（イベントはハロウィン当日に開催）らしい衣装で登壇。
続いて、『ドラゴンクエスト』（以下、『DQ』）生みの親であるゲームデザイナーの堀井雄二氏、『DQX』プロデューサーの青山公士氏、『DQX』ディレクターの安西崇氏が続けて登壇した。
さっそく青山氏から、おでかけ超便利ツールのアンルシア着せ替え配信が発表。アンルシアのイラストは2パターン用意されており、最新バージョンで登場した衣装も選べる。銀の錬金石が10個もらえる、ひとつ目のプレゼントのじゅもんも発表された。
さらに、第二部の“アストルティア拾遺譚”に携わった俳優の佐野瑞樹さん、ユシュカの声を担当している伊東健人さん、アスバルの声を担当している山中真尋さんが登壇。全員が揃ったところで、最初のコーナーがスタート！
聞かせて！あなたのアストルティアSP！
このコーナーでは、ゲストで登壇した3名のアストルティア生活を、それぞれが撮影した写真とともに伺うことに。伊東さんはハロウィンぽい写真を撮りまくったそう。
最近はドルバイクに乗ってアストルティア観光を楽しんでいるという山中さんは、ピラミッド付近の明け方の空がキレイで撮ったという写真と、グレン領で撮影した1枚、モンセロ温泉郷に向かっている途中の写真を紹介した。
佐野さんの写真1枚目は、紅殻魔スコルパイドの強さ3に勝利したときの記念写真。佐野さんはスコルパイド戦が楽しすぎて、2ヵ月くらい入り浸っていたとのこと。スコルパイド戦はギミックが楽しいので、ぜひこういうボスを増やしてくださいと安西氏にお願いしていた。本人曰くエンジョイ勢とのことだが、かなりのガチプレイヤーであることが伝わった。
続いての写真は、バージョン4終盤の“とあるシーン”を撮影したもの。佐野さんはバージョン4のストーリーがかなり気に入っているそうで、映画化したほうがいいとまで語っていた。
こちらは、最近いっしょに遊んでいることが多いという第3期初心者大使の坂口和也さんたちとの集合写真。最近はお互いのチームでコロシアムで競うのが流行っていて、毎回泥仕合になるそうだ。
最後の写真は、バージョン5のストーリーを進めることで座ることができる玉座での写真。佐野氏はバトルコンテンツを最優先で楽しむ派のようで、ストーリーはその後じっくり進めるそうだ。ちなみに、魔界で好きな国はファラザード、好きな魔王はヴァレリアとのこと。隣に座っていたユシュカ役の伊東さんは、少し残念がりながらも「ぼくもヴァレリア様がいちばん好きです（笑）」と返していた。
そして、話は第二部の“アストルティア拾遺譚”へ。ここで、“拾遺譚”の脚本を担当した『DQX』シナリオチーフの成田篤史氏が登場。
今回の“アストルティア拾遺譚”は、安西ディレクターの希望で実現したとのこと。バージョン5でキャラクターボイスが入ることになったので、ゲーム内のシーンではなくオリジナルのシナリオをイベント限定でやりたいということで、成田氏にシナリオをお願いしたそうだ。
さらに“アストルティア拾遺譚”では、主人公がいない場所では、いったいどんなことが起こっていたのか？ というところが語られることが明らかになった。
“拾遺譚”の話が終わったところで、青山プロデューサーから『DQX』とメガネブランド“Zoff”とのコラボが発表。2020年12月18日よりZoff店頭にて、『DQX』をモチーフにしたメガネやサングラス、メガネクリーナーなどが発売されると発表された。
さらに、2021年1月30日にリンベリィぬいぐるみが発売されることも発表。スクウェア・エニックスe-STOREにて予約受付中となっている。
超貴重な話が飛び出しまくった開発者座談会
開発スタッフから開発裏話やマル秘エピソードなどを語ってもらうコーナー、今回は『DQX』サウンドデザイナーの瀬田幸弘氏と後藤譲太氏、『DQX』運営プランナーチーフの秋保広毅氏が登壇した。
瀬田氏と後藤氏はサウンドチームの仕事内容を説明。堀井氏は、『DQ』の呪文名は“メラメラ燃えるからメラ”というように、語呂合わせで生み出したそうで、イメージに近い音をつけてもらえていることを賞賛。収録された音がゲームに実装されるまでの流れ、限られたデータ量の中でいかに音を加えていくか、その手際がじっくりと解説された。
続いて『DQX』を支える縁の下の力持ちである運営の仕事を、秋保氏が丁寧に解説。なかなか表に出ることのない貴重な話が聞けたので、気になる人は本イベントのアーカイブ動画をご覧いただきたい。
アストルティアにゆうぼん降臨！ ハロ散歩！
堀井氏が操るキャラクター“ゆうぼん”がアストルティア内を散歩するコーナー。ハロウィンにちなんで、プレイヤーには事前にさまざまなコスプレ衣装をお願いしていたそう。“ゆうぼん”が散歩するエリアは10ヵ所で、どの順番で移動するかはナイショに。
最初に訪れたエリアは、風の町アズラン。アズランを予想していた人は少なかったのか、プレイヤーは少な目だったが、みるみるとキャラクターが集まってきて、画面内に完全には表示しきれない状態になってしまった。
その後も、オルフェアの町やグレン城下町に移動するも、すぐに多くのプレイヤーが殺到。と思いきや、続いて訪れたジュレットの町にはプレイヤーがいない……。
「じつはサーバーが変わりました」と青山氏が解説。しかし、サーバーを見つけたプレイヤーがつぎつぎと来訪し、ガタラでは移動する“ゆうぼん”をプレイヤーが追いかける、鬼ごっこのような状態に（笑）。
その後も、アズランなどに移動しながら多くのプレイヤーたちと触れ合った“ハロ散歩”。堀井氏も「楽しいね」と語ったくらい、『DQX』でしか実現できないユニークなハロウィンパーティが実現した。1エリアの滞在時間は1～2分ほどだったので、“ゆうぼん”に会えた人はかなりラッキーだ！
第一部エンディングへ
あっと言う間に、第一部のエンディング。ここで椿さんが安西ディレクターに話を振ったが、どうやら安西ディレクターは台本を完全に見失っていたようで、あわてて台本をチェックするという、いつもの（？）忘れものボケが披露された……気になる人は動画を！
気を取り直した安西ディレクターから、聖守護者の闘戦記 第5弾が2020年11月中旬に実装されることが発表された。ボスは“邪蒼鎧（じゃそうがい）デルメゼ”。見た目からしてマシン系だろうか？
さらに、破界篇 第4～6話（完結）は11月下旬～12月上旬に配信され、破界篇のボスとしてシドーと戦えることも発表された。
最後に各種お知らせコーナーで情報が続々と公開（すしざんまいコラボの詳細も！）され、第一部は終了となった。
