版三は、ドラえもん浮世絵木版画『富嶽三十六景 東海道品川御殿山ノ不二』の限定予約受付を2020年10月24日(土)12時より開始する。

 浮世絵の技法で、ドラえもんたちがお花見をする様子を表現。思わずウキウキした気分になる仕上がりになっている。価格は45000円[税抜]。

以下、リリースを引用

「ドラえもん」浮世絵シリーズ新作、初めてのお花見!葛飾北斎・富嶽三十六景「東海道品川御殿山ノ不二」2020年10月24日(土)お昼12時より限定予約受付開始

『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より

 世界に誇る浮世絵の基礎となる彫りと擦りの伝統工芸技術を継承するために、伝統を守りつつ新しい挑戦を続け、様々な作品をプロデュース・企画・制作する株式会社版三(代表取締役 坂井英治)は、この度、ドラえもん浮世絵木版画『富嶽三十六景 東海道品川御殿山ノ不二』を制作致しました。

葛飾北斎の代表作、富嶽三十六景「東海道品川御殿山ノ不二」でドラえもんたちがお花見!

 2020年、新パスポートのデザインにも選ばれた北斎の富嶽三十六景。この四十六図柄のシリーズで唯一、桜を描いた名作で浮世絵の歴史の中でも花見風景として最も有名な作品です。

 江戸時代、東海道に面した御殿山は、現在の品川北品川三丁目付近で、将軍家の品川御殿が置かれ、和州吉野から桜の木が植樹され、海と桜を一度に楽しめる名所として賑わいを見せていたようです。

 この元の作品では富士山と桜を見事な構図で描きながらも、登場する武士や町人など身分など分け隔てなく楽しむ人たちの姿が印象的な作品です。

 桜を眺めお花見を楽しむドラミちゃんとしずかちゃん、そして花より団子なのでしょうか、茶屋に小走りしているドラえもんたちの微笑ましい風景をぜひお楽しみください。

『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より

職人による彫り作業

『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より
『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より
『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より

職人による擦り作業

『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より
『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より
『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より
『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より
『ドラえもん』浮世絵の新作登場! 葛飾北斎・富嶽三十六景『東海道品川御殿山ノ不二』限定予約受付が10月24日より

 彫り、擦りに使われた版木(はんぎ)の一部。色別に版木を何枚も彫り、その版木の数だけ何度も擦り重ね、やっと一枚の浮世絵木版画作品が完成する。

 江戸時代から伝承された彫師、摺師の非常に繊細で高度な技術により、一枚一枚、何とも言えない手づくりの風合いが醸し出される逸品です。

※2020年12月から順次発送予定です。
※ご購入順に順次発送させて頂く予定ですが、お届けが前後する可能性がございます。
※画像はイメージです。実際とはサイズ、仕様が異なる場合がございます。

商品概要

  • 商品名:ドラえもん浮世絵木版画『富嶽三十六景 東海道品川御殿山ノ不二』
  • 予約開始:2020年10月24日(土)お昼12時
  • 販売価格:45,000円(税別・送料別)
  • 販売数:300部「浮世絵工房」先行予約受付
  • 発売元:株式会社 版三
  • 額装サイズ:H約410mm×W約525mm
  • 素材(額装部分):木材、アクリル
  • 和紙(絵):人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
  • オンラインショップ:浮世絵工房はこちら

当商品制作に携わった職人紹介

江戸木版画 彫師 - 菅香世子

(文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)

 高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。

  • 2003(平成15)年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演
  • 2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演
  • 2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演

江戸木版画 摺師 鉄井裕和

(文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)

 1975年、木版画摺師、鉄井孝之の次男として東京に生まれる。

 会社員を経て鉄井木版画工房に入り摺師の道へ。父に師事し修行を重ねながら各展覧会で摺りの実演を精力的に行い、2009年11月にロシアサンクトペテルブルグの露日友好会館で開催された文化催事においても好評を博す。

和紙:九代 岩野市兵衛(人間国宝)

 1978年、九代岩野市兵衛を襲名。2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。

 木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。

 越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙としして多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。かのゴッホも岩野家の和紙を愛したと言われている。

絵師(背景監修):渡辺直仁(第二回「アニものづくりAWARD」金賞受賞作家)

 1971年埼玉件朝霞市出身。1991年代々木アニメーション学院 卒業

 世界に誇る浮世絵の基礎となる彫・摺の技術を継承するために、再び世界的名声を得るために伝統を守りつつ新しい挑戦を続け、今までに見た事の無いような作品制作を目指す浮世絵工房、株式会社版三 取締役。

 深い洞察と、奥深い知見に裏打ちされた現代の浮世絵絵師として、本シリーズ含め全般のプロデュースを担当。

装幀:江幡喜之