2020年10月19日から、DMM GAMESにてPCとスマホでサービス開始予定の新作RPG『ガールズ・ブック・メイカー ~君が描く物語~』。

 本作は『恋姫†夢想』や『アマカノ』といった人気シリーズを手掛けたネクストンによる『ガールズ・ブック・メイカー』を原作とした、シリーズ最新作となる。『千年戦争アイギス』や『オトギフロンティア』といったDMM GAMESの人気作ともコラボしており、すでにその名前をご存じの人も多いだろう。

 また、本作はネクストンとDMM GAMESの合同ブランド“ユメミル”による、記念すべき第1弾タイトルでもある。

『ガールズ・ブック・メイカー』先行プレイリポート。エナドリがぶ飲みのダザイや健康おたくのミヤザワたちとともに文学作品を守れ!
この記事はDMM GAMESの提供でお送りします。
『ガールズ・ブック・メイカー』先行プレイリポート。エナドリがぶ飲みのダザイや健康おたくのミヤザワたちとともに文学作品を守れ!

 本作の内容をひと言で表すと、

「世界的に有名なおとぎ話や小説といった物語の世界に入り、消滅の危機から救うRPG」

 といったものになる。

 本作における物語の世界“リブレット”の中では、登場人物たちは自分の心や意思を持っており、物語に盲従した存在ではない。その物語が多くの人々に愛されるように、それぞれの個性を活かしてがんばっている。

『ガールズ・ブック・メイカー』先行プレイリポート。エナドリがぶ飲みのダザイや健康おたくのミヤザワたちとともに文学作品を守れ!

 小説などで物語を読了した後、ほっと一息つきながら

「この登場人物はじつはこう考えていたのではないだろうか」
「もしあの人物がこう行動したら、物語はどうなっていたのだろう」

 などと、想像の翼を広げたことのある人は少なくないと思う。本作をプレイし、物語の中を旅する感覚は、そんな素敵なひとときと似ている。

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読者たちの感想や解釈が、物語のイメージを壊しそうになることもある。そんな物語の世界に直接飛び込み、救いに行くのだ。

 物語の中を旅する感覚とは、どのようなものなのか。そもそも、物語が消滅するとはどういうことなのか。そして、どのような形で物語や登場人物たちと触れ合い、救っていくのか。

 ひと足先に本作をプレイできた筆者の感想も交えて、本作の詳細を紹介していこう。

皆に愛される物語を、登場人物とともに救え!

 本作の舞台は、異世界に存在する“大図書館”と呼ばれる場所だ。ここには『走れメロス』や『銀河鉄道の夜』、『三銃士』や『ドラキュラ』など、世界中のあらゆる有名な物語が“リブレット”という本の形で保管されている。

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主人公は前作『ガールズ・ブック・メイカー』で、リブレットを管理するために館長のイストリアによって異世界召喚され、司書になったことがある人物だ。
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主人公が前作の事件を解決した後、新たに司書となった阿僧祇読子(あそうぎ よみこ)。非常に真面目で、妄想癖持ちのお嬢様。

 リブレットとは、読者が「これってこういう物語だよね」と抱いたイメージによって形作られた世界だ。物語の登場人物は“プリマ”と呼ばれ、読者のイメージに沿った行動を取りながら日々を過ごす。

 物語には、触れた人それぞれの解釈がある。それを反映しているのか、プリマにはわりと自由で個性的な人物が多い。たとえば『フランダースの犬』の忠犬パトラッシュは、「どうせ死ぬならそれまで全力で走り切ってやる!」と吹っ切れて、爆走していたりする。

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メロスはずっと走り続けたせいか、健康や生活習慣にめちゃくちゃ意識が高くなっている。横文字ばかり使う、いわゆる“意識高い系”。
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『走れメロス』で囚われの身になるセリヌンティウスは、役割通りつねに拘束されているので苦労しているようだ。

 また、各リブレットにはプリマたちを管理する保護者“レジスタ”も存在。リブレットをより愛される物語として広く受け入れてもらえるよう、日々管理に務めている。何しろ主役級だけでなく、村人などの登場人物もすべてプリマなので、管理はたいへんそうだ。

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レジスタはリブレットの元となる物語の作者イメージを反映した姿や性格。こちらもかなり自由な存在で、なかなかに斬新な解釈を見せてくれる。

 プリマやレジスタが支えているリブレットだが、物語は知る人が減るたびに忘れ去られていく儚い存在でもある。その“忘却”を具現化した姿が“虫”だ。

 リブレットが虫に食い荒らされて消滅すると、その物語は世界中の人々から忘れ去られ、なかったことになってしまう。虫たちからリブレットを守ることが、主人公たち司書の使命である。

 司書として前作で大事件を解決した主人公。しかし、ふたたび大図書館に迫る危機を前に、もう一度召喚されることになる。そして、後輩司書たちとともに、さまざまなリブレットの中へと向かっていく。

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前作で主人公とともに旅をし、後輩司書として成長した天真爛漫なプリマの少女・テイル。本作でも主人公や読子とともに活躍する。

 本作でリブレットを襲うのは、従来の虫ではない。“リジェクテッド”という、何らかの明確な目的をもって物語を浸食する謎の存在が、主人公たちの前に立ち塞がる。

 物語のキーのひとりが、リジェクテッドの一員であり、虫を制御してリブレットを容赦なく襲う司令官・エマ。とくに先ほど紹介した読子を絶対に許さない相手として敵視しているようだ。

 エマによると、リジェクテッドとは人間から見放され、忘れ去られた物語なのだという。そんな彼女たちが、さまざまなリブレットのページを食いつくそうとする理由とは? 謎の多いリジェクテッドによる侵略は、激しさを増していく。

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 彼女たちがリブレットを侵略する手段は、単なる武力行使に留まらない。前述の通り、自由な意思を持つプリマたちは、物語での役目や自分に影響を及ぼす“読者たちのイメージ”などに対し、思い悩んでいることもある。

 リジェクテッドはそんな心の隙間を狙い、虫を利用してプリマたちを支配下に置いてしまう。そうしてリブレットそのものを崩壊させようとするのだ。

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『走れメロス』のプリマ、メロス。自信たっぷりで意識高い系の彼女だが、それは自分の評判を気にしすぎた結果らしい。
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『走れメロス』のレジスタ、ダザイ。ものぐさでいい加減な性格をしており、エナドリばかり飲んでいて健康面も心配。
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『銀河鉄道の夜』のプリマ、ジョバンニ。気弱だが強い自己犠牲の精神も持ち合わせており、それが危うさにもなっている。
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『銀河鉄道の夜』のレジスタ、ミヤザワ。元気いっぱいで健康にも気を遣っている。好物は青汁、趣味はヨガ。

 自由意思を持つプリマは、自分の意思と読者のイメージの間で悩むこともしばしば。また、著作権の売却を“作者が捨てた”と解釈されるなど、物語そのものが悪いイメージを持たれることで、プリマが悪影響を受ける場合も。

 プリマやレジスタにとって、その物語をよりよくしたい、読者に楽しんでほしいという想いは共通している。司書である主人公たちは、そんな思い悩むプリマたちの葛藤を知り、本来の想いを取り戻してもらえるように尽力するのだ。

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無力な物語の登場人物が、読者に無力だと思われることに傷ついていたりする。
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リジェクテッドたちの歪んだ解釈や甘言を跳ねのけるため、物語が皆に愛されていることをプリマに改めて知ってもらおう。

 筆者がとくに気に入った点は、物語に対してリジェクテッドが突きつける“悪いイメージ”や、主人公たちが探っていく“愛されている証拠”が、原作の内容の解釈に基づいているところだ。

 リブレットは多くの人に親しまれている名作揃い。原作を知っている人なら、自分なりの感想・解釈もあるだろう。それらがベースとなって、より深く没入できるはず。逆に、原作を知らない人には、どんな作品なのかと興味を持つこと請け合いだ。

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物語を救うため、けっこうハードな戦略バトルに挑め!

 リジェクテッドと戦ってリブレットを救う本作のメインクエストは、物語ステージとバトルステージに分かれている。時間経過で自然回復するスタミナを消費してバトルステージをクリアーし、先のストーリーやつぎのバトルへと進んでいく。ゲームの進行自体はオーソドックスなスタイルだ。

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 本作のバトルは、ガチャなどで仲間に迎えたプリマやレジスタたちを、最大で9名(フレンドの助っ人を含めると10名)配置して戦う"ディレクティブ・フォーメーション・バトル"となっている。

 3×6マスのエリアにユニットを配置して戦闘を開始すると、各ユニットが敵味方ともに1回ずつ行動していく。全員が行動を終えたら、つぎのラウンドへ。これをどちらかの陣営が全滅するまでくり返す。

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最大10名と、バトルではかなり多くのユニットを扱う。操作がたいへんなようにも見えるが……?

 戦闘を開始して以降は、プレイヤーからの操作は一切必要ない。最初の配置で戦闘の勝敗がほぼ決するという、先を読んでの頭脳戦とその緊張感が楽しめるわけだ。

 なお、本作ではユニット1体が行動するたびにカウントされていくのが“ターン”数で、全員が行動し終えたところでカウントされていくのが“ラウンド”だ。ターンとラウンドがまったく別ものという点も覚えておこう。

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確率で発生するクリティカルヒットでダメージが増えたりもするが、ランダム要素は非常に少ない。

 先を読めと言われると、まるで将棋やチェスのような難しいゲームに思えるかもしれない。だが、“有効な防御役”と“有効な攻撃役”さえしっかり配置すれば問題なく勝てるのが本作のバトルだ。ユニットは下記の5タイプ。戦略性がありながら、シンプルでわかりやすい。

  • 物理攻撃に強い防御役“ウォリアー”
  • 魔法攻撃に強い防御役“パラディン”
  • 物理攻撃担当“アタッカー”
  • 魔法攻撃担当“マジシャン”
  • 味方を支援する“サポーター”
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アイコンを見れば一発でユニットのタイプがわかる。

 これらのユニットタイプは敵にも共通している。つまり、敵の攻撃役がアタッカーばかりの場合、それに強いウォリアーを矢面に立てれば猛攻に耐えられる。逆に敵の前衛がウォリアーばかりなら、魔法攻撃を使うマジシャンで攻めればいい。

 各ユニットが攻撃する位置は完全に決まっている。有利になるようにピンポイントで対策ユニットを配置しよう。

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バトル前の配置画面では、敵ユニットをクリックするとその攻撃対象や、攻撃が及ぶ範囲がわかる。このように後衛を狙う敵に対しては……。
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敵が狙ってくる後衛の位置に、防御役のウォリアーやパラディンを配置。これで撃たれ弱いアタッカーやマジシャンを守ることができる。

 また、ユニットは特定条件(一定のターン数が経過するなど)を満たすと、次の自分の手番で“スペシャルスキル”を発動する。これらは非常に強力な攻撃であることがほとんどで、堅牢な敵の防御役を一撃で吹き飛ばすことも珍しくない。

 一部のボスキャラなど、強敵もまたスペシャルスキルを使用してくる。味方のアタッカーやマジシャンはまず耐えられないので、範囲に巻き込まない位置で壁役が受け止める必要がある。

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敵のスペシャルスキルもまた強力。配置画面で攻撃範囲をしっかり確認しておこう。

 戦闘に慣れてきたら、“サポーター”も活用していこう。サポーターは自身のつぎに行動する味方ユニットに対して、攻撃力の上昇などの支援効果を発動する。

 敵のサポーターは範囲内の敵ユニットを回復させる厄介な存在。サポーターは攻撃手段を一切持たず、サポーター以外のユニットが全滅した場合、その陣営が全滅した扱いになる。無視してほかのユニットを叩くのもよし、優先してサポーターを倒すのもよしだ。

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味方ユニットの行動順も配置画面から設定できる。サポーターがいる場合、ちゃんと狙ったユニットを支援できるように調整しよう。
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敵のサポーターはだいたい後衛にいる。中衛や後衛を狙えるマジシャンなどを使って狙い撃ちしよう。

物語の救済は困難だからこそ没入できる

 ランダム要素がほとんどなく、配置の時点で勝敗が決まるというストイックさ。本作のバトルは歯ごたえがある。

 実例を挙げていこう。筆者は下記の4パターンのパーティー編成をプリセットに登録していた。

  • ウォリアー3名+アタッカー6名
  • ウォリアー3名+マジシャン6名
  • パラディン3名+アタッカー6名
  • パラディン3名+マジシャン6名

 配置画面でプリセットを読み込み、敵の位置に合わせて配置の微調整やサポーター設定を行えば、ほとんどの敵布陣に対処できるわけだ。

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“読込”ではなく“登録”ボタンをクリックしてしまうと、プリセットを上書きしてしまう点に注意。筆者はこれで何回も編集をやり直して泣いた。

 まずはストーリーを楽しもうと思ってプレイしていたが、メインクエストの第1章終盤あたりから壁にぶつかり始めた。敵の攻撃力・防御力がだいぶ上がってくるため、配置を工夫するだけではなかなか勝てない。突破するために、レベルアップやスキル強化に本腰を入れる必要が出てきたのだ。

【レベルアップのために経験値を稼ぐおもな方法】

  • 戦闘(獲得経験値:小)
  • 遠征への派遣(獲得経験値:小)
  • 強化アイテムの使用(獲得経験値:大)
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バトルよりも強化アイテムを与えて一気に上げたほうが効率的。
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戦闘中に使うスキルは同じユニットをガチャなどで入手すると強化されていく。ガチャ以外でも、共用の素材で強化可能だ。

 “遠征”は一定時間ユニットを派遣することで報酬が得られるシステムだ。経験値のほかに、装備品(アクセサリ)を入手可能。経験値の獲得量は少なめで、おもにアクセサリ狙いで行なうことになる。

 アクセサリを装備すると、“攻撃力4.7%上昇”のように、ユニットのもとの能力に対して割合で数値がアップする。効果を最大限に発揮するためにも、しっかりレベルを上げておきたい。

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遠征に出ているユニットでも、ふつうにバトルに出撃できる。遠征先ごとに設定された“期待度”が高いユニットを揃えると報酬が増えやすい。

 ユニットのレベルが上限に達したら“進化”でレベル上限を解放し、さらに上げていく。進化と強化でユニットの能力値はかなり上昇し、スペシャルスキルも進化の際に強化されるので、目に見えて戦闘結果が変わる。

 また、下記のふたつの方法でアクセサリも強化可能だ。

  • 強化:ゴールドを消費することで一定確率で成功。パラメーターがアップする。
  • 精錬:一定レベルまで強化すると解放される“パラメーターボーナス”をより高ランクのものに変更できる。専用素材が必要。
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 ユニットにしてもアクセサリにしても、素材とゴールドの要求量は多め。筆者がプレイした環境ではとくにゴールドが不足し、こまめに集めないと満足なユニット育成ができなかった。

 また、素材クエストの消費スタミナはかなり多めだ。回せる数にも限りが出てくるので、周回するにも計画性が必要となる。これもまた、始まる前の準備段階で勝敗が決するという、本作の戦略的なバトルの一環とも言えるだろう。

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育成用の素材を集めるクエストは、曜日ごとに日替わりで解放される。メインクエストで詰まったら迷わずここへ!
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1回クリアーしたバトルは、右下の“周回”ボタンからオートで周回できる。周回数も指定可能だ。

 この通り、準備も含めてバトルを突き詰めようとすると、かなりの手ごたえが感じられる。とはいえ、時間をかけてユニットのレベルを上げまくれば、無理矢理に押し通ることも十分できた(筆者は第3章をこれで何とかした)。逆に、最低限の育成でいかに厳しいバトルを制するか、という楽しみかたもできる。

 先述したとおり、本作のリブレットを巡る物語は没入感が強いので、ぜひじっくりと楽しんでほしい。そういう意味では、高難度のバトルで苦戦したほうが、世界観にどっぷりと浸かれていいかもしれない。

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リブレットとプリマという設定を活かしつつも、王道的かつ熱いストーリーが展開する。

 物語の世界を旅するという独特な世界観と、さまざまな解釈の違いが生み出す予想外の展開。戦略性が高いが、さくさくと進められるバトル。そうした世界の中で自由に生きるプリマやレジスタたちに深く感情移入すると、本作の魅力はより際立つように思えた。

『ガールズ・ブック・メイカー』先行プレイリポート。エナドリがぶ飲みのダザイや健康おたくのミヤザワたちとともに文学作品を守れ!
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バトルなどでユニットとの親密度を高めていくと、キャラクターを深堀りする“キャラクターエピソード”が解放される。

 さらに、正式サービス開始後には、“物語イベント”や“降臨イベント”、”双六(すごろく)イベント”など、さまざまな施策をイベ用意するらしい。

 プリマやレジスタたちが描く物語と、彼女たちとともにリブレットを救う物語を、“読書の秋”のお供にじっくりと堪能しよう。

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魅力的な物語を描き出してくれる、数多くの個性的なプリマやレジスタとの出会いをお楽しみに!