星海社は、星海社新書『IPのつくりかたとひろげかた』を2020年10月25日(日)に発売することを決定した。
本書は、ゲームデザイナーのイシイジロウの初の著作となる。価格は980円+税。
『IPのつくりかたとひろげかた』ご購入はこちら(Amazon.co.jp)以下、リリースを引用
イシイジロウ初の著作『IPのつくりかたとひろげかた』が星海社新書より10月25日に発売決定
株式会社ストーリーテリングは、星海社新書『IPのつくりかたとひろげかた』を10月25日(日)に発売することをお知らせします。『IPのつくりかたとひろげかた』は、ゲームデザイナーのイシイジロウの初の著作となります。
作品を次世代に引き継ぐには「世界観IP」へのアップデートが必要だ!シリーズ化して後世に残る作品と、続編が失敗して忘れられてしまう作品の違いは、「世界観IPになっているか」にある。作品が世界観IPになるためには、ストーリーが面白いことは大前提だが(=ストーリーIP)、さらに愛されるキャラクターを立て(=キャラクターIP)、その上でキャラクターが入れ替わっても魅力が失われないシステムを打ち立てる必要がある(=世界観IP)。世界観が確立すれば、作者が入れ替わり、時代に合わせて脚色してもIPは同一性を残して未来に受け継がれる。
目次より抜粋
まえがき
- 次世代にバトンを継ぐために
- 作品とIPのパラドックス
第1章「キャラクターIP」と「世界観IP」
- IPは三つに分類できる
- 『ターミネーター』はストーリーIP
- 忘れ去られつつあった『宇宙戦艦ヤマト』
第2章マーベル・シネマティック・ユニバースの軌跡
- スターではなく、IPを第一主義に
- すべては『アベンジャーズ』への布石
- 似ているのはニトロプラス
第3章『スター・トレック』と『スター・ウォーズ』
- 打ち切られた『宇宙大作戦』
- 『TNG』以後のIP戦略
- 新たに生まれる時間軸の概念
- つまづずいた続三部作
第4章日本のIP
- 『機動武闘伝Gガンダム』の成功
- 一度終わらせた『ドラえもん』
- バトルマンガのヒエラルキーと『鬼滅の刃』
- 少年ジャンプの『名探偵コナン』があってもいい
第5章僕自身が携わってきたIP
- 原作と資本の関係
- アニメ版『モンスターストライク』
- 『文豪とアルケミスト』のメディアミックス
第6章IPの勝利
- ゲーム業界とIP
- 近年の『ドラゴンボール』の急成長
- IPの勝利とは何か
あとがき
著者プロフィール
イシイジロウ
1967年生まれ。アドベンチャーゲームを中心に、さまざまな作品のシナリオ・監督・プロデュース、ディレクションなどを担当する。チュンソフトで『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』監督、『428~封鎖された渋谷で~』総監督などを務めたのち、レベルファイブで『タイムトラベラーズ』などを経て2014年に独立し、2015年に株式会社ストーリーテリング設立。近年の仕事に『文豪とアルケミスト』の世界観監修、『新サクラ大戦』のストーリー構成などがある。
書籍概要
- タイトル:『IPのつくりかたとひろげかた』
- 価格:税別980円
- 発売日:全国書店で10月25日より発売(Amazonは10月26日発売)
- 新書:256ページ
- ISBN:978-4065212899
- 出版社:講談社
- 言語:日本語