2020年9月23日~27日に開催中の東京ゲームショウ2020 オンライン(TGS2020 オンライン)。9月27日、スクウェア・エニックスのプログラム“SQUARE ENIX PRESENTS at TGS 2020 Online”内で、“ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ゲームプロジェクト 秋の特別生放送!”が配信された。
9/27(日) SQUARE ENIX PRESENTS at TGS 2020 Online
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は国民的RPG『ドラゴンクエスト』をベースとする人気漫画だ。1989年から1996年にかけて週刊少年ジャンプで連載され、1991年にはテレビアニメ化を果たしている。10月3日から2020年版のアニメが放送開始となるほか、3タイトルの新作ゲームも開発中。
今回の放送ではアーケードゲーム『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』とスマートフォン用ゲーム『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』について、最新情報が発表された。
【出演者(敬称略)】
- 市村龍太郎(「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ゲームプロジェクト」総合プロデューサー)
- 中山聖(『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』プロデューサー)
- 塩見卓也(『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』プロデューサー)
- 種崎敦美(ダイ役、崎はたつさき)
- 小松未可子(マァム役)
- えなこ(コスプレイヤー)
- サイトーブイ(Vジャンプ編集部)
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』
本作は1プレイごとに排出されるカードを組み合わせて戦うアーケードゲーム。番組内で稼働日が2020年10月22日であることが発表された。一部店舗では10月17日、18日から先行稼働も実施される。先行稼働の台数は100台ほどで、実施店舗は公式LINEや公式サイトで発表される。
紹介コーナーの冒頭から新PVが公開。ゲームの基本的な遊びかたが公開され、動画の最後で『ドラゴンクエスト』シリーズの勇者が参戦することが発表された。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド」稼動告知PVを大公開!
カードはレアリティが分かれており、高レアリティのDR(ドラゴンレア)・GR(義ガレア)の第1弾カードは合わせて19種類。『ダイの大冒険』や『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターがラインアップされている。
カードのフレームに特徴があり、『ダイの大冒険』キャラは“ダイの剣”、『ドラゴンクエスト』キャラは“ロトの剣”になっている。芸が細かい。
その後は出演者を代表して小松未可子さんが実機プレイをすることに。小松未可子さん「席が近くてよかったー!」。
まず筐体にカードを3枚のカードをセットし、キャラを呼び出したら敵と交互に行動。画面上のキャラはカードに連動して動くので、敵をターゲットして攻撃を仕掛ける。これが基本的な流れだ。
基本的には1プレイごとに1枚のカードが排出されるのだが、カード購入用のモードも用意されている。市村氏によると、30枚分をまとめて買うこともできるそうだ。
稼働と同時にグッズも発売予定。“冒険の書”があると、自分だけの“マイ勇者”を育成可能だ。また、“勇者になるためのスペシャルコース”イベントが開催。店舗に訪れる“クロブレ先生”と本作を遊ぶと、ポップやパプニカのナイフのカードなど、豪華なアイテムがプレゼントされる。
そのほか、公式LINEアカウントや公式Twitterのフォロー&RTキャンペーンもスタートする。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』
続いて、2021年配信予定のスマートフォン用タイトル『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』の紹介コーナーがスタート。こちらでも新PVが公開された。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』第二弾PV
プレイヤーは“絆の勇者”となり、崩壊が迫る世界ミラドシラを救うのが本作の目的だ。絆の勇者は戦士や魔法使いといった職業を選択でき、マルチプレイでほかのプレイヤーとも連携可能。『ダイの大冒険』に登場するキャラクターといっしょに冒険に出かけると親密度がアップ。絆をつむぐことで成長していくという。
PVの中ではクロコダインやマァムのほかに、ハドラーも仲間に加わっていた。魔王軍も仲間にできるようだ。また、絆の勇者がクロコダインの必殺技・獣王会心撃を放つ様子も描かれていた。なお、このPVではフレイザードの名言「勝つのが好きなんだよォォッ!!!」が聴ける。ファンは必見だ。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』は『ダイの大冒険』の世界を追体験できるゲーム。基本的なゲーム内容は発表済みだが、今回の配信では追加グラフィックや新情報も確認できた。
ストーリーは原作準拠の“竜の軌跡”と、プレイヤー自身がダイとは別の勇者になる“絆の旅路”の2本立て。もちろん原作者である三条陸先生が監修している。
絆の勇者はキャラメイクで女子も選択可能。ナビゲートキャラとして“ピラちゃん”というドラキー(?)が登場する。稲田浩司先生描き下ろしの新キャラだ。
原作キャラとの親密度を高めるとキャラが強くなるだけでなく、原作ではなかったエピソードを鑑賞可能。バトル中のボイスも変化する。仮にフレイザードと仲よくなったら、プレイヤーにどんな言葉をかけてくれるのだろうか。
3人で強敵と戦うマルチプレイモードも用意され、実機プレイの様子が公開された。種崎さんはダイを、とえなこさんはマァムを使用し、ポップを選んだ塩見氏からレクチャーを受けながらキースドラゴンに挑む。
このモードでは各人がプレイヤー本人である絆の勇者と原作キャラを使用。2キャラを切り替えながら戦っていくようだ。
この後、フィニッシュは派手に決めようとするものの、ふつうに攻撃でキースドラゴンを撃破。それはそれでよし。
番組終了後から『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』のLINE公式アカウントが運用開始。いろいろな情報を発信していくという。
テレビアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』&グッズ情報
2タイトルのサービスに先駆けて、テレビアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は10月3日(土)9時30分よりテレビ東京で放送スタート。17個の映像配信サービスで見逃し配信も実施される。
10月24日にはタカラトミーからグッズが発売。劇中に登場する武器を手のひらサイズで再現した『ダイコレ』第1弾と、名シーンをモチーフにした『ビジュアルフィギュア』だ。価格はそれぞれ450円[税別]と1200円[税別]。
『ダイコレ』には“宝箱ゲットコード”が同梱されており、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』で使えるアイテムを入手できる。種類はいくつか存在するそうだ。宝箱ゲットコードとは別に当たりが入っていることがあり、“ゴールデンゴメちゃん”がもらえるという。
アミューズメント系のプライズ商品も紹介。10月より順次ゴメちゃんグッズが全国のゲームセンターに並ぶことになる。
集英社からは3種類の『ダイの大冒険』関連書籍・漫画が登場。全巻カバー描き下ろしの“新装彩録版”全25巻が10月2日から10ヵ月連続で刊行される。
ダイたちの先生であるアバンの過去を描いたスピンオフ作品『勇者アバンと獄炎の魔王』がVジャンプ12月特大号より連載開始。
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』もコミカライズがスタート。最強ジャンプ11月号より連載がスタートする。
市村氏は『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』にも目を通しており、「子ども向けなのかなと思うほどボリュームがあります。キャラクターの。この辺が。物理的にすごいことになっていて」。どの辺がすごいことになっているのか、自分の目で確かめよう!
※画像は番組をキャプチャーしたもの。