『ぷよぷよ』と『テトリス』が合体した夢のコラボパズルゲーム最新作、『ぷよぷよテトリス2』が2020年12月10日に発売予定。発売に先駆けて同作を試遊させていただいたので、新たな要素の魅力をお伝えしていこう。
なお本作は、プレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One版が12月10日に発売されるほか、プレイステーション5、Xbox Series X/S版も発売予定。プレイステーション4版の購入者は追加費用なしにプレイステーション5版へアップグレードできる、Xboxではスマートデリバリーに対応しており1度の購入でXbox OneでもXbox Series X/Sでもプレイできる。
※PS4用のパッケージ版を購入した場合、PS5のディスクドライブがないデジタル・エディションではアップグレードができないのでご注意いただきたい。
豊富なゲームモードが魅力な『ぷよぷよテトリス』だが、『ぷよぷよテトリス2』では新たに新ルールの“スキルバトル”を搭載しているのがポイントだ。
スキルバトルは、キャラクターの能力と育成、スキルの発動が対戦の勝敗を左右する、これまでのぷよテトとはまったく異なる対戦モードだ。
プレイヤーは最大3人のキャラクターを選択してチームを作る。キャラクターそれぞれに特殊な効果がある“スキル”をひとつ持っており、対戦中にMPを使ってスキルを発動する。
スキルにはさまざまな種類があって、こうげき力をアップさせるものや、HPを回復させるなどシンプルなものもあれば、おじゃまぷよを特定の色のぷよに変化させたり、1色のぷよを数段出現させたり、テトリスの4段消し寸前なテトリミノを出現させるといった、使いどころ次第で1発逆転になるスキルもある。
なお、スキルにはぷよぷよルール用のものとテトリスルール用のものがあるので、自分がプレイするルールにあったスキルを持っているキャラクターを選ぶのが最初のポイントになる。
スキルバトル最大のポイントは“HP”で勝負が決まるということ! 『ぷよぷよ』や『テトリス』と言えば、“上まで積み上がったら負け”というのが絶対的なルールだったが、スキルバトルではそれだけでなく“HPが0になったら負け”になるのだ。
ぷよやテトリミノを消すと、その消した量や連鎖に応じて相手のHPにダメージを与えられる。キャラクターごとにHPやMPのパラメーターがあって、その合計値がチーム全体のHPとなっている。スキルが強力だけどHPが低い……のようにキャラごとに個性があるようだ。
試遊したものだと、ぷよぷよなら4連鎖ぐらいで相手のHPの半分ぐらいを削る程度のダメージとなっていて、攻撃の警告音が聞こえてきたら即座に相殺するなりスキルで軽減するなど、対応が求められた。
HPが0になったらその時点で負けになってしまうのは斬新かつ新鮮。慣れるまでは、自分も相手も上まで積み上がったわけではないのにHPが0になって勝敗が決まると、「あれっ!?」と驚いてしまうこともあった。プレイ中に意識するポイントが従来のルールとは異なってくる。
ルールに慣れてくると、自分が消していくときに“こうげき力アップ”のスキルを使ってダメージを高めたり、相手が攻撃してきたときにすかさずスキルで大量消しできるようにしてダメージを相殺したりと、スキルバトルならではの攻防をくり広げていくところに、このモードならではのおもしろさを感じるようになっていった。
プレイ中の目線や意識としても、互いのHPゲージを見つつ、相手からの攻撃にいち早く反応してスキルの使いどころを考えていくという従来のモードとは異なる新鮮な感覚で楽しめるモードとなっている。試遊ではCPU戦のみをプレイしたのだが、対人戦もキャラクターの組み合わせやスキルの使いかたなど研究しがいがあり、熱く盛り上がりそうだ。
さらにこのスキルバトルには“キャラ育成”の要素もある。
キャラクターそれぞれにレベルがあって、プレイを重ねることでレベルアップしパラメーターも成長して高まっていくのだ。
また、チームに装備させる“カード”というものもある。カードにはさまざまなタイプがあり、たとえばHPタイプならチーム全体のHPを増やしてくれる。カード自体にもレベルがあり、さらにとくしゅこうかを持つレアなものも存在する。
カードはアドベンチャーモードの特定のステージでドロップするようになっていて、周回プレイをしてキャラを育成しつつ、レアな効果を持つカードのドロップを目指していくことになる。
育成やキャラクターのバランスについては試遊の範囲だとわからないが、周回プレイの育成でも対戦を優位にしていけるわけで、スキルバトルの対戦はなかなかエグイものになっていきそう……な予感がするところだ。