スウェーデンのインディースタジオTuxedolabsによる『Teardown』は、2020年にSteamでPC版のアーリーアクセスが予定されている一人称視点のアクションゲーム。本日未明に配信された“Gamescom: Opening Night Live”で新たな映像が公開されたので、その内容をご紹介しよう。

 『Teardown』でのプレイヤーの目的は、さまざまなマップに置かれているモノの強奪。重機や爆発物なども使って建物をぶっ壊して(Teardown)ルートをこじ開け、キーカードやスイッチを押してロックを解錠し、お目当てのモノを奪って脱走すればゴールだ。

 ポイントとなっているのは物理破壊で、本作の世界は細かい“ボクセル”と呼ばれる立方体単位で構成されており、プレイヤーのアクションに反応して壁が崩れたり、木製部分に火がつけば焼けて崩れ落ちたりするので、プレイヤーのアイデア次第でいろんなルート開拓ができるというわけだ。有名ゲームでたとえるなら、『マインクラフト』のもっと目の細かいものをイメージしてもらえばそう間違わないと思う。

『Teardown』美しいボクセルベースの世界を重機や爆発物で物理破壊してルートをこじ開ける強奪シムが登場。PC版アーリーアクセスが今年開始予定_01
『Teardown』美しいボクセルベースの世界を重機や爆発物で物理破壊してルートをこじ開ける強奪シムが登場。PC版アーリーアクセスが今年開始予定_02
放火してルートを開けてから全焼しないように消化器を使うというテク。

 となると、いろいろぶっ壊してみる部分だけ楽しみたい人もいるかと思うが、それは開発側も承知済み。ゲームには“サンドボックスモード”として、目的なしに自由にツールを試せるモードがつく予定。そのほかアーリーアクセス開始時にはないものの、プレイヤーコミュニティ作成のMODなどもサポート予定となっている。

 ちなみに本作のアートスタイルが気になった人は、ゲーム中のモデルの作成に使われている無料ツールの『MagicaVoxel』や、SNSでその作品公開によく使われているハッシュタグ“#magicavoxel”などをチェックしてみるのをオススメする。

『Teardown』美しいボクセルベースの世界を重機や爆発物で物理破壊してルートをこじ開ける強奪シムが登場。PC版アーリーアクセスが今年開始予定_03
キャンペーンミッションにはご覧のように目標があるが、とにかくぶっ壊したい人はサンドボックスモードで遊ぶといい。