2020年8月16日、高校バレーを題材とした古舘春一による人気漫画&アニメ『ハイキュー!!』の公式Twitterアカウントは、特別なヘッダー画像の配布を開始した。

 本ヘッダー画像は『ハイキュー!!』とバレーボールの“V.LEAGUE”がコラボしたエキシビションマッチ“シュヴァイデンアドラーズ VS MSBYブラックジャッカル”の開催を記念したもの。この2チームは作中に登場する強豪クラブチーム。最終章のVリーグ編では、主人公の日向翔陽をはじめとし、成長した主要キャラクターたちも所属している。

 今回のスペシャルマッチでは、リアルのVリーグ・DIVISION1の10チームから選抜された選手がふたつのチームを結成。シュヴァイデンアドラーズとMSBYブラックジャッカルのユニフォームに袖を通して、原作の聖地“カメイアリーナ仙台”でぶつかり合った。

 解説は元バレーボール女子日本代表にしてVリーグの理事を務める大林素子氏と、週刊少年ジャンプで『ハイキュー!!』を担当する東律樹氏が務めた。大林氏も『ハイキュー!!』ファンのようで、漫画をなぞらえながらプレイを解説。あまりバレーボールの試合を観たことがない人でも理解しやすい語り口が印象的だった。

 肝心の試合はというと、ビッグプレイが連発して見どころ満点。漫画に追いつきそうなプレイも多く見られた。

 スポーツを題材とした作品では、現実ではありえない技をくり出すのが通例だ。『ハイキュー!!』では日向翔陽と影山飛雄によるコンビプレイ“変人速攻”が代表例。これは、スパイカーの翔陽が全力で跳ぶ位置をセッターの影山が予測して、そこに超高速トスを送るというもの。トスが上がる前にジャンプを踏み切るので実際にはほぼ実現不可能。だが、トップ選手ともなると、変人速攻に迫るほどの高速フットワークを見せるのだ。はっきり言って、すごい。

 ほかに、翔陽の得意技であるコートを横いっぱいに走り抜けながらの“移動攻撃(ブロード)”や、牛島のような大迫力パワーサーブなど、バレーボールファンのみならず『ハイキュー!!』ファンも大興奮必至。試合のアーカイブはVリーグの動画配信サービス“V.LEAGUE TV”で視聴可能だ。

※2020年8月17日20時 週刊少年ジャンプの公式YouTubeチャンネルでのアーカイブ視聴期限が過ぎたので、動画ブロックを削除しました。

V.LEAGUE TV

 『ハイキュー!!』原作漫画は2020年7月に最終回を迎えたが、10月2日からはアニメ第4期の第2クールがスタート。今回のエキシビションマッチがきっかけでバレーボールに興味を持った人は、10月17日に2020-2021シーズンが開幕するVリーグにも注目しよう。

 なお、今回配布されたのは、エキシビションマッチで勝利したシュヴァイデンアドラーズをイメージしたヘッダー画像。MSBYブラックジャッカル版は後日公開予定だという。

【2020年8月18日16時15分追記】

 2020年8月18日0時4分、公式TwitterにてMSBYブラックジャッカルのヘッダー画像も公開された。