ダーツライブが発信する“手裏剣×エンターテイメント”

 ネットカフェやゲームセンターなどでよく見かけるダーツマシン“ダーツライブ”でおなじみの株式会社ダーツライブが、新たなエンターテインメント事業を展開する。手裏剣の腕を競い合うゲーム、その名も『NINJA TRAINER(ニンジャトレーナー)』! 

 家庭用の手裏剣ボードの発売に続き、全国のゲーセンで稼動予定の『NINJA TRAINER ARCADE(ニンジャトレーナーアーケード)』が2020年9月1日より稼働。これは聞き捨てならないと、本誌ダーツ担当(自称)の筆者が、開発のいきさつや今後の展開について伺うため、さっそくダーツライブに馳せ参じた。忍者走りで。

手裏剣投げゲーム『ニンジャトレーナーアーケード』が9月1日(くノ一)にサービス開始!_01

ジャパンカルチャー“忍者”はゲームとの相性バッチリ!

 家庭用『ニンジャトレーナー』は、3枚のゴム製手裏剣を的に当てて得点を競うゲーム。その開発の経緯としては、ダーツのノウハウを活かしてインバウンド(訪日外国人)向けに何かおもしろいものを提供できないか企画したことが出発点だった。手裏剣という案があり、たまたま日本忍者協議会とのパイプがあったため、協力して開発するにいたった。家庭用ボードの発売後の反響はとても大きく、とくに手裏剣の“刺さり心地の気持ちよさ”が高く評価されたという。

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こちらが家庭用の『ニンジャトレーナー』。Amazonなどのオンラインストアやドン・キホーテなどで販売されている。

 その家庭用ボードと並行して、アーケード版『ニンジャトレーナーアーケード』の開発に着手。2019年12月にロケーションテストを行った際には子どもから大人まで多くの人がプレイし、Twitterなどでも話題となって、非常にウケがよかった。筐体から手裏剣を購入することができ、持ち帰れることも大いに喜ばれたという。

スパッと爽快な刺さり心地! アツい対戦が楽しめる

 アーケード版では、刺さった位置が自動的に判定されて点数計算が行われるほか、盤面がLEDで色分けされて光り、さまざまなゲームが楽しめるのが大きな特徴。ダーツと同じようにモニター演出や音が入るため、仲間でワイワイと盛り上がれること間違いなし。プレイできるゲームは下記の4種類で、ゲームによって1~4人でプレイが可能となっている。

1)集中芯打:シンプルに中心を狙う
2)目標撃破:色分けされたすべての的を狙う
3)縦横無尽:動き続ける的を狙う
4)陣地奪取:陣地を奪い合うふたり対戦

■『ニンジャトレーナーアーケード』の遊びかた

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筐体にコインを投入して専用手裏剣を購入。3枚セットのパックが、自販機のようにガシャンと出てくる。
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ゲームを選択する。リリース時はルールが異なる4種類のゲームを用意。どれも対戦で盛り上がれるものだ。
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ダーツと同じく1ラウンドに3投の手裏剣を投げる。
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基本の持ちかたはこんな感じ。

 ちなみに、『ニンジャトレーナーアーケード』の筐体はダーツマシン“ダーツライブ2”の設計をベースにしている。筐体の設計や内部の部品を流用できたことは、開発スピードを上げられた要因のひとつだった。さらには、ゲームの作りやルールなど、ソフト面でもダーツマシンのノウハウが存分に活かされている。

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 そして、家庭用、アーケード版ともに開発するうえでもっともこだわったのが、前述にもある手裏剣の“刺さり心地”。手裏剣をキャッチするボードの形状や素材など、何度も試行錯誤をくり返し、刺さりやすさと気持ちよさを突き詰めている。実際に投げてみるとスパッ、スパッとじつに気持ちよく刺さり、テンションが上がる!

9月1日より、いよいよ稼動開始! 今後はさまざまな要素も追加

 リリース時はオフラインのみであるが、ゲームの追加などのアップデートは対応可能。マシンの普及に合わせて、ゆくゆくはオンライン対戦も実装したいという。また、手裏剣の形状や色のバリエーションの追加、飾りなどのカスタマイズ要素も検討しているとのことだ。

 今後はダーツのようにスポーツ(競技)としての普及を目指しており、2020年2月1日には日本忍者協議会との協賛で『ニンジャトレーナーアーケード』を使用した公式大会も開催された。

『ニンジャトレーナーアーケード』先行体験会を開催

 サービス開始を記念して、セガ秋葉原5号館にて『ニンジャトレーナーアー
ケード
』先行体験会が開催される。毎日先着50名様にオリジナルマスクが付いたカラー手裏剣の販売が行われ、レアアイテムの“カラー手裏剣”を手に入れるチャンス!

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■先行体験会スケジュール
2020 年8 月14 日(金)~ 16 日(日)

■会場
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-10-1
セガ秋葉原5 号館
JR 秋葉原駅 電気街口より徒歩3 分 中央通り沿い


 今年は残念ながら延期となってしまったが、来たる東京オリンピック・パラリンピックでは大勢の外国人が日本を訪れることだろう。日本を代表するカルチャーのひとつ“忍者”の凄技を手軽に体験できる『ニンジャトレーナー』の人気は、世界規模で高まるのではないだろうか? ダーツマシンのように、世界の忍者とオンライン対戦できる日を期待しつつ、腕を磨いておくとしよう。