テイクツー・インタラクティブのパブリッシングレーベルであるプライベートディビジョンは、本日2020年7月30日、新作ゲームでのMoon Studios、League of GeeksおよびRoll7との提携を発表した。

 プライベートディビジョンと言えば、『アウター・ワールド』や『アンセスターズ:人類の旅』などでおなじみの新進気鋭のパブリッシャー。一方、提携先となるMoon Studios、League of Geeks、Roll7はいずれも実力派の開発スタジオ。とくにMoon Studiosは『Ori』シリーズの開発元としても、おなじみ。果たしてどのようなタイトルが生まれるのか……期待したい。

以下、リリースを引用

プライベート ディビジョンが新作ゲームでMoon Studios、League of GeeksおよびRoll7と提携

業界をリードする創造的才能が開発中の3タイトルが加わり、レーベルの素晴らしいポートフォリオがさらに発展

プライベートディビジョンがMoon Studios、League of Geeks、Roll7との提携を発表。_01

 Take-Two Interactive Software, Inc.のパブリッシングレーベルであるプライベート ディビジョンは、トップクラスの独立系デベロッパーであるMoon Studios、League of GeeksおよびRoll7と3件の新たな出版契約を結びました。

 これらのパートナーシップにより、プライベート ディビジョンのポートフォリオは現在の『Kerbal Space Program』シリーズや、『アンセスターズ:人類の旅』、『Disintegration』に加えて、さらに拡充されることとなります。

 プライベート ディビジョンはゲーム業界をリードするクリエイティブな人材を支援することにより、そのビジョンを実現して世界中の消費者に提供します。

 エグゼクティブヴァイスプレジデント兼プライベート ディビジョン代表を務めるMichael Woroszは「Moon Studios、League of GeeksおよびRoll7との提携により、今後プライベート ディビジョンの開発陣には世界中からさらに多くの才気あふれるトップクリエイターたちが参加することとなります」と述べています。

 「私たちはこのような経験豊富な開発者たちと共に仕事をする中で、その創造的ビジョンをより高次の段階へ押し上げるための支援ができることを喜ばしく思います」

 2010年にThomas Mahler氏とGennadiy Korol氏が創設したMoon Studiosは、英国アカデミー賞ゲーム部門の賞を受賞するなど高評価を受けた『オリとくらやみの森』と『Ori and the Will of the Wisps』の制作で知られています。分散型開発会社である同社では、世界中から集まる業界をリードする優れたスタッフが、各地に分散するチームで制作を行っています。Moon Studiosはプライベート ディビジョンとの提携により、新しい感動的なアクションRPGの開発に取り組んでいます。

 Moon Studiosの共同創業者であるThomas Mahler氏とGennadiy Korol氏は「過去10年の間に『オリ』シリーズを開発したのはチームにとって素晴らしい体験でしたが、今後は新たなアクションRPGでさらに高い目標に取り組めることを楽しみにしています」と語っています。

 「私たちの成功の秘訣はMoon Studiosが行う『反復的洗練』のプロセスにあり、今後もこの開発スタイルに基づいて、これまで制作したどのゲームよりも優れた新しいゲームを開発していきます」

 2011年にTrent Kusters氏、Blake Mizzi氏とTy Carey氏が創設したLeague of Geeksは、独創性に富んだデジタルボードゲーム『Armello』の制作で知られるデベロッパーです。メルボルンに拠点を置くLeague of Geeksは、当初の成功をさらに発展させるべく、プライベート ディビジョンとの提携で野心的な新作ゲームと知的財産の開発に取り組んでいます。

 League of Geeks共同創業者の一人であるBlake Mizzi氏は「私たちにとって、熱心なファンのコミュニティを結集して育てることと、評価的、文化的、そして商業的な面で成功できるゲームを制作することは等しく重要です」と語っています。

 「このパートナーシップは私たちのスタジオを成長させ、これまでに開発したどの作品よりも優れたものを制作したいという希望を叶えるための機会だと思っています」

 Roll7は2008年にSimon Bennett氏、John Ribbins氏とTom Hegarty氏が創設し、英国アカデミー賞ゲーム部門などの受賞歴を持つ独立スタジオです。

 Roll7は『OlliOlli』シリーズや『NOT A HERO』、『Laser League』といった作品を制作しており、現在は次の飛躍を目指してプライベート ディビジョンと共同で素晴らしいフロー体験ゲームの開発に取り組んでいます。

Roll7のチーフクリエイティブオフィサーを務めるJohn Ribbins氏は「私たちのタイトルがプレイヤーに響くのは、私たちが確かな手応えと、高度に洗練されたゲームプレイ、そしてシンプルながら高度な習得が可能なゲームシステムの実現に励んでいるからです」と語っています。

 「次のタイトルではプライベート ディビジョンと共同で開発を行いますが、プレイヤーの皆様に作品を手に取っていただくのが大変楽しみです。このプロジェクトを最高のものにするべく、クリエイティビティの基準を上げ、会社としての展望を広げています」

 これらのデベロッパーとの共同開発について、プライベート ディビジョンでは今後、個々のプロジェクトに関する詳細を発表していく予定です。3件のタイトルはいずれも開発の初期にあり、現時点ではリリース予定日は決定していません。これらタイトルの第1弾がローンチされるのはTake-Twoの2022年の事業年度になると予想されます。

プライベート ディビジョンはTake-Two Interactive Software, Inc.(NASDAQ:TTWO)のパブリッシングレーベルです。

プライベート ディビジョンについて

 プライベート ディビジョンは、ゲーム業界の最高の創造的才能とのパートナーシップを通して情熱をもってゲームを開発する独立系開発スタジオに力を貸す、開発系パブリッシャーです。

 同時に、開発されたタイトルが世界規模で高評価と商業的な成功を収めるために必要なサポートも提供しています。本レーベルがパブリッシャーとなったタイトルにはPanache Digital Gamesの『Kerbal Space Program』シリーズや『アンセスターズ:人類の旅』、Obsidian Entertainmentの『アウター・ワールド』、V1 Interactiveの『Disintegration』があります。

 プライベート ディビジョンは今後、Moon Studios、League of GeeksおよびRoll7の新作タイトルを出版します。また、未発表のプロジェクトも開発中です。プライベート ディビジョンの本社はニューヨーク市にあり、支社がシアトル、ラスベガス、ミュンヘンおよびシンガポールに設置されています。詳細はwww.プライベート ディビジョン.comをご覧ください。Private Divisionのニュースレターに登録することで最新情報を受け取れます。

Moon Studiosについて

 Moon Studiosは2010年にThomas Mahler氏(元Blizzard Entertainmentシネマティックアーティスト)とGennadiy Korol氏(元Animation Labシニアグラフィックエンジニア)が設立した独立ゲーム開発スタジオです。Moon Studiosは非常に洗練されたゲームシステムを作ることに注力しており、入念な「反復的洗練」のプロセスを誇る開発会社です。

 また、Moon Studiosは分散型の開発体系をとっています。全チームメンバーは世界各地に分散しており、同社はゲーム業界の中でも最も優れた人材を活用することができます。Moon Studiosは高評価を受けた『オリとくらやみの森』と『Ori and the Will of the Wisps』の制作で知られ、現在は新たなアクションRPG(未発表)を開発中です。

League of Geeksについて

「想像力をかき立てるゲームと心奪われる世界の創造を、並外れた人たちと」

 League of Geeks(略してLoG)は、オーストラリアのメルボルンにある「Triple-i」のゲーム開発スタジオで、代表作は独創性に富んだデジタルボードゲーム『Armello』です。

 啓蒙家、先駆者、トレンドセッター、反逆者。このような野心的なクリエイターたちは、ゲームの技術と文化の終わりなき進化を追求する目的の下に団結しています。

Roll7について

 私たちはゲーム制作集団Roll7です。

 私たちは作品を「フロー体験ゲーム」と定義しています。

 当社のミッションは、全てのプレイヤーが集中しながらリラックスしている完璧な平静の状態に到達できるような、直感的かつ洗練された作品を制作することです。

 それは『OlliOlli』のストリートでトリックやコンボを決めている時でも、『NOT A HERO』でテンポ良くカバーから飛び出し、スライディングして銃を撃つ時でも、『Laser League』のトランスしそうなパターンでも同様に、私たちはプレイヤーが無心の境地でプレイできるゲーム作りを目標としています。

 世界中で何百万人ものプレイヤーが繰り返しプレイしているゲームの核にあるのは、私たちのゲームのシンプルで直感的なコンセプトと、複雑で奥深いシステムのコンビネーションです。

Take-Two Interactive Softwareについて

 Take-Two Interactive Software, Inc.は世界中のお客様にインタラクティブ・エンタテインメントをお届けする、ゲーム業界をリードするデベロッパー、パブリッシャーでありマーケターです。

 弊社のラベルであるRockstar Games、2K、プライベート ディビジョンおよび、モバイルゲーム開発で業界をリードするSocial Pointにおいて製品を開発および販売しています。

 弊社の製品は、家庭用ゲーム機およびPC、スマートフォンおよびタブレット向けに開発され、実店舗における小売り、デジタルダウンロード、オンラインプラットフォームおよびクラウドストリーミングサービスにて販売されています。

 弊社の普通株はNASDAQにおいてTTWOのシンボルで公開の取引が行われています。企業情報および製品情報の詳細については弊社の公式ホームページをご覧ください。

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