テレビアニメ『ポプテピピック』内の1コーナー“ボブネミミッミ”の生放送が、2020年8月4日18時からニコニコ生放送で配信される。タイトルは“【新コーナー】電子ドラッグ ボブネミミッミ29時間耐久生放送”。

【新コーナー】電子ドラッグ ボブネミミッミ29時間耐久生放送(ニコニコ生放送)

 「前半と後半でメインの声優を変えてほぼ同じ内容を2回流す」、「唐突に違うアニメが始まる」、「Blu-rayのオーディオコメンタリーの内容がどう聞いても『けものフレンズ』」など、刺激に慣れた現代のアニメファンですら置いてけぼりにしたアニメ『ポプテピピック』。

 その中においても異彩を放っていたのが、“AC部”が手掛ける箸休めコーナー“ボブネミミッミ”だ。

 AC部はテレビCMやミュージシャンのMVなどでも活躍する実力派の映像制作ユニット。原作とはまったく異なる作画や独特の演出で話題になった。こういう記事の「話題になった」はいい意味であることが多いのだが、“ボブネミミッミ”の場合は何とも言えない。

 作風が奇抜すぎるあまり、アニメ開始当初は理解が追いつかなかったのかもしれない。

『ポプテピピック』の箸休め“ボブネミミッミ”が29時間耐久生放送を実施。ニコ生で伝説を目撃しよう【拷問のほうが楽】_01
ポプテピピック(アニメ公式サイトより)。
『ポプテピピック』の箸休め“ボブネミミッミ”が29時間耐久生放送を実施。ニコ生で伝説を目撃しよう【拷問のほうが楽】_02
ボブネミミッミ。

 それでも、回を追うごとに視聴者たちに受け入れられ、契機となったのは第7話で披露した実写の高速紙芝居・ヘルシェイク矢野。鮮烈な印象を刷り込むことに成功し、2018年8月にはアニソンの祭典“アニメロサマーライブ”にも出演を果たしている。本当によくわからない。

 インパクトの強い“ボブネミミッミ”は箸休め的な尺だからちょうどよかったという可能性もある。そんなある種の劇薬が、29時間も続くのだ。拷問だってもっと楽だろうし、無限ループものだって脱出にそこまでかからないと思う。

 これは戦いだ。完走するためにも、しっかりと睡眠を取っておこう。ヘルシェイク矢野のことを考えながら。