月額980円で、雑誌やマンガ、書籍が読み放題になるAmazonのサービス“Kindle Unlimited”。ステイホームの流れで加入して、読書の時間を楽しんでいるという方も多いのでは?(ちなみに週刊ファミ通も読めます)

 現在読み放題対象作品は10万件以上! 何を読めばいいのか迷ってしまいますよね。

 そこで本稿では、Kindle Unlimitedのオススメ作品を個人的チョイスで紹介します!

“Kindle Unlimited”の導入はこちら(Amazon.co.jp)

これぞクリエイター魂!“面白いゲームを作りたい”主人公に秘められた過去とは?

 小沢高広氏と妹尾朝子氏のタッグからなるマンガ家・うめ。ふたりの代表作とも言うべき『東京トイボックス』は、ゲーム業界を描いた作品として多くのファンから愛されている作品です。

 同作の続編でKindle Unlimited対象となっている『大東京トイボックス』は、マンガ大賞2012で第2位を獲得。2013年には文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品にも選ばれました。

 『東京トイボックス』全2巻、『大東京ボックス』全10巻がKindle Unlimited入りしているので、加入者は全巻読むことができます。

 また『東京トイボックス』と『大東京トイボックス』は、ドラマ化も果たしてさらなる人気を獲得。現在も“トイボシリーズ”最新作『東京トイボクシーズ』がコミックバンチwebで連載されるなど、世界観の拡張が続いています。

『東京トイボックス』の主人公はゲーム制作会社・スタジオG3の社長で、ディレクター兼プランナーの天川太陽。「だめだ……どう謙遜してもオレは天才だ……!!」と口走ってしまうようなキャラクターで、ことゲーム制作に関しては徹底的にこだわる情熱を持ち合わせています。

『東京トイボックス【デジタルリマスター版】』1巻より
『東京トイボックス【デジタルリマスター版】』1巻(Amazon.co.jp)

 一方太陽と同じアパートに住む月山星乃は、キャリアウーマンながら実は私生活でオタク気質を垣間見せるキャラクター。彼女の趣味を偶然目撃してしまったことで太陽との初対面シーンは散々な結果になってしまいますが、何たる偶然か星乃はスタジオG3へ出向することに……。

 太陽の仕事ぶりを間近で見た星乃ですが、納期をぶっちぎっても自分のこだわりをつき通そうとする姿勢に困惑を隠せません。要領よくサクサク仕事をこなす彼女と太陽では、傍から見ると両極端と感じてしまうかも。しかし太陽のゲームに懸ける情熱は本物。新たに追加したキャラクターが評価されて、遅延料をチャラにさせるほどでした。

 とはいえ太陽にも仕事で挫折した経験があり、そのキーマンとなるのが業界最大手“ソリダスワークス”の局長・仙水伊鶴。太陽はかつてソリダスで働いていたものの、企画をめぐり仙水と衝突して会社を飛び出した経緯があったのです。

 ソリダスや仙水に対して少なからぬ負の感情を抱き、ソリダスに関わる仕事は躊躇しがちな太陽。しかしその尻を引っぱたくのが星乃の役割で、彼女は太陽にとって障壁を乗り越えるための起爆剤となっていきます。

『東京トイボックス【デジタルリマスター版】』2巻より
『東京トイボックス【デジタルリマスター版】』2巻(Amazon.co.jp)

 太陽たちの奮闘ぶりに読者も胸の高鳴りを覚え、ネット上には絶賛コメントが続出。「スポ根マンガ的な熱さとテンポで爽快感がすごい」、「反目し合ってるように見えて実はベストコンビな太陽と星乃、最高すぎません?」、「ゲーム制作者あるあるが満載で読み応えたっぷり!」といった反応が溢れかえっていました。

 「おもしろいゲームを作りたい!」という思いが原動力になっている太陽。表現規制や開発現場の実態など、ゲーム業界の実情を覗き見つつ、その活躍を見守ってみませんか?