月額980円で、雑誌やマンガ、書籍が読み放題になるAmazonのサービス“Kindle Unlimited”。ステイホームでおうち時間を楽しむために加入しているという方も多いのではないでしょうか。
現在読み放題対象作品は10万件以上! 何を読めばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで本稿では、Kindle Unlimitedのオススメ作品を個人的チョイスで紹介します!
”Kindle Unlimited”の導入はこちら(Amazon.co.jp)本がないからパピルスから作る! 本好きの主人公が奮闘異世界開拓譚
本好きのための、本好きに捧ぐビブリア・ファンタジー『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』。
“このライトノベルがすごい!”では2年連続で単行本・ノベルス部門第1位に輝き、電子書籍を含むシリーズ累計は300万部を突破しました。
現在はテレビアニメ第二部が絶賛放送中ですが、一体同作の何が人々を惹きつけるのでしょうか。
『本好きの下剋上』とは、小説投稿サイト“小説家になろう”発の大人気ファンタジー。
現在はアニメやコミックはもちろん、ドラマCD、TOジュニア文庫、ファンブックなども展開中で、Kindle Unlimitedに入っていればコミックと原作小の一部を読むことができます。
『本好きの下剋上』特設サイトには、原作小説やコミックの情報がまとめられています。
あらすじ
主人公は、あらゆる本を心から愛する本好きな女子大生。ところが物語冒頭で彼女は命を落とし、5歳の女の子・マインへ転生してしまいます。
“本さえあればどんな環境でも我慢できる”と現実を受け入れるマインでしたが、不運にも転生した先は“本のない世界”。
正確に言えば本自体はあるものの、平民の識字率が低いうえ“本=お貴族様のもの”とされていました。
そこでマインは決心します。本がなければ作ればいい、と――。
同作はいわゆる“異世界転生系”ですが、転生もの特有の冒険やバトルといった派手な演出は一切ありません。
それどころかマインは生まれつき体が弱く、少し歩いただけでもヘトヘトに。
おまけに本や紙はおろか髪を洗うことすらままならない環境下で、マインは前世で培った知識を生かしながら苦難を乗り越えていきます。
たとえば本を書くために、紙を1枚用意するのもひと苦労。
最初はエジプト文明にならって“パピルス”を作ろうとしますが、あまりにも非効率的な作業のため失敗に終わります。
続いてメソポタミア文明にならい、“粘土板”を作るもののこれもなかなかうまくいかず……。
このように試行錯誤を繰り返しながら、ゼロから本作りに奮闘していくマイン。
やがて周りの人々も巻き込んで本作りに励んでいくため、ネット上では「『本好きの下剋上』のおもしろさは、クラフト系ゲームのワクワク感に似てる」、「マインちゃんがズバズバ改革していくのが爽快!」、「派手さこそないけど安心して楽しめる。DASH島開拓とか好きな人は絶対ハマるはず(笑)」といった反響が後を絶ちません。
一見よくある異世界転生系、でも読み進めるほど深みにハマっていく『本好きの下剋上』。気になる人は、ぜひその目でご覧になってみてはいかが?