2020年6月17日、Nintendo Switch向けソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』の有料追加コンテンツ『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』の第1弾「鎧の孤島」が配信開始された。

 冒険の舞台である“ヨロイじま”では、これまでのシリーズには登場しているもののガラル地方では出会えなかったポケモンたちをゲットすることができる。

 本記事では、そんなポケモンたちの中から筆者がとくにゲットしたいオススメのポケモンをピックアップして紹介する。おもにランクバトルでの活躍が期待されるポケモンたちを選んだので、参考にしてもらえれば幸いだ。

※ランクバトル シリーズ4 ルールでは、鎧の孤島で新たにゲットできるようになったポケモンは使えなかったが、2020年7月1日より開始されたランクバトル シリーズ5 ルールでは使用可能。

ランクバトルでの活躍が期待されるヨロイじまのポケモンたち

ヤドラン(ガラルのすがた)

どく・エスパータイプ
生息地:一礼野原【ヤドン(ガラルのすがた)】

 一礼野原に生息するヤドン(ガラルのすがた)に“ガラナツブレス”を使うと進化する。なお、ガラナツブレスはヨロイじま内に落ちている“ガラナツのえだ”8個を、“ワークアウトのうみ”にいる女性に渡すと交換してもらえる。

女性は正面に見える島に立っている。

 ヤドラン(ガラルのすがた)だけが覚えらえる技“シェルアームズ”は、物理・特殊のうちどちらが相手により大きなダメージを与えられるかを計算し、自動でより有効な方で攻撃してくれる便利な技。

物理で攻撃した際のモーション。
特殊で攻撃した際のモーション。

 さらに、特性“クイックドロウ”は一定の確率ですばやさに関係なく相手より先に行動できる。似た効果を持つどうぐ“せんせいのつめ”を持たせれば、さらに先制できる確率が上がる!

 ヤドラン(ガラルのすがた)はすばやさが高くないポケモンなので、かなり相性のいい特性と言えるだろう。

ファイアロー

ほのお・ひこうタイプ
生息地:清涼湿原など

 ファイアローの特徴は、なんといっても隠れ特性の“はやてのつばさ”。自分の残りHPが最大のとき、ひこうタイプの技が先制で使えるという強力な特性だ。

 すでに本作のランクバトルを楽しんでいる人ならばご存じだろうが、さまざまな追加効果が得られるダイマックスわざのなかでも、“すばやさ”が上がるひこうタイプの“ダイジェット”はかなり強力。ファイアローは、そのダイジェットをも特性によって先制で使えるのだ。

 HPの削れた相手のダイマックスポケモンやエースポケモンを、はやてのつばさによる先制技でシャットアウトする、いわゆる“ストッパー”としての役割が担えるため、相手にする際は注意したい。

 さらに、これまでファイアローは“ブレイブバード”や“フレアドライブ”といった物理技で攻めるのが主体のポケモンだったが、本作では強力な特殊技“ぼうふう”を新たに習得。特殊技で攻めるファイアローが見られるようになるかもしれない。

モロバレル

くさ・どくタイプ
生息地:集中の森

 相手を100%の確率でねむり状態にする強力な変化技“キノコのほうし”を覚えられるほか、耐久面のステータスも優秀。さらに、相手の攻撃を自分に集める“いかりのこな”も覚えるため、おもにダブルバトルで使われることが多いポケモンだ。

 実際、ポケモンWCS2015で優勝して世界チャンピオンとなったホナミ ショウマ選手(ビエラ氏)もチームに入れていたほど、その実力は折り紙つき。

 これまでのガラル地方でキノコのほうしを使えるのはネマシュとマシェードだけで、あまり使用率は高くなかったが、これからはキノコのほうし対策が必須となるかもしれない。

ゾロアーク

あくタイプ
生息地:円環の入り江など

 自分の手持ちの最後にいるポケモンのすがたに化けられる特性“イリュージョン”が特徴的なポケモン。

 たとえば、ドラパルトやミミッキュなどのゴーストタイプのポケモンに化ければ自身の弱点であるかくとうタイプの攻撃を受けにくく、逆にかくとうタイプのポケモンに化ければ、相手が攻撃を無効化しようとゴーストタイプのポケモンに交代したところへ、効果抜群のあくタイプの攻撃を叩き込める。

自分の画面ではポケモン名がゾロアークと表示されるが、相手からはゲンガーと見えている。

 また、『ポケモン サン・ムーン』ではZ技を使う際にイリュージョンが解けてしまうのが難点であったが、本作のダイマックスはイリュージョンを保ったまま行えるようだ。

ジバコイル

でんき・はがねタイプ
生息地:チャレンジビーチなど

 “とくこう”を筆頭に全体的に高めのステータスと、弱点が3つしかない優秀なタイプを持つ。隠れ特性の“アナライズ”は自分がそのターンでいちばん最後に攻撃する際、技の威力が1.3倍になるというもの。“すばやさ”が高くなく、先手を取られやすいジバコイルとは相性がいい。

 また、本作で新たに登場したはがねタイプの技“てっていこうせん”や、ヨロイじまで登場したでんきタイプの教え技“ライジングボルト”など威力の高い技を覚えられるので、さらに攻撃的なポケモンになったと言えるだろう。

 なお、これまではレアコイルを特定の場所でレベルアップさせることで進化していたが、本作では“かみなりのいし”を使うことで進化するようになっている。

ハッサム

むし・はがねタイプ
生息地:チャレンジロードなど

 本作ではメガシンカが使えないものの、高い“こうげき”と弱点がほのおタイプのみという優秀なタイプは健在。また、本作では“めざめるパワー(※)”が使えないため、不意に弱点のほのお技を使われることが少なくなった。

※めざめるパワー……覚えさせるポケモンの生まれ持ったステータスによって技のタイプが変化する特殊な技。本来ほのおタイプの技を覚えないはずのポケモンでも、ほのおタイプのめざめるパワーを使うことで弱点を突くことができた。

 特性“テクニシャン”は威力が60以下の技を使うとき、その技の威力が1.5倍になるという強力な特性。先制技の“バレットパンチ”はもちろん、教え技“ダブルウイング”にも適用される。

マリルリ

みず・フェアリータイプ
生息地:清涼湿原など

 マリルリは“こうげき”のステータスこそ高くないものの、特性“ちからもち”によってこうげきを倍増させられる。さらに自身のこうげきランクを最大まで高める“はらだいこ”を使えば、先制技の“アクアジェット”で絶大なダメージを出せるようになる。

 先制技を無効化できるフィールド“サイコフィールド”が対策として挙げられるが、本作では教え技の“アイアンローラー”を習得。なんとフィールドを破壊しながら攻撃できるようになってしまった。ほかにも覚えさせたい技が多いので採用率は高くならないかもしれないが、一応気に留めておきたいところ。

ニョロトノ

みずタイプ
生息地:清涼湿原

 ガラル地方で特性“あめふらし”を持つポケモンはペリッパーのみだったが、新たにニョロトノも選択肢に加わった。ペリッパーのほうが“とくこう”はやや高めだが、“HP”や“とくぼう”はニョロトノのほうがかなり高め。攻撃的なペリッパーと防御に長けたニョロトノというように使い分けられる。

 覚えられる技も“アンコール”や“ほろびのうた”、“てだすけ”などサポート用のものが多い。ヨロイじまには、あめふらしと相性がいい特性“すいすい”を持つキングドラも生息しているので、天候“あめ”を用いた戦術は大きく幅が広がった。

ワルビアル

じめん・あくタイプ
生息地:鍋底砂漠

 平均的に高めのステータス、唯一無二のじめん・あくタイプを持つポケモン。タイプ一致で使える“じしん”の威力の高さも相まって攻撃面の性能も優秀なうえ、“ちょうはつ”や“ステルスロック”などの補助技も覚えられる器用さを兼ね備えている。

 相手のこうげきを下げられる特性“いかく”の優秀さは言わずもがな。とくにダブルバトルでは相手の2匹を同時に弱体化させられる。ポケモンWCS2017では、優勝したオオツボ リョウタ選手(バルドル氏)がワルビアルをチームに入れていた。

 本作では、“DDラリアット”や“インファイト”、“10まんばりき”などの技を新たに習得。さらに“スケイルショット”、“はいよるいちげき”、“うっぷんばらし”、“ねっさのだいち”と教え技も4種類覚えられるようになり、いっきに技のレパートリーが増加。さらに器用さが増した。

ウルガモス

むし・ほのおタイプ
生息地:チャレンジビーチなど

 全体的にかなり高めのステータスを持ち、中でも“とくこう”がもっとも高い。さらに、ウルガモスだけが覚えられるほのおタイプの技“ほのおのまい”は、50%の確率でそんなとくこうを1段階上げられる超強力な追加効果を持っている。

 ほのおのまいは威力も80と十分で、相手を倒しながら自身を強化できてしまう。さらに“とくこう”、“とくぼう”、“すばやさ”を上昇させる変化技“ちょうのまい”も覚えられるため、対策を怠るとウルガモス1匹に全員倒されてしまうなんてことも少なくない。

 いわタイプが4倍弱点のため、メジャーな対策として“ステルスロック”が挙げられるが、本作では地形ダメージを無効化するどうぐ“あつぞこブーツ”が新たに登場。ウルガモス側は対策の対策を取ることも可能となった。

ポリゴン2

ノーマルタイプ
生息地:不明(入手方法は後述)

 ポケモン対戦にあまり詳しくない人でも、ポリゴン2が強いらしいというのは聞いたことがある人も多いのではないだろうか。ポリゴン2の強さは、ずばり耐久面。

 “HP”、“ぼうぎょ”、“とくぼう”が平均的に高いうえ、ポリゴン2はポリゴンZに進化できるため、進化前のポケモンに持たせるとぼうぎょととくぼうが1.5倍になるどうぐ“しんかのきせき”が使えるのだ。

 さらにはノーマルタイプなので弱点がかくとうタイプのみというのも優秀。弱点を突いて倒すことが難しく、ゴーストタイプのポケモンと組めばお互いの弱点をお互いに無効化し合える。

 覚える技も優秀で、HPを回復する“じこさいせい”に加えて、“はかいこうせん”や“10まんボルト”、“れいとうビーム”など高威力の技、相手を状態異常にする“トライアタック”や“ほうでん”に“でんじは”、さらには相手のこうげきを利用する“イカサマ”まで覚えるので、攻守ともに隙がない。

 特性も、相手の特性をコピーできる“トレース”、相手のステータスによって自身のステータスを上昇させる“ダウンロード”とどちらもかなり優秀。さらには隠れ特性もジバコイルとおなじ“アナライズ”で、“すばやさ”の高くないポリゴン2と相性がいい。

 ポリゴン2が流行すると、ダウンロードの対策が重要になる。ダウンロードは相手のポケモンのぼうぎょととくぼうを参照し、ぼうぎょの方がほういなら自身のこうげきを、とくぼうのほうが低いなら自身のとくこうを上昇させる。

 しんかのきせきのおかげで耐久面に優れるポリゴン2だが、じつはもっとも高いステータスは“とくこう”。そのため、きそポイントをとくぼうに振り分けることでダウンロードが発動してもこうげきが上がるようにステータスを調整するのだ。

 なお、ポリゴンはヨロイじまにも野生では生息していない。鎧の孤島のストーリーをクリアーした後、マスター道場にいるハイドに話しかけるとポリゴンを受け取れる。

 さて、以上ではこれまでのシリーズ作品においても通信対戦で活躍してきたメジャーなポケモンたちを中心にピックアップした。もちろん、ここに名前が挙がらなかったポケモンたちが活躍できないわけでは決してない。

 また、本作独自のシステムであるダイマックスをうまく使えば、これまであまり活躍できなかったポケモンも、思わぬ活躍をするかもしれない。そんな新戦術の開拓をしてみるのもまた、ポケモンバトルの楽しみかたのひとつだ。

 本記事で紹介したポケモンたちを使ってみるもよし、逆にこれらを対策したポケモンたちでチームを組むのもよし。どんな形であれ、記事を参考にポケモンバトルを楽しんでもらえれば幸いだ。