2020年6月27日、28日の2日間にわたりオンラインイベントとして開催されているBitSummit Gaiden。その2日目にあたる6月28日の公式ライブストリーミング配信にて、ソニー・インタラクティブエンタテインメント インディーズ イニシアチブ代表の吉田修平氏が注目のインディータイトルを紹介する“吉田修平がおすすめするインディータイトル6選!”が放送された。
本記事では、この番組の模様をお伝えしていこう。
『Bloodstained: Curse of the Moon 2』
トップバッターとして紹介されたのは、五十嵐孝司氏とインティ・クリエイツがタッグを組んだステージクリアー型の横スクロールアクションゲーム『Bloodstained: Curse of the Moon 2』(2020年7月10日発売予定)。番組では吉田氏の“推しポイント”としてゲームの魅力が紹介され、7体のキャラクターを切り替えて能力を活かして進んでいくというキャラクター切り替え要素や、一度クリアーしたあともくり返し遊べる仕掛けがあることを紹介された。
そして、吉田氏が「私はここが一番凄いところだと思う」として話していたのが、ローカルプレイ2Pプレイの要素。本作はひとりで遊んでいる途中でも2Pが入れるような形になっていて、難しい場面に直面しても仲間と助け合いながら遊ぶことができるという要素を紹介。また、お互いに異なるキャラクターを選ぶことで、お互いの特殊能力を活かした戦いかたもできてしまうことも解説していた。
『NO STRAIGHT ROADS(ノー・ストレート・ロード)』
続いて、アクションゲームとリズムゲームが融合した、ポップな世界観が魅力のゲーム『NO STRAIGHT ROADS(ノー・ストレート・ロード)』(2020年発売予定)を紹介。
『ファイナルファンタジーXV』のリードゲームデザイナーを務めたWan Hazmer氏が立ち上げたマレーシアの開発会社METRONOMIKが手掛けている本作では、リズムに乗って攻撃するという本作のゲーム性が紹介。また、プレイし続けることでBGMも徐々にロックミュージックへと変わっていくという作りの細かさも解説。ローカル2Pプレイにも対応しており、ひとりはギター、もうひとりはドラムを担当するキャラクターでのプレイは「セッションのような感覚が味わえる」と吉田氏も太鼓判を推していた。
そして、主人公のメイディ役に佐倉綾音さん、ズーク役に福山潤さんなど、豪華声優陣によるフルボイスとなっていることも話し、日本語ローカライズにもかなり力を入れているタイトルであることが説明された。
『MORTAL BLITZ:COMBAT ARENA』
3つ目の紹介タイトルは、オンラインのアリーナバトルシューティングゲーム『MORTAL BLITZ:COMBAT ARENA』(2020年9月発売予定)。
本作は2017年にPS VR向けに発売された『MORTAL BLITZ』の最新作で、オンラインのアリーナバトルゲームとなっている。まず推しポイントとして紹介されたのが、“VRカバーシューターのアリーナバトル”。本作は4人のプレイヤーがアリーナのなかのいろいろなポイントにワープしながら、武器拾いつつ戦っていくゲームということで、「どのポジションがよいか、どの武器で戦えばよいかという戦略性が魅力」と吉田氏は解説。また、武器やアイテムは数百を超える種類が用意されており、そのカスタマイズ性も魅力なのだそう。
最後に、本作はフリー・トゥ・プレイであることを紹介。吉田氏も「PS VRを持っている人は試してみてほしい」と話しつつ、8月にはオープンベータテストが行われることもアナウンスされた。
『Spiritfarer』
4つ目に紹介された『Spiritfarer』は、船で旅する魂の旅人“Spiritfarer”の主人公が、さまざまな霊魂と出会い、心残りなことを叶えてあげることで死後の世界へ導くという心温まるストーリーが描かれる作品。
この印象的な美しい手書きのアニメーションによるグラフィックについて、吉田氏も「動かしているだけでも本当に気持ちのいいゲーム」と絶賛。続けて“ハグボタン”という要素も解説され、本作では出会ったキャラクターと会話をする際に“ハグ”することで、相手に暖かい気持ちが伝わり、幸せな気持ちで死後の世界へと誘うことができる重要なアクションだと吉田氏は説明した。
また、船の建築、釣り、編み物、料理など、多彩なアクティビティが用意されており、メインストーリーを遊ぶだけでも約30時間、深く遊ぶことで約100時間ものゲームプレイが楽しめるボリューム感であることも語られた。
『F.I.S.T. :Forged In Shadow Torch』
5タイトル目は、背中に大きなメカの腕を背負ったウサギが主人公のメトロイドヴァニア系のアクションアドベンチャー『F.I.S.T. :Forged In Shadow Torch』(発売日未定)をチョイス。
本作の推しポイントとして挙げたのは、キャラクターと世界観の部分だ。もともと大きなメカのパイロットだった主人公は、仲間を助けるため、壊れたロボットの腕を改造したアーマーを纏って戦うという設定だそうで、この背負った腕を活かした迫力のアクションも楽しめる作品であると解説。
また、本作はディーゼルパンクと1940年代の上海が融合した世界観が描かれており、「ディーゼルパンクのメタリックな世界観のなかでかわいいウサギが旅をするというミスマッチなギャップが独特な世界観を生んでいる」と吉田氏は話していた。
『ANNO:Mutationem(アノー・ミューテーショネム)』
最後に紹介されたのは、サイバーパンクな舞台のアクションアドベンチャー『ANNO:Mutationem(アノー・ミューテーショネム)』(発売日は未定)。
特徴として挙げられたのは、2D的なアクションと3D的な探索がシームレスに切り替わる、独創的なゲーム性。3Dで再現されたサイバーパンクの世界を2Dのキャラクターとして冒険し、さまざまなキャラクターと会話をしたり、ミッションを遂行しながら進めていく探索も楽しい作品となっているそうだ。
以上、6タイトルが吉田氏から紹介された今回の番組。発売を間近に控えたタイトルから、まだまだ開発中のタイトルもあるということで、気になったタイトルが見つかった方は続報にも注目しておこう。
それにしても、吉Pこと吉田修平氏はゲーム好きで、オススメ上手! ファミ通.comの記事では、 いまPS VRで遊ぶべきオススメ作品10本を教えてくれているので、こちらも合わせてチェックしてみてください。
※画面は配信番組をキャプチャーしたものです。