NHKの再放送で話題沸騰! アマプラで一気観しちゃう?
2020年5月より、アマゾンプライムビデオで、宮崎駿監督のアニメ『未来少年コナン』が配信されています。
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— Amazon Prime Video(プライムビデオ) (@PrimeVideo_JP)
2020-05-29 18:00:13
同作はアレグサンダー・ケイの児童書『残された人びと』を原作に作られたSF冒険活劇で、最初に放映されたのはいまから40年以上も前。1978年4月から10月にかけてNHK総合テレビで放送されました。
何を隠そう『未来少年コナン』は、数々の名作を生み出した巨匠・宮崎駿監督が初めて監督を務めた作品でもあります(クレジットは“演出”)。
宮崎アニメを語るうえでは欠かせない名作の登場に、ネット上では「私の中の“コナン”といえばコレ! ナウシカもラピュタもルパンもすべてはここから始まった」、「これぞ不朽の名作。いま見てもドキドキハラハラワクワクが止まりません」などの反響が続出しました。
『未来少年コナン』(アマゾンプライムビデオ)明るいオープニングとは裏腹に、物語の始まりは意外にもシリアス。核兵器をはるかに超える磁力兵器を使った戦争が勃発し、人類のほとんどが死滅してしまいます。
物語はそれから20年後――。孤島“のこされ島”には、おじいと呼ばれる老人と少年・コナンが住んでいました。
ある日ハナジロ(サメ)をしとめた帰り、コナンは砂浜でラナという少女を発見。ふたりはすぐに仲良くなりますが、科学都市インダストリアからやって来たモンスリーたちにラナを連れ去られてしまい……。コナンはラナを取り戻すために旅立つことを決意します。ここから、コナンの壮大な冒険が始まるのです。
同作にはジブリ作品ならではの“ボーイミーツガール”や“爽快なアニメーション”、愛嬌があってどこか憎めない敵キャラクターなど、宮崎アニメのエッセンスがたっぷり。見どころも数えきれないほどありますが、宮崎駿監督らしいアニメーション描写で描かれるコナンの人間離れした運動能力はとくに注目すべきポイントでしょう。
たとえば第1話から彼の超人ぶりは健在で、ラナが連れ去られた際にはその強靭な脚力で飛び立とうとする飛行船・ファルコに追いつきました。
中でも印象的なのが、第6話“ダイスの反逆”で見せた“コナンの大ジャンプ”です。
気が遠くなるほど高い位置にある独房からの脱出を試みるコナンとラナ。数十メートルはあるだろう地上を見つめるなり、コナンはラナを抱えたまま塔から飛び降りてしまいます。
思わず見ているこっちまで心臓がヒュンッとなる描写であるものの、当のコナンはほぼ無傷。これにはネット上も「コナンの大ジャンプはもはや名シーン」、「着地した後のコナンの表情がいつ見ても笑えるwww」といった声が。
じつは現在NHK総合でもデジタルリマスター版『未来少年コナン』を放映中ですが、アマゾンプライムビデオであれば全話を一気に視聴できます(ちなみに、NHK放送では16:9の画面比率に合わせるため、上下がカットされて放送されていますが、アマゾンビデオではもとの4:3で観られます。宮崎駿監督のレイアウトをじっくり堪能したいならこちらのほうがいいかも?)。
さらに、2020年冬には、宮崎吾朗監督のスタジオジブリ最新作『アーヤと魔女』がNHK総合にて放送予定。この機会に宮崎アニメの原点『未来少年コナン』を振り返ってみるのも一興かもしれませんね。
※Amazon prime videoの配信情報は記事制作時のものです。