海外PC Gamer誌が主催する新作発表イベント“PC Gaming Show”で、インディーパブリッシャーNew Blood Interactiveの新作『Gloomwood』が正式発表。Steamでデモが配信開始された。

 New Bloodは、『Dusk』や『Amid Evil』といったタイトルを通じ、90年代中期から末期あたりのオールドスクールFPSのスタイルを追求してきたパブリッシャーだ。

 『Gloomwood』ではメインクリエイターのDillon Rogers氏と『Dusk』のDavid Szymanski氏により、旧アイドスが生み出した往年の名作『Thief』系統のステルス&探索重視のゲームプレイに挑戦している。

背後からステルスキル。ほかの護衛が死体を見つけると厄介なので、水に沈めてしまおう。

 とはいえ、“『Thief』風”と言って伝わる人もあまりいないと思うので、本作のデモを実際に先行プレイした内容をお伝えしていこう。

 本作でプレイヤーは、奇妙な護衛たちが徘徊するゴシック風の夜の街を進んでいくことになる。街は細かな通路や鍵付きの扉、水路などで入り組んだ構造となっているのだが、「どこへ行け」というのは示されない。

 そこでとにかく重要なのが探索だ。護衛たちの目をかいくぐって時にステルスキルをして排除しながら進み、各所に置かれた開門レバーや扉の鍵を入手し、行動範囲を広げてゴール到達への手がかりを掴んでいく。

格子などの隙間からカギを盗み取れることも。

 敵キャラには視覚と聴覚が設定されており、見つかってしまうとタコ殴りにされることもしばしば。そこで音を立てないようそろそろ歩いたり、空き瓶などを投げて注意をそらしたり、そしてランタンの点灯と消灯、物陰から覗き込む“リーン”(扉に向かって使うことで聞き耳を立てることもできる)といったアクションを駆使して立ち回ることになる。

 場所によってはダクト的な隠し通路を通って死角から葬り去るといったことも可能で、ダークな雰囲気の中でうまく敵を出し抜けた時のなんとも言えない気持ちよさが特徴。

物陰から覗き込む“リーン”は重要なアクション。扉に向かってリーンすることで“扉の向こうの音に聞き耳を立てる”というマニアックな使い方もできる。

 また街の中には護衛だけでなく謎のクリーチャーたちも存在し、デモでは「レバーを動かしてみたら格子の向こうでクリーチャーが徘徊し始めたのが見え、どう対処するか迫られる」といったトラップ演出も。

 荒いローポリ3D&ガビガビのテクスチャーの趣味丸出しなレトロ全開アートスタイルに面食らう人もいるかもしれないが、『Dusk』同様に(一見しただけではそう見えないものの)丹念に作り込まれた内容となっているので、気になった人はぜひデモをチェックして独特なプレイ感を味わってみて欲しい。

ステルスで切り抜けられない時は思い切って銃で戦おう。