2020年6月2日(火)午前8時、ライアットゲームズはPC用新作オンラインFPS『VALORANT』の正式サービスを開始した。Riot Accountを取得し、公式サイトでクライアントをダウンロードすればプレイ可能だ。

 本作は5対5で戦うチーム対戦型のタクティカルシューター。基本ルールはFPSの王道“爆破モード”だ。固有のスキルを備えたエージェント(キャラクター)から試合ごとにひとりを選び、ほかのプレイヤーと協力して敵に挑む。

『VALORANT』公式サイト
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正式サービス時の新コンテンツ

新マップ:アセント

 中央エリアから側面ルートを通じてふたつのスパイク設置地点にアクセス可能。スタンダードなタクティカルマップで、今後発展させていくための基礎となる。開閉できる扉が設けられており、ダメージを与えて破壊することも可能。

新エージェント:レイナ

 メキシコの中心部で鍛え上げられたエージェント。1対の状況で優位に立ち、倒した敵の生命を吸収する能力を持つ。

【スキル】

  • ディスミス:倒した敵の生命を吸収して短時間だけ不可視かつ無敵状態 になる。
  • デバウアー:倒した敵の生命を吸収して体力を回復する。
  • リーア:破壊可能なエーテルのオーブを飛ばす。それを見た敵は視界を制限される。
  • エンプレス:血に飢えた興奮状態となり、効果時間中は「ラピッドファイア」を獲得し、敵を視認しやすくなる。キルを獲得するとタイマーがリセットされる。

新ゲームモード:スパイクラッシュ(ベータ)

  • 想定ゲーム時間は8分~12分。
  • スパイク(爆弾のようなもの)を設置する。ただし、アタッカー側の全員もスパイクを所持
  • 4ラウンド先取で勝利(BO7)、ラウンド開始前の時間およびラウンド時間が短縮
  • アタッカー側とディフェンダー側は3ラウンドごとに交代
  • 両チームの全員がランダムに選択された同じ武器を使用
  • 毎ラウンド、すべての通常アビリティーをコストなしで獲得
  • キルおよびデスで2ULTポイントを獲得
  • 毎ラウンド、35個のランダムな“パワーアップオーブ”がマップ上に出現
    • パワーアップオーブはスピードブーストから追加ダメージを与える銃のアップグレードまで、多種多彩

VALORANTバトルパス

 プレイを続けることで、報酬として外見アイテムを入手できるシステムが導入される。

 パスには全プレイヤー向けの無料ルートと、追加の有料ルートの2種類が存在。追加要素は武器の外見などを好みに合わせてカスタマイズするためのものであり、ゲームプレイそのものに影響を与えない。

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以下、リリースを引用

Riot Games, Inc.(本社:米国・ロサンゼルス)はこの度、世界的パンデミックに屈することなく、待望の5対5タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』を予定通り本日6月2日(火)より世界に向けてリリースし、サービスを開始したことを発表します。世界中の多くの地域のゲーマー が、基本プレイ無料のPCゲーム『VALORANT』をダウンロードし、そしてプレイいただくことが可能となりました。

『VALORANT』では、多彩な銃とキャラクターごとの固有の能力を組み合わせた、本格的な銃撃戦をマルチプレイヤーで楽しむことができます。またマップも競技シーンを見据えて設計されており、何千時間プレイしても常に新鮮な戦いが体験できるようになっています。プレイヤーが5人ずつアタッカー(攻撃)とディフェンダー(防衛)の2チームに分かれて最大24ラウンドを争う、というのが『VALORANT』の基本的なルールです。

『VALORANT』は世界中のプレイヤーが対戦に参加できるよう幅広いスペックのPCに対応した、基本プレイ無料のゲームとなっています。ライアットゲームズは最高クラスのゲームサーバー品質と世界規模のインフラ設備、そして独自開発のチート対策技術をもとに、タクティカルシューターの競技性を確保し、同ジャンルにふさわしいゲーム体験を得られるような体制の構築に総力を挙げて取り組んでいます。まもなく公開される『VALORANT』の新作シネマティックトレーラー『Duelists』もぜひご覧ください。

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クローズドベータが新記録を樹立

2020年4月にクローズドベータ テストを開始してからすぐに、『VALORANT』は世界中のFPSコミュニティで注目の的となりました。最初の1日だけで総視聴時間が3,400万時間に達したことから過去の記録を更新、新たな歴史を築きました。さらに同時視聴者数も最大170万人を超え、これは2019年の「リーグ・オブ・レジェンド World Championship Finals」に次いで歴代2位の記録となりました。また、2ヶ月にわたるクローズドベータテスト期間中は、1日平均およそ300万人のプレイヤーがログインしてこのゲームをプレイしました。ゲームファンのFPSに対する情熱は、世界最大級のマルチプレイヤーエンターテインメントサービス兼コミュニティである「Twitch」と、韓国の動画配信サービス「AfreecaTV」を合算した、『VALORANT』クローズドベ ータ配信の総視聴時間が4億 7,000万時間を超えたことからも伺えます。

かつてない高品質のゲームサーバーとインフラストラクチャー

『VALORANT』ではリリース時からティックレート128Hzの専用サーバーを、無料ですべてのプレイヤーに提供します。さらに『 VALORANT』のサーバーは全プレイヤーの動作を128fpsまでアップサンプリングするようになっています。これはつまりインターネット接続の影響でラグが発生しているプレイヤーの動きも、サーバー側で自動的に128fpsに補完され、他のプレイヤーから見た際の動きが滑らかになるということです。それだけに留まらず、ライアットゲームズは「Riot Direct」と呼ばれる独自のISPピアリングネットワークを利用して、全世界で70%以上のプレイヤーに35ミリ秒以下のpingを提供することを約束しています。この「Riot Direct」は『VALORANT』プレイヤーのバックホール回線となる世界規模のネットワークで、経路障害の修復、混雑した経路の負荷分散、さらには将来的なプレイヤー増を見越した新規回線の追加といった、様々な機能を備えたPoP(ポイント・オブ・プレゼンス)が全世界の大都市に配置されています(今後の需要次第では、この「70%」という数値も上昇していくことになります)。

アンチチート機能と当社独自のチート検知システム

『VALORANT』の開発にあたり、ライアットは独自のアンチチートシステムを新規に開発してゲームに組み込みました。このチート検知ツール「Vanguard」によって、チート検知メソッドの常時更新とチート使用者の即時処分が可能となっています。なお試合中にチート使用者が検知された場合、試合はその場で中止となりますが、他のプレイヤーに処分が下されることはありません。