『リーグ・オブ・レジェンド』などで知られるライアットゲームズが今夏サービス開始予定のPC用オンラインFPS、『VALORANT』(ヴァロラント)。そのルールから各キャラのスキルの細かい違いまでまとめてご紹介しよう。

基本ルール:13本先取の5対5爆破マッチ

 『ヴァロラント』の基本ルールは、『カウンターストライク』系の対戦FPSでおなじみの、いわゆるボムモード(爆破モード)。5対5で攻撃側チームと防衛側チームに分かれ、攻撃側はマップ内に複数ある攻略目標いずれかの爆破、防衛側はその阻止を目指す。

 1試合は全25ラウンドで構成され、前半12ラウンドが終わると攻守交代。最終的に13本先取したチームがその試合の最終的な勝者となる。各ラウンドの勝利条件は以下の通り。

  • [攻撃側勝利条件1]防衛側を全滅させる
  • [攻撃側勝利条件2]100秒以内に爆弾(スパイク)を設置し、かつ解除されずに爆破に成功する
    • 爆弾設置後に全滅し、防衛側が解除に間に合わなかった場合も攻撃側の勝ち
  • [防衛側勝利条件1]爆弾設置前に攻撃側を全滅させる
  • [防衛側勝利条件2]100秒の制限時間内に爆弾を設置させずに終わる
  • [防衛側勝利条件3]設置後のカウントダウン中に防衛側が解除成功する
  • 攻守交代時にそれまでに獲得した装備や資金(後述)は一度リセットされる
  • 12対12で並んだ場合はオーバータイムで25ラウンド目を行って決着をつける
『VALORANT』ルール・マップ・キャラ・スキル総まとめ。話題の新作オンラインFPS、日本サービス開幕までこれで準備しろ! _01
爆弾設置サイト付近での攻防。どう攻めるか、守るかというシンプルながら奥深い戦術が魅力のひとつだ。

シビアな撃ち合いとスキル制の融合

 本作のTime to Kill(略称TTK。交戦から倒すまでにかかる時間)は非常に短く、ヘッドショットならほぼ1発、頭以外でもライフル3~4発の被弾で死亡することがある。

 そして動きながらの銃撃は弾がそれやすく、確実に当てるには足を止めて撃ったほうがいい。このため、足音やスキルを通じて相手の位置を少しでも先に察知して早く攻撃を仕掛けること、同時にギリギリまで相手に位置がバレないようにすることが重要になってくる。

  • キャラクターのヒットボックス(当たり判定)は同一のものを採用。キャラクターの違いによる当たり判定の有利不利をなくしている
  • ダメージは武器と当たった部位(胴体/頭部/脚部)に依存しており、キャラによって変わらない
  • ヘルス(体力)は100で全キャラ共通。セージは回復スキルで自分/仲間の回復が可能なほか、フェニックスも自身のスキルの炎上ダメージを利用した回復が可能(後述)
  • スキルはダメージを持つものもあるが、基本的には“撃って倒すのに有利な状況をスキルによって作り出す”という方向性で設計されている
    • このため、敵の位置を察知するスキルや、障害物から追い出すためのスキル、あるいは身を隠して移動するためのスキルなどが多い
  • シフトキーを押しながら動くことで足音を殺してゆっくり歩くことができる
  • 自分の発している音や他プレイヤーの音を注意深く聞くために、ヘッドセットなどを使ってプレイするのがオススメ

装備と買い物システム

 各ラウンドの開始前には手持ちのクレジットを使って買い物が可能で、初期武器のピストル(クラシック)を除いた銃やシールド、そして固有スキルの大半は買い物を通じて行うことになる。なお武器はメイン武器とサイドアーム(ピストル等)の2種類を持てる。

 最初は800クレジットでスタートし、クレジットは他プレイヤーのキル(倒すこと)やラウンドの結果によって入手可能。キルで200、ラウンド勝利で3000、敗北でも1900から2900クレジットが手に入る。

  • アサルトライフルの“ヴァンダル”か“ファントム”を狙っていくのが基本。スナイピングに自信があるなら最高額の“オペレーター”を使おう
  • 資金が中途半端な時に、あえて安い武器で戦って次のラウンドに賭ける“エコラウンド”(ピストルラウンド)が可能
    • 死亡したエージェントの武器は拾って使える。エコラウンドで勝ちを狙うには必須の行動
    • 資金に余裕のある仲間が武器を買ってやるといったこともできる
  • 敗北でもそれなりの収入があるので、“いい武器を持っているが逆転はほぼ不可能”というような場合、無理に戦わずに生き残りを目指し、次ラウンドに武器やスキルを持ち越して資産を貯める事が可能
  • シールドは2種類あり、ダメージの66%を吸収する。ライトシールド(400クレジット)は25ダメージ、ヘヴィシールド(1000クレジット)は50ダメージを吸収すると壊れる
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全キャラクター&スキル一覧

 エージェントは現時点(2020年5月)で10名おり、最初に選択可能なのはジェット、セージ、ソーヴァ、フェニックス、ブリムストーンの5名。ヴァイパー、オーメン、サイファー、ブリーチ、レイズはプレイを通じてアンロックしていく形になる。

 まずは最初の数試合をこなして経験値をためていくと2名が順次アンロック可能になり、残りの3名は各エージェントの“コントラクト”を通じてアンロックすることになる。

 コントラクトは一度に1つのみ有効化でき、有効化されたコントラクトはどのエージェントでプレイしても経験値が溜まっていく。例えばヴァイパーをアンロックしたい場合はヴァイパーのコントラクトを有効にし、経験値が溜まってレベル5に到達するとヴァイパーがアンロックされる。

  • どうしても早めにアンロックしたい場合は、コントラクトのレベルを有料のヴァロラントポイントを使って上げていくこともできる
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8人目以降のエージェントは、そのエージェントのコントラクトをレベル5まで進めることで解除できる。

 各エージェントのスキルは、購入しなければいけないものと、“シグネイチャースキル”と呼ばれるラウンド開始時点でいつでも使用可能なもの、そしてアルティメットスキルがある。

 アルティメットスキルはポイント制で使用可能になる強力な技で、ラウンド中のアクション(相手プレイヤーのキル、爆弾設置/解除、ラウンド中の死亡など)を通じてポイントが増えていく。またマップ内二箇所にあるオーブを得ることでもポイントを増やせるため、オーブ周辺の攻防もひとつのカギとなる。

 なおプレイメニューの中にあるプラクティスモードでは全エージェント・全武器を使用可能で、シューティングレンジや的となるボット機能も用意されている。アンロック前にエージェントを確認したい場合はもちろん、それぞれの銃のクセやスキルの使い勝手を把握するのも上達の近道なので、いろいろ試してみよう。

『VALORANT』ルール・マップ・キャラ・スキル総まとめ。話題の新作オンラインFPS、日本サービス開幕までこれで準備しろ! _09
プラクティスモード内にあるシューティングレンジでは、距離を変えながら的を撃ったり(左でどこに当たったか表示してくれる)、ダミーを撃ってダメージを表示してくれる。

壁系スキルと箱等に上れるスキル

 何らかの壁を作り出すスキルは敵の動きをある程度コントロールできる。また、一部のスキルを活用すると箱型のオブジェクトの上に乗ったりして上ポジションを確保可能だ。

 以下の動画を参考に、使い道を考えながら練習しよう。

デュエリスト:攻撃系のスキルで突入してキルを稼ぐ前線担当

フェニックス

【C】ブレイズ Cost:200
炎の壁を出して敵の視界を遮る技。マウス操作によっては曲がった壁を作ることもできる。壁は通行可能だが炎上ダメージを持つ。

【Q】カーブボール Cost:200(最大2個)
いわゆるフラッシュバン(目くらまし)系の技。左クリックで左に、右クリックで右に曲がる火球を投げる。基本的には曲がり角の先に敵がいることを想定して投げる。

【E】ホットハンズ Cost:Free
火球を放って着弾地点一帯を燃やし、炎上ダメージを与える。ラウンド中に2キルすると再使用可能になる。

【X】ランイットバック Cost:6ポイント
自分の場所にマーカーを設置し、一定時間の経過または自身の死亡でその場所に戻って復活する。

感想・プレイのコツ:

  • Cスキルで視界を塞いで相手の決断を遅らせたり、Qスキルで相手をひるませるなど、炎系のスキルで自分から突入タイミングを作り出せるキャラクター。爆弾設置後や防衛側ラウンドでは、狭い通路にEスキルを仕掛けて相手の侵入を遅らせるのも鉄板だ。
  • フェニックス自身はC/Eのスキルによる炎上ダメージで回復が可能。
  • Xスキルで自己復活を前提にした特攻が可能。ただし復活後に行動可能になるまで少し時間がかかるのと、やられた後に同じ場所から出ていっても仕方がないので、接敵が予想されるポイントの少し手前で発動すべし。

ジェット

【パッシブ】グライド
空中でジャンプキーを押しっぱなしにすることで滑空する。

【C】クラウドバースト Cost:100(最大3個)
球形の煙幕を放つ。発動後の飛行中にキーを押しっぱなしにすることで、マウス操作によって軌道を曲げられる。

【Q】アップドラフト Cost:100(最大2個)
その場でハイジャンプする。

【E】テイルウィンド Cost:Free
WASDキーで動いている方向にショートダッシュする。2キルすると再使用可能になる。

【X】ブレイドストーム Cost:6ポイント
クナイを呼び出して撃つ。左クリックで1発ずつ撃つが、Alt Fireで全弾発射も可能。クナイでキルすると残弾が補充される。

感想・プレイのコツ:

  • Q/Eのスキルを使った高機動な戦いを仕掛けられるキャラクター。Cスキルで動きをわからなくさせてからEスキルで飛び出してきてキルを奪う猛者も。
  • Qスキルで通常のキャラが行けない積まれた箱の上などに上がれる代表的キャラクター。さらにパッシブスキルのグライドを組み合わせて高所を渡り歩くといったこともできる。
  • Xスキルは1発ヘッドショットキルが可能なダメージを持ち、またキルで残弾が回復するため、シチュエーションによっては大逆転につながる事も。

レイズ

【C】ブームボット Cost:200
一直線に動き、敵を視界に捉えると一気に向かっていって爆発する自走ロボットを放つ。

【Q】ブラストパック Cost:200(最大2個)
設置型の爆発物を置く。一定時間後または任意のタイミングでの爆破が可能。

【E】ペイントシェル Cost:Free
爆発後にさらに小型爆発物をばら撒くクラスターグレネードを投げる(左クリックでまっすぐ、右クリックで近くへ山なりに)。2キル後に再使用可能になる。

【X】ショウストッパー Cost:6ポイント
ロケットランチャーを取り出して放つ。

感想・プレイのコツ:

  • 各種爆発物による強力な火力を誇るキャラ。とくにE/Xスキルが強すぎたためパッチで調整されたほど。
  • Qスキルはレイズ本人へのダメージはなく、ジャンプに合わせて足元で爆破することでジェットのQスキルのようにハイジャンプに使える。

レイナ

【C】リーア
“エーテルの眼”を発射し、それを見た敵は視界が悪化する。

【Q】デバウアー
付近の“ソウルオーブ”をひとつ消費し、短時間HPを回復する。100を超過したオーバーヒール分は時間経過とともに減少する。Xスキルの発動中は自動的に使用され、ソウルオーブも消費しなくなる。

【E】ディスミス
付近のソウルオーブをひとつ消費し、短時間だけ実体を持たない存在となる。Xスキルの発動中は姿も見えなくなる。

【X】エンプレス Cost: 6ポイント
射撃速度と構え、リロード速度が劇的に向上する。敵をキルすると有効時間が伸びる。

感想・プレイのコツ:

  • レイナに倒された敵が3秒間残す“ソウルオーブ”をQ/Eスキルのメカニズムとして持つキャラクター。Xスキルを発動するとQ/Eスキルにも影響する
  • Cスキルは壁越しに放てる。エーテルの眼は破壊可能

センチネル:エリアを支配して相手の突入に備えられるディフェンスのエキスパート

セージ

【C】バリアオーブ Cost:400
対象地点に分厚い壁を作り出す。壁はプレイヤーや弾丸を通さないが攻撃で破壊可能。

【Q】スローオーブ Cost:100(最大2個)
着弾地点付近にスロー効果を発生させる氷の床を作り出す。

【E】ヒーリングオーブ Cost:Free
仲間ひとり(左クリック)または自身(右クリック)の回復を行う。45秒のクールダウンタイム後に再使用可能。

【X】リザレクション Cost:7ポイント
やられた仲間の復活を行う。

感想・プレイのコツ:

  • 回復(Eスキル)や復活(Xスキル)を行えるヒーラー系のキャラクター。Qスキルでの相手の遅延なども行いつつ、前線で戦う仲間を少し後ろからサポートする
  • 壁系スキルのCスキルに当たり判定があることを利用して、自身や仲間の足元に出すことでジェットのハイジャンプスキルのように高所に上がれる。

サイファー

【C】トラップワイヤー Cost:200(最大2個)
通路の壁や天井などからワイヤートラップを設置する。ワイヤーに当たった敵は痺れるとともに場所がハイライト表示され、さらに急いで撃って破壊しないとめまい状態になる。

【Q】サイバーケージ Cost:100(最大2個)
ドーム型の“檻”を設置し、任意のタイミングで発動する。発動中は内部の視界を塞ぐ。(※当初はスロー効果もあったがパッチ0.50で変更された)

【E】スパイカメラ Cost:Free
壁などにカメラを設置できる(カメラ視界に切替可能)。ソーヴァのドローンのようにマーキングダーツを発射でき、当たった敵は定期的に場所が報告される。破壊された場合のクールダウンは45秒。

【X】ニューラルセフト Cost:7ポイント
死亡した敵から仲間の場所を得る。

感想・プレイのコツ:

  • 設置型の索敵能力に長けたキャラクター。ラウンド開始前や直後に、いかに効果的に設置できるかがとくに重要。
  • C/Eのスキルは回収と再設置が可能。また、Q/Eのスキルは障害物越しでも発動が可能。
  • 敵はCスキルのワイヤー付近まで行くか、発動した後しか視認できない。また、Q/Eのスキルは発動中しか見えない。

コントローラー:危険地帯で敵を分断して流れを変える支配者

ヴァイパー

【C】スネークバイト Cost:100(最大2個)
毒の範囲スキルで、上を通るエージェントに腐食ダメージを与える。

【Q】ポイズンクラウド Cost:200
毒のトラップを投げて設置しておき、遠隔起動で毒のドームを発生させる。ドーム内はスモーク効果+腐食ダメージ。起動・停止と回収・再設置が可能。

【E】トキシックスクリーン Cost:Free
直線状に毒の噴出孔を設置し、有効にすると腐食ダメージを持った壁を作り出す。起動・停止が可能。

【X】ヴァイパーズピット Cost:7ポイント
毒の煙幕を放って広範囲を覆う。内部は腐食ダメージがあり、また侵入してきた敵はヴァイパーに赤くハイライト表示される。煙幕はヴァイパーが内部にいる限り延長され、離れると一定時間後に消滅する。

感想・プレイのコツ

  • 毒系スキルによるエリアコントロールが得意なキャラ。C/Q/Eスキルで敵の進行を遅らせる。
  • 時間回復する毒のメーターを持っており、Q/Eスキル共用で消費する。
  • 腐食ダメージは体力とアーマーを削っていくが、毒から離れると時間回復する。ヴァイパー自身は腐食ダメージを受けないが、フェニックスのような回復はしない。
  • Xスキルは設置した爆弾を解除されないよう守り通すのに最適。

ブリムストーン

【C】スティムビーコン Cost:100(最大2個)
周囲のキャラクターの射撃性能を上げるビーコンを設置する。

【Q】インセンディアリー Cost:300
フェニックスのホットハンズ同様、着弾地点の周囲を燃やす範囲攻撃系グレネード。

【E】スカイスモーク Cost:100(最大3個)
ミニマップを画面中央に表示し、任意の場所に煙幕を投下する。

【X】オービタルストライク Cost:6ポイント
ミニマップを画面中央に表示し、任意の場所を爆撃する。

感想・プレイのコツ

  • ミニマップから任意の場所に発動できるE/Xスキルが強力な軍曹キャラ。スナイパーが見ていそうな通路を煙幕で塞いだり、爆撃で爆弾解除を妨害するといったことができる。
  • Qスキルはフェニックスのような回復はせず、ブリムストーン自身もダメージを受ける。

オーメン

【C】シュラウデッドステップ Cost:100(最大2個)
指定位置にショートテレポートする。

【Q】パラノイア Cost:200
影を飛ばし、当たった敵の視界を悪化させる。

【E】ダークカバー Cost:Free
影のオーブを任意の距離まで飛ばし、着弾地点周辺の視界を塞ぐ。30秒のクールダウンタイムがある。

【X】フロムザシャドウ Cost:7ポイント
ミニマップを画面中央に表示し、指定した場所にテレポートする。

感想・プレイのコツ

  • C/Xスキルで思わぬ位置に移動したり、Q/Eスキルで撹乱するという神出鬼没タイプ。
  • Q/Eスキルは壁越しに発動できる。また、Eスキルはミニマップに着弾地点のアイコンが出る。
  • Cスキルで箱の上などの高所に移動することもできる。

イニシエーター:衝突が予測されるエリアで待ち受ける敵を阻害し進入路を作り出す

ソーヴァ

【C】オウルドローン Cost:300
偵察ドローンを飛ばす。ドローンはマーキングダーツを発射でき、当たった敵の場所は仲間にハイライト表示される。

【Q】ショックボルト Cost:100(最大2個)
爆発して衝撃波を放つ矢。チャージ式で放ち、飛距離と反射(2回まで)を調整可能。

【E】リーコンボルト Cost:Free
着弾地点で周囲の敵を検出するビーコン型の矢を飛ばす。Qスキル同様に飛距離と反射を調整可能。35秒のクールダウンタイムがある。

【X】ハンターズフューリー Cost:7ポイント
障害物を貫通する強力な矢を最大3発放てる。飛行経路に敵がいた場合、ダメージとともに場所が短時間ハイライト表示される。

感想・プレイのコツ

  • C/Eスキルを使った索敵に長けたキャラクター。開幕直後に重要なポイントに着弾させるEスキルの撃ちかたを各マップのルートごとに覚えるとグッと役立つ。
  • Eスキルは矢の着弾地点から視線が通っている敵を検出する(障害物や壁を挟んでいる場合は検出しない)。また、着弾すると相手チームにも矢の場所がわかるため、検出される前に壊したり、逆に検出されないようにしながらあえて放置するという手もある(矢が壊された事は通知されるため)。
  • Xスキルは発射直前に飛行経路が相手にも見える。当たるのがベストだが、爆弾解除の妨害など、シチュエーションによっては発射自体が牽制にもなる。

ブリーチ

【C】アフターショック Cost:100
壁などの障害物に撃ち込み、一瞬の後に反対側に爆発を起こす。

【Q】フラッシュポイント Cost:200(最大2個)
壁などの障害物に撃ち込み、反対側に目視すると視界を失う閃光を炸裂させる。

【E】フォールトライン Cost:Free
一直線上に衝撃波を放ち、地震を起こして経路上の敵をめまい状態にする。距離をチャージで伸ばすことができ、壁などを貫通する。35秒のクールダウンタイムがある。

【X】ローリングサンダー Cost:7ポイント
Eスキルの強化版で、より有効幅が広い。順に地震の衝撃が進んでいき、経路上の敵を跳ね上げるとともにめまい状態にする。

感想・プレイのコツ

  • 全スキルが障害物を貫通するトリッキーなキャラクター。仲間の索敵と組み合わせることで、壁や障害物の裏から突入のきっかけを作り出せる。
  • いずれもあまり敵を目視してから撃つ技ではないので、仲間との連携はもちろん「ここを見張っている敵ならここに撃ち込むと効果的」といったマップの知識も重要。

全マップ紹介

 お互いが相手の行動を読みながら戦う本作では、マップ構造を把握することが上達の第一歩。プレイしながら覚えるのが基本だが、極めたい場合はプレイメニューから“カスタムゲーム”を選択してひとりでプレイすれば、実際のマップ内で練習を行える。チートモードを有効にすることでタイマーの進行を止められるので、有効なスキルの使い方や発射角度などを存分に試すといいだろう。

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『VALORANT』ルール・マップ・キャラ・スキル総まとめ。話題の新作オンラインFPS、日本サービス開幕までこれで準備しろ! _02
マップでスキルなどを検証するにはカスタムゲームが最適(1人で起動しようとすると警告されるがプレイ可能)。チートメニューを有効にしておくと、ポーズメニューから時間停止や無限スキルなどのオプションを利用できるようになる。

マップ“バインド”

  • 2つに分かれた攻略ルートを繋ぐ一方向テレポーター2基が特徴のマップ。
  • 攻撃側がラッシュを仕掛けてきた時に、逆サイドのサイトを守っていたディフェンスはテレポーターで裏から叩くという戦術が取れる。
  • Aサイトのテレポーター前や、Bサイト側の高台に繋がる小窓をめぐる攻防がよく起こる
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マップ“ヘイヴン”

  • 通常2サイトで構成されるところ、A/B/Cの3サイトを持つマップ。
  • MidからはBサイトにもCサイトにも行ける
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マップ“スプリット”

  • MidからのルートでA/Bサイトが繋がれたマップ
  • ロープで登り降りできるギミックが存在する
  • A/B横にある高台をめぐる攻防も多い
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マップ“アセント”

  • A/BサイトとMidからのルートを持つ。
  • 発動すると閉じて守りを固められる起爆扉ギミックがある。扉は破壊可能。
  • 正式サービスに合わせて追加されたマップ。

その他の細かい要素

課金要素は主にカスタマイズアイテム

 本作は基本プレイ無料で提供される。有料のヴァロラントポイントで購入できるのは、武器の外見をカスタマイズするスキンアイテムなどがメイン。ただしヴァロラントポイントでエージェントのアンロックを早めることもできる。

日本でのβテストは?

 現在はクローズドβテスト中で、4月からアメリカ及びヨーロッパ圏で、5月から韓国、メキシコ、ブラジルでのテストが開始した(ちなみに4月時点でキャラクターのボイスを含めた日本語対応はしていた)。

 日本でのテスト実施はサーバーの準備中で、5月4日時点ではインフルエンサーやプロチームなどが韓国でのテストに参加し、配信などを行っている。

ランクマッチへの参加方法

 競技的にプレイする人のためのランクマッチは、“レートなし”の試合を20試合行ったあとに解禁される。その後、判定試験を5試合行ったのち、その内容によって最初のランクが割り当てられる。

 なおランクマッチでは、その中でパーティーを組んでいる人数ができるだけ同じような配分になるように試合が組まれる。

撃ち負けない方法

 絶対にやられない方法はないが、特に最初のうちは前に出過ぎず、進んでいく際に部屋の隅などを確認するのは大前提。またまずはしっかり足を止め、左クリックで短く撃つのが基本だ(避けるムーブをしないとやられる気がしても)。

 さらにヘッドショットを狙うために、覗き込む際に相手が想定位置に立っていたとした場合の頭かその少し下あたりに照準を合わせておく癖をつけるといい。

チャット以外のコミュニケーション方法

 チーム戦で戦う本作では「Aサイトに3人来た」「Bロングから攻めよう」といったようなコミュニケーションが重要。なので5人全員がパーティーを組んでボイスチャットをしながらプレイするのが理想だ。

 ボイスチャットはパーティーとチーム向けのものを切り替えることもでき、例えば2人パーティーでプレイしている際に非常に重要な局面だけチームチャットに対して発言するといったこともできる。

 また『Apex Legends』などで使われている“ピン”システムが採用されていて、定形の簡易メッセージを送ることができる。

キャラの何気ない発言がメッセージになっていることも

 前半ラストの試合でクレジットを使い切った方がいいような時や、攻撃側が誰もスパイクを持たずに侵攻を開始しようとしている場合などは、キャラがセリフでそれとなく教えてくれるようになっている。

ナイフで移動速度をアップ

 本作では構えている武器によって移動速度が変化する。“Aサイトで待っていたのに敵が全員Bサイトを襲撃してきた”といったような場合はナイフに持ち替えて急ごう。