日本一ソフトウェアは、2020年7月30日に発売予定のプレイステーション4、Nintendo Switch用ソフト『夜、灯す』について、あらすじやメインキャラクター、スチル画面などの最新情報を公開した。
以下、リリースを引用
『夜、灯す』最新情報が公開
2020年7月30日(木)に発売を予定しているPlayStation4/Nintendo Switch用タイトル『夜、灯す』について続報のご案内をさせていただきます。
とある女子校の箏曲部に所属する、五人の女の子たちが絆を深めていくホラーアドベンチャー。
本資料では、あらすじや主要キャラクター、初出しとなる画面写真をご紹介いたします。ぜひ、お楽しみください。
あらすじ
高校二年生の夏休み初日、神楽原女学園・箏曲部に通う鈴たち四人は、あるひとつの怪談を耳にする。
それは昔、「疑似姉妹」という秘密の契約を結んで心中をした二人が、神楽原女学園には今も尚、霊となって彷徨っているというもの。
怪談を聞いて、なぜかその少女を鮮明に思い描くことが出来た鈴。
初めて聞く怪談なのに、なぜ? と不思議に思っていた矢先、その少女にそっくりの女の子・箏曲の家元の娘・皇有華が転校してくる。
そして、時を同じくして、彼女たちの周りでは不可解な事件が起こりはじめる。
仲睦まじかった箏曲部は次第に様子を変え、部長・麻里乃は転落事故に巻き込まれ……。
穏やかだった鈴たちの生活は、有華の登場を機に少しずつ変化していく。
登場人物
十六夜 鈴(声:長野佑紀)
本作の主人公。皆で怪談話をした日を境目に、見ず知らずのお姉さまを夢に見るようになる。
青柳 真弥(声:河野ひより)
鈴の小学校からの幼馴染で、鈴のことが大好き。
皇 有華(声:望月麻衣)
時期外れの転校生。箏曲界きっての名家の生まれで、自身の琴の腕も一流。
田鎖 麗子(声:大坪由佳)
おばあちゃんが学園の理事長というお嬢様。
舞原 累(声:都丸ちよ)
良くも悪くも真っ直ぐな性格の元気っ子。足の怪我を理由に陸上部を辞め、箏曲部に転部。
十六夜 妙蓮(声:篠永百合)
鈴とお寺に住む遠縁のおばあちゃん。親を亡くした幼い鈴を引き取って琴を教えた、鈴の親代わりのような存在。
地元では信頼も厚い高僧で、年齢も年齢だが、好物はピザや肉、揚げ物ととってもジャンキーで元気。
小夜子(声:東城日沙子)
鈴が夢の中に現れる「お姉さま」と呼ばれる黒髪の美しい女性。夢では教室の窓辺で箏を奏でている姿が多く、姿こそ有華そっくりだが、その表情や音色はとても優しく温かい。
教室は神楽原女学園のようだが、制服は鈴には見覚えがないもの。彼女と鈴たちとの繋がりは……?
システム
「夜、灯す」は、選択肢によってシナリオが変化していくシンプルなテキストアドベンチャー。主人公・鈴と少女たちの物語を進めていきます。
鈴の夢
レコードの音が聞こえてくる。目指す教室まであと少しという合図。
今日の曲は何?……ああ、これは『黒髪』。
「あの人」がいつだったか話してくれた、好きだと言っていた曲。
もうすぐ2人だけの時間が待っている、音がどんどん近づく。
弾む息。上気する頬。駆け足のせいだけじゃない、この心臓の鼓動。
扉の前で息を整える時間さえ惜しくて、そのままゴールテープを切るように、ドアを開けて――。
お待たせしました、お姉さま。そう、逆光のなかの「彼女」に両手を伸ばして――。