2004年(平成16年)5月18日 セガとサミーが10月1日に経営統合すると発表
いまから16年前の2004年(平成16年)5月18日は、セガとサミーが10月1日に経営統合すると発表した日。
2004年10月1日、実際にセガとサミーの持株会社セガサミーホールディングスが設立。セガとサミーは完全子会社としてセガサミーホールディングスの傘下に入り、グループ企業として新たなスタートを切ることになるのだが、当時の筆者が感じたのは「今度はマジだった!」だと思う。けっこうな衝撃的ニュースだと言うのに、なぜそのような思いにいたったのかには理由がある。
というのも、5月18日の正式発表以前に二転三転の騒動があったからだ。むしろ、こちらの報道に当時の業界関係者は毎回、驚愕させられたのではないだろうか。
まず前年の2003年2月にセガとサミーによる事業統合の一報が伝えられた。このときばかりは誰もが驚いたと思うのだが、同年4月にはナムコがセガに合併を提案していたことが報道されて、さらにびっくり。そのわずかなあいだにもエレクトロニック・アーツがセガと資本提携交渉に入っただの、マイクロソフトがセガを買収しようとしているだのと噂も飛び交っていたうえに、同年5月にはセガとサミーの事業統合が白紙撤回されたと報道。
二転三転のうえに、あまりに情報が錯綜していたため、けっきょくどう着地するのか、何を信じればいいのか、記者もわからなくなってしまったと思われる。セガバンダイのニュースもあったし、それゆえの「今度はマジだった!」というわけだ。致しかたなしと許してもらえるだろうか。
だが、そんな騒動も含めて愛おしく感じてしまうのがセガというメーカー。セガは今年で何と60周年を迎えるとのこと。マークIIIからのファンである筆者は今後もセガを応援していきたい。