MangaGamerは、『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』PC版(Steam)の無料配布を開始した。無料配布の期限は、新型コロナウイルスに対して効果的なワクチンが発見されるまで

 “鬼隠し編”は、2002年に発表された同人作品から端を発して一大ブームを巻き起こした『ひぐらしのなく頃に』シリーズ第1作目。ゲームとしてはサウンドノベルに分類されるが、選択肢などによって展開が分岐することはなく、映像演出や音楽を交えた小説に近い。

 物語のジャンルはホラー・ミステリーで、過疎化が進む村で起こる連続怪死事件がテーマ。本編としては謎を提示する“出題編”と解決法を暗示する“解答編”が4作ずつ存在し、ひと通りプレイすることで事件の全貌が明らかになる仕組みだ。

【お持ち帰りぃ~】『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』が無料配布。期限は新型コロナウイルスのワクチンが発見されるまで_01
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 登場人物はいわゆる“萌えキャラ然”とした造型で、序盤は朗らかに進むものの、あるタイミングで急展開。油断しているとジェットコースターのように襲い来る恐怖に飲み込まれてしまう。筆者は夜中にヘッドホンでプレイしていたら何度か声が出た。

 謎が謎を呼ぶシナリオが好評を博し、家庭用ゲーム機への移植やテレビアニメ化を始め、メディアミックス展開も盛んに行われた。また、2020年7月には新たなテレビシリーズが放送される予定になっている。

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 ちなみに、MangaGamerはビジュアルノベルなどを翻訳して海外展開しているパブリッシャー。配信ページのタイトル表記は『Higurashi When They Cry Hou - Ch.1 Onikakushi』と英語版だが、日本語にも対応しているので安心してほしい。

 本日5月15日には“解答編”最終作の『Higurashi When They Cry Hou - Ch.8 Matsuribayashi』(祭囃し編)もリリースされ、全8作が揃ったばかり。鬼隠し編で引き込まれた人は2作目以降もプレイしよう!

『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』配信ページ(Steam)