Theta Divisionが、サイバーパンクアドベンチャーゲーム『VirtuaVerse』を配信開始。Steamでの価格は1350円。プラットフォームはPC/Mac/Linuxで、現時点では日本語は未対応だが、ローカライズ作業が進行しており6月の対応を予定しているとのこと。

 本作の舞台は、社会のほぼすべてが巨大なニューラルネットワークに接続され、人々が“パーマネント・リアリティ”と呼ばれるAR網を通じて世界を認識するようになった時代。

 主人公のネイサンは改造ハードウェアと不正にコピーされたソフトウェアの密売で暮らしていたが、ある日彼女が突然ネイサンへのメッセージを残して失踪したことから、彼女を追って雨が降りしきるジャンクシティへと飛び出していくことになる。

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 ゲームとしては古典的なポイント・アンド・クリック型アドベンチャーゲームとなっており、各エリアを歩き回って謎解きしながら話を進めていくという感じ。

 作品世界のコンピューター端末の細かいUIなどまで描きこまれたドット絵サイバーパンク描写と、MASTER BOOT RECORDによるヘビーなシンセウェーブサウンドも非常に秀逸だ(サントラはBandcampで試聴可能)。

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 話や演出もかなりいいのだが、一方で設計に本当に古典的な部分があるのが玉に瑕。後で役立つアイテムを見落としたりすると何画面も戻って行ったり来たりしなければいけなかったり、すごく微妙なフラグひとつで同じアクションの結果が異なったり、「今どきそれ?」と思わないでもない。

 とはいえ、グラフィックとサウンドの生み出す雰囲気は圧倒的なものがあるので、コテコテサイバーパンクが好きで、かつじっくり構えて隅まで調べ倒せる人にはぜひオススメしたい。