「いいか、ルールは二つだ。誤配達しないことと、中身を聞かないこと。」 サイバーパンク都市の運び屋が主人公のアドベンチャーゲーム『Cloudpunk』がSteamで配信開始。プラットフォームはPCで、日本語にも対応。価格は2200円(4月30日まで発売記念セールで1980円)。

 本作でプレイヤーは、雲の上にまで伸びた巨大立体都市“ニヴァリス”にやってきた女性新人ドライバーのラニアとして、依頼によって少々不法なブツの輸送も受ける輸送会社“クラウドパンク”で仕事することになる。

 ゲームとしては3Dアドベンチャーとなっており、ホバーカーに乗り込んでネオン輝くサイバーパンク都市のビル群を縫うように運転していくドライビング要素が特徴のひとつ。

 しかし、荷物の受け渡しは直接やらなければならないので、最初のうちは最寄りのパーキングを探し回ることになったり、入り組んだ空中通路やエレベーターで迷うこともあるだろう(あまり細かいナビはないのだ)。

『Cloudpunk』サイバーパンク都市で半合法の運び屋として生きるアドベンチャーゲームが配信開始。日本語にも対応_01
『Cloudpunk』サイバーパンク都市で半合法の運び屋として生きるアドベンチャーゲームが配信開始。日本語にも対応_03
目的地ではパーキングに着陸して徒歩で受け渡しに向かうことになる。時々落ちているジャンクなアイテムを拾っておくと、たまに役立つことがあるかも?

 ミッションに分岐があったり業務外のサイドミッションが用意されていたりもするが、基本的にはオペレーターのオヤジさんの指示に従って配達をこなしていればストーリーが展開していく。さまざまな物をさまざまな人々に届けるうちに、このニヴァリスという街とその輝きに隠された闇がつかめていくという寸法だ。

 ちなみに、ドライブ要素は独特のクセがあるもののレーシングゲームのような難しさがあるわけではなく、あくまでストーリー体験がメインのゲームだ。ボクセルグラフィックで作られた雨に煙るサイバーパンク都市の情景やシンセウェーブ風のサウンドはなかなか素晴らしく、トレイラーなどでグッと来た人にはそう間違いないはずなので、気になった人はチェックしてみては。

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ガレージでは修復やアップグレードが可能。買い物要素はほかにもある。
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自室のベランダでゆっくりしようと思ったらオペレーターのオヤジからの呼び出しが。