ビーチを切り裂く悲鳴とともに、突如赤く染まる海! Tripwire Interactiveの『Maneater』(マンイーター)は、そんな人食いザメになって暴れまくれるオープンワールドアクションRPGだ。

 海外でプレイステーション4/Xbox One/PC版の2020年5月22日の発売が予定されている本作を、先月アメリカのボストンで行われたゲームイベント“PAX EAST”で遊んだので、その内容をご紹介しよう。

 なお本作は2020年にNintendo Switch版の海外発売も予定されているほか、関係者に取材したところ「詳細は調整中だが、日本語対応も予定している」とのことだった(※Xbox One版Epic GamesストアのPC版販売ページには対応言語の記載こそないが日本語の製品解説が書かれている)。

食って食って食いまくって凶悪ハンターに復讐せよ! “サメ版GTA”的リベンジストーリー

 さて、本作はシングルプレイのキャンペーンに特化したアクションRPG。デモではその最序盤をプレイすることができた。

 オープニングは、ディスカバリーチャンネルで放映していそうなドキュメンタリー風の作り。“屈強で粗野なサメ漁師ピート(Scary Pete)の生活に密着”といった体になっていて、チュートリアル中は番組風のナレーションでサメの生態が語られ、ピートや仲間のメンバー紹介風のムービーまで流れるという、完全にパロディなノリだ。

 サメを主人公とする本作において、このピート一味が本作での悪役となる。ピートはチュートリアルに出てきたサメを捕獲し、ノリノリで腹を掻っ捌くと、そこから小ザメが登場。「次にめっけた時に俺の獲物とわかるように」とわざわざナイフで傷つけてから放り捨てられたこの小ザメこそ、真の主人公サメだ。

 そう、本作は“オープンワールドで暴れまわり、ビッグになって成り上がってリベンジを果たす”という、サメ版『グランド・セフト・オート』(GTA)とでも言える作りになっているのだ。

コテコテにワイルドなサメハンター、ピート。オープニングで主人公サメが必死の一撃で片手を食いちぎったため、義手を装着することになる。

成長して強力なヌシ達を倒し、テリトリーを広げろ

 ゲームの基本的な流れは、各エリアを回遊して探索し、餌となる生物を捕食してタンパク質・脂肪分・ミネラルなどの栄養を集めて成長する形で進んでいく。

 世界は一種のオープンワールドになっており、湿地帯や人間ドモが呑気に遊んでいるビーチ、そして外洋部など7つのエリアに分かれていて、各エリアにいる強敵を倒すと次のエリアへのルートがひらけるという形。

 もちろんエリアによって生態系やボス敵も異なっていて、例えば湿地帯では凶悪なワニが“ヌシ”(Apex)として登場。そのほかバラクーダやアオザメ、マッコウクジラなどもヌシとして出てくるのだが、いずれも笑っちゃうぐらい凶悪にデフォルメされている。

他生物やサメハンターたちとの過酷なバトル!

 最初は小ザメとしてスタートするので、水中での基本操作に慣れてしまえば弱い獲物はバクバク食べられるが、そう簡単には行かないのが厳しい自然の掟。海中にはヌシ以外にもほかのサメやワニなどがおり、食うか食われるかのバトルに発展することもある。

最初は小ザメなので、捕食可能な相手も限られている。
ガッツリ成長し、シュモクザメをキャッチ。

 そしてGTA的で暴れすぎるとポリスや軍隊がやってくるように、ビーチなどで暴れまくっていると地元のサメハンターたちや海上警備隊がやってくるようにもなる。銃で撃たれまくるので、水面ジャンプしてからの回転アタックなどのスキルも使いこなして分散させて戦いたいところ。

 ちなみにここまでの説明でなんとなく察した人もいると思うが、あくまでシリアスなトーンではありつつもエクストリームでバカなことができるゲームなので、舞台は水中だけに留まらず、ビーチなどから上陸してビチビチ跳ねながら進んで人間を食うといったことも可能だ。

甲殻系サメや電撃サメへの変異も可能

 そうやってバトルを繰り返し、食べた獲物から栄養を集めてデカいサメに成長していくわけだが、水の中を探索していると変異因子を入手できることがある。

 これを使うとさまざまな能力を習得し、果ては硬い殻をまとったり、電撃能力を身につけるといった、通常のサメではありえない進化も可能になる。強力で凶悪な化け物ザメに変異し、サメ界の食物連鎖の頂点に君臨するピートに復讐する機会を狙うのだ。

硬い殻をまとった進化例。
電撃能力を習得すると発光しはじめる。