大手インディーパブリッシャーのDevolver Digitalが今夏にプレイステーション4とPCで日本向け配信を予定している、オンライン対戦ゲーム『Fall Guys』。先月末にボストンで行われたゲームイベント“PAX East”で本作の最新デモを遊んできたのでご紹介しよう。
『Fall Guys』を簡単に説明すると、“オンライン対戦ゲーム版『風雲!たけし城』”と言うのが手っ取り早いのだが、1980年代後半に放映された同番組を知らない人の方がもはや多いと思うので、“各ラウンド勝ち残り式でさまざまなアトラクションに挑むアクションゲーム”と言っておこう。
ゲームは4ラウンドで構成されており、60人のプレイヤーが参加。上位に残ったプレイヤーが次のラウンドへと残り、最終ラウンドでの1位を目指すという形だ(一種のバトルロイヤル系ゲームとも言える)。
操作はかなりシンプルにまとめられていて、移動とジャンプとダイブと“つかむ”アクションぐらい。かなり幅広い人が遊べるようになっている。
各ラウンドで遊ぶミニゲームのルールもシンプル。製品版ではさまざまな種目から決まるようだが、PAXでのデモのラウンド構成は以下のようになっていた。
- 第1ラウンド:門くぐりレース
- 複数のゲートを持つ門をくぐって先を目指す。上位が勝ち残り
- 門には板が張られており、通れるものと通れないものがランダムに混ざっている
- 思いっきりたけし城の“自由への壁”オマージュ(開発チームはイギリス系だが、海外放映されたもので知っているらしい)
- 第2ラウンド:しっぽ鬼
- スタート時はしっぽを持っているプレイヤーと持っていないプレイヤーがいる
- しっぽのないプレイヤーは、しっぽを持っているプレイヤーへの接触時につかむボタンを押すとしっぽを奪える
- 時間制限付きで、“しっぽ”を持ったままタイムアップを迎えたら勝ち残り
- 第3ラウンド:たまご運び競争
- 3チームで中央のエリアからたまごを自分のゴールに運ぶ。最低得点のチームが敗退
- 金の卵は5点。また他チームのゴールからたまごを盗んでもいい
- 最終ラウンド:障害物競走
- 斜面を駆け登って頂上の王冠にタッチしたプレイヤーが優勝
- 回転するトラップや落下してくる大玉などの障害に当たるとタイムロスする
というわけで、割と運任せな部分もあり、シビアに競技的に戦うというよりはミスも含めて気楽に笑って楽しむという感じ。配信などにも向いているんじゃないだろうか。